岐阜屋 東京・新宿





強く吹く季節風が街を凍えさせて、青空から注ぐ陽射しが建物を橙色に染めていた、まもなく節分の時季となって来た二月如月初日の日曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、今夜も穏やかに冷え込んでいた、そんな午後七時過ぎだった。

過日新宿西口思い出横丁に入って若月さんを訪れたものだが、こちらもまた同じ横丁のこだわり自家製麺を提供する中華店らしい。

ネットで追って見ると、先日の若月さんより先の青梅街道寄りで営業しているらしく、こちらもまた昭和の風情漂う人気老舗中華店のようだった。

そんなわけで、そんなこちらもまた新宿界隈の気になる一軒となって、仕事帰り立ち寄ることにした。

と言うことで、また新宿で途中下車して西口改札を抜け、都営地下鉄大江戸線新宿西口駅改札傍のユニクロがある建物のD1出口から外に出た。

そしてそこからそう遠くない、新宿西口思い出横丁の青梅街道寄りで営業する、こちらの店頭へやって来た。なるほど入口はビニールシートでそこから入るこちら。まさに思い出横丁らしい、素敵な風情に満ちていた。

中を覗くと入店を促されて、そのままその指示に乗って左手中ほどのカウンター席に腰掛けた。

背中の壁面に貼られたメニューを振り返りしばし眺めてから、ラーメンとチャーハンをお願いすることにした。店内はほとんどの席が埋まるほど盛況だった。

時折りビニールシート越しに中を覗いて店内の混み具合を確認する方々が居て、厨房の方も入店を促すもののグループ客の一人なのか入って来ることなく通路の先へ消えて行った。

55席あるカウンターは途中に大きな段差があり、奥を覗くとガード寄りにも出入口があるこちらで、そちらはちゃんとしたガラス扉サッシになっていた。

なおエアコンが無い店内らしく冬場は充分温かい店内だったが、夏場は涼しい出で立ちで訪れないと厳しいらしい。また人気メニューは、木耳玉子炒めがやたら素敵らしい。

例によって創業してどれほど経つのか、傍におられた経営関係者らしき方にお聞きして見ると、50年以上営業するこちらであることを教えてくれた。

少なくとも昭和40年以前からやっているところで、若月さん同様に昭和23年から始まっている情報もネットで見受けられたが定かでなかった。

程なくしてラーメンがやって来た。それではと行かせて貰えば、なるほど自家製らしい風情ある、やや太め平打ち麺に良い風合いがあるもの。

あっさりとした醤油清湯スープは、独特な魚介感を感じさせながらも、王道的な面持ちも有していてそれがなかなか良かった。少し遅れて来たチャーハンは、思いも寄らぬ大盛チャーハンだった。

恐るべし岐阜屋と思いつつも、添えられていた銀色のスプーンを手にしてこれまた口にして行けば、これがもうやめられない止まらない美味しさがたまらないもの。

パラパラ加減がかなりの絶妙なもので、ナルトや焼豚や玉子の配分が感動さえ感じられるほどと言えた。それだけに大盛ながらも、気がつけば完食だった。

時代はたゆまぬ変化を続けて来たが、思い出横丁で口にする何処かほのぼのとしたラーメンは、いつも変わらぬ味わいを約束事のように馳せて来たところなのだろう。

いや、かなりとんでもなく絶大に果てしなく、なんとも泣ける味わいがたまらなかった、そんな素敵なラーメンとボリュームも良かったチャーハンであった。

(左フォト) 店舗と周辺/ラーメン/チャーハン (2015.02.01)


 ラーメン餃子 岐阜屋@新宿西口思い出横丁

 住所:東京都新宿区西新宿1-2-1  TEL03-3342-6858  ※公式ページはこちら

 定休日:無休  営業時間:9:00~翌1:00 ※金土~翌2:00

 アクセス:JR新宿駅西口下車。都営地下鉄大江戸線新宿西口駅寄りD1出口から外に出て右手
       に歩き程ない右路地を入り間もない左手の思い出横丁の中に入り横丁内一番奥の少し
       手前右側にあり。



思い出横丁メインストリート青梅街道側入口傍にあり。

メインストリートの入口はビニールシートになっていた。

整然と並ぶメニューは、どれもが人気メニューのよう。

店内に大きな段差があるこちらだった。

線路寄りの入口はガラス扉になっていた。

大ガードが直ぐ傍にある思い出横丁。