中華料理 天王 東京・高円寺





空が青いだけ冷え込みが増していた、そんな十二月師走上旬の週末土曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、さらに寒く感じた午後七時過ぎだった。

高円寺駅南口側周辺にこちらが営業していることを、昨日偶然ネットで知って気になるところとなった。

それほどに老舗中華店ではないものの何処か風情を感じさせるこちらで、何か何処かで気持ちが引っ掛かっていてさっそく仕事帰り立ち寄ることにした。

そんなわけで久しぶり高円寺で途中下車。南口に出るとやはり目の前にクリスマスイルミネーションがあり、煌びやかに夜の高円寺の街を彩っていた。

阿佐ヶ谷方面に歩いて横断歩道を渡った先の高円寺パル商店街に入りひたすら進んで行く。そしてアーケードが無くなると、商店街はルックとその名前を変えていた。

緩やかな昇り坂の左手へ湾曲した場所を過ぎてしばし進んだ頃、右側に質素でありながらも、何とも言えない存在感を示すこちらが佇んでいた。

そう言えば四年前にこの先の高円寺某店を訪れた際に見掛けて、後ろ髪を引かれる思いがしたことをそこに来て初めて思い出した。なるほど。

さっそく入店しようとすると先客がちょうど帰るところで、その方と入れ代わるようにして入って行った。右手に厨房があり、その前にこじんまりとしたカウンター席が伸びていた。

一見して中国人が経営する中華店ではないことが判る店内もまた質素なフロアで、むしろそれが郷愁を感じさせる大事な要素となって心を和ませてくれた。

入口からほどないカウンター席に促されてそこへ腰を下ろした。すると限定の煮干中華が好評でお奨めであることを教えてくれた。

生姜醤油ラーメンがウリのこちらのようだが、限定となる煮干中華はその生姜醤油ラーメンの進化形であることが案内に謳われており、それならばとそれをお願いすることにした。

その上で半チャーハンのようなメニューがないかお聞きして見ると、プラス230円でそれを提供しているとのことでそれも一緒にオーダー。

ルック商店街公式サイトによれば、昭和59年に開業したこちらのようだ。ツィッターは店の皆さんで更新しているものだそう。

11月下旬頃から始めた煮干中華らしい。ついその前には揚げネギラーメンが新メニューとして開発されたようでそちらも気になるところだ。程なく到着。

先に半チャーハンから行かせて貰えば、かなりこれがもうたまらない美味しさ。ふわっと来る風合いが、その本質的な格を押し上げていた。

そして煮干中華のドンブリを前にしてそれではと行かせて貰えばこれまたかなり素敵な風合い。その本格的な味わいは何処か荻窪丸長にも通じそうな風情がたまらないもの。

鶏ガラ・豚骨・豚ゲンコツ・香味野菜・鯖節・片口煮干・うるめ干などの食材を利用したこちらのスープらしく、なるほどな素晴らしい美味しさと言うしかなかった。

それだけに、気がつけば完食。つけめんは中野大勝軒系と言うことらしく、生姜醤油ラーメンは新潟長岡系だそうで、これは再訪必至となりそうだ。

いや、かなりとんでもなく絶大に素晴らしく、果てなく途轍もなく何処までも実に良かった。


(左フォト) 店頭と周辺/煮干中華/セット半チャーハン (2014.12.06)


 中華料理 天王 (テンノウ) 高円寺店

 住所:東京都杉並区高円寺南3-35-15  ※公式ツィッターはこちら

 TEL03-3316-8736  定休日:火曜日  営業時間:11:30~21:30

 アクセス:JR中央線高円寺駅南口下車。線路沿いを阿佐ヶ谷方面に歩いて横断歩道を渡った先の
       左手のアーケードのパル商店街を進んで行く。アーケードを抜けるとルック商店街となって
       更に直進。やや歩いて行った右側にあり。徒歩約7分。



高円寺パル商店街をひたすら歩いて行く。

ルック商店街に出て緩やかな昇り坂カーブの先。

先月下旬から始まった煮干中華が好評発売中だった。

つけめんは中野大勝軒系と言うことらしい。

高円寺駅南口のクリスマスイルミネーション。

最寄り駅は土日は快速が止まらないJR高円寺駅。