どさん子 東京・中野南口





ここ数日雨が降っては翌日青空広がる晴天となって、また陽射しが爽やかに燦々と注いでいた、三月弥生上旬の啓蟄も近いと想わせる月曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、穏やかな夜風がたおやかにそよぐそんな午後七時過ぎだった。

今夜は何となく味噌ラーメンと言う気分になって、それならば少し前にネットで見つけた中野駅南口界隈で営業しているこちらを訪ねて見るかとなった。

墨田区八広で餃子飯店つたやとして1961年5月に創業した株式会社ホッコクが昭和42年6月から始めた札幌ラーメンどさん子運営で、そのおよそ10年後には1000店を突破して、その快進撃たるや凄まじいものが当時あったものだ。

そんな運営も一時期ほどでは無くなったが、現在でも概ね160店舗を越える店舗数で、そのファンは今でも数多く既存店に足繁く通い、そんな常連客の行き来が絶えることは無い。

なお会社分割が2012年10月2日に成されて、現在ではそのフランチャイズ運営は同社上場廃止後に100%出資により設立された株式会社どさん子が携わっている。ちなみに各地で営業しているどさん子ラーメン店の殆どは、直営店以外フランチャイズ契約による個人経営となっている。

そんなわけで今夜もまた中野南口に降り立ち、そこからそう遠くないその店頭へやって来た。ネットの地図を頼りにして到着して見れば、中野大勝軒と目と鼻の距離に位置するこちらであった。

さっそく入店して行くとそこそこの来店客に、店主とその奥様二人が厨房できりもみするフロアが広がっていた。中野大勝軒を意識したようなつけ麺も提供メニューに並んでいた。

味噌ラーメン以外には、正油ラーメンに塩ラーメンだけでなくカレーラーメンもあり、つけ麺は正油と味噌の2タイプが用意されていた。お得なセットメニューと銘を打って、ギョウザ5個と半チャーハンと半カレーがそれぞれ250円でセット提供していた。

勿論こちらも先述したように、やはりフランチャイズ契約店のようだ。イチ押しらしきデフォルトの味噌ラーメンでも、中野駅から比較的近い立地性ながら550円と廉価な価格設定のこちらだった。

中ほどの空いていたカウンター席に腰掛けさせて貰い、さてどうするかと言うフリをしながらも既に店頭の案内で決めていた味噌ラーメンとギョウザ5個セットをオーダーすることにした。

何気なく店内の奥を見ると、やけに大きな木彫りのアイヌ人形が一対カウンターテーブルの並びに置いてあった。後続客が続いて、にわかに活気づく店内。

ギャバンの四角いブラックペッパー缶にさえ、昭和の風情が感じとれるくらい雰囲気のあるこちらとなっていた。さりげなくどれくらい営業しているかお聞きして見れば、40年以上続くこちらだそうで、さすれば昭和48年前後から開業したところだろうか。程なく到着。

炒められたモヤシが多めに中央に置かれ、そこにワカメとコーンがトッピングされて、さらに挽き肉が隅にまとまって添えられて特徴あるビジュアルを持つ味噌ラーメンだった。

それではと行かせて貰えば、濃いめの味噌スープがインパクトある味わいでたまらないもの。そう言えば昨年直営店舗の八重洲店を再度訪れているが、やはり挽き肉がまとまって添えられていたものだ。

埼玉の浦和大牧店では華やかさがある味噌ラーメンに、目を奪われたことがあったが、こちらも負けていなかった。また千葉の 新検見川店では、風情の良さを感じたが、こちらも同様に良かった。

どさん子ラーメン全盛期のあの勢いある時代の出来事が、まるで走馬灯のように脳裏に浮かびそうになるほど素敵な風合いが実に良かった。

餃子も頬張れば、肉餡が口内でゆっくりと解けて行く、その持ち味がまた実に素敵だった。それだけに、気がつけば完食。

いや、おそるべしなほど素敵でたまらないそんな持ち味で、心を揺さぶるほど素晴らしく美味しかった札幌ラーメンどさん子中野南口店さんの味噌ラーメンとギョウザだった。

(左フォト) 店頭/味噌ラーメン/ギョウザ5個 (2015.03.02)


 札幌ラーメン どさん子 中野南口店

 住所:東京都中野区中野3-33-9 中野駅南口ビル102  ※本部公式サイトはこちら

 TEL03-3384-2548  定休日:月曜日  営業時間:11:00~22:00

 アクセス:JR中央線中野駅南口下車。ガードを潜る中野通り(都道420号)を、中野五差路・青梅
       街道方面へ200mほど進んで行った右側にあり。



中野南口から丸井の先を歩いて行った右手上歩道にあり。

開業してから40年以上続く、中野南口店さんだそう。

店頭のサンプルショーケース。

ギョウザ5個・半チャーハン・半カレーが250円セットで。

ラーメンのほとんどが500円から550円で愉しめる。

店舗奥には木彫りのアイヌ人形が飾られていた。