中華 珍満 東京・御徒町


駅前の吉池ビル裏手の路地を覗けばこちらが見える。

サンプルショーケースが、店舗の入口左手にあった。

冷たい雨の日は、大衆中華店も比較的空いている。





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厚く暗い雨雲から冷たい雨が降りしきり、北寄りの風が気温を落とさせていた、秋深しな十月神無月下旬の水曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、やむこともなく降り続いていたのか、とめどもなく雨が落ちていたそんな午後七時過ぎだった。

先日訪れたこちらだが、提供メニューの中にある焼きそばもまた人気メニューの一つであることを訪問時に知って気になっていた。

そこに某マイミク様からその焼きそばがお奨めであることをお聞きしたものだから、もう辛抱たまらんとなって日を置かない内にまた仕事帰り立ち寄ることにした。

そんなわけで、雨でアスファルトが濡れネオンが乱反射する中、御徒町駅界隈の路地裏にあるこちらの店頭へやって来た。

入口左手には大衆中華店らしいサンプルショーケースがあって、比較的そう古くは無い感じのリアリティのある提供メニューサンプルが幾つも並んでいた。

さっそく入店するとこの雨もあってか今夜は空いた席が散見され、手前寄りが落ち着けそうだったので一番手前の空いたカウンター席へ腰を下ろした。

焼きそばをまず注文して、さらにチャーハンにするか、はたまた餃子にするか直前まで悩んだが、焼きそばのボリュームが良さそうだったので餃子の方で落ち着いてそれもお願いした。

振り返ると後続客の方で、その方は焼きそば二つ持ち帰りのお客さんで、出来るまで入口前のテーブル席に座るようお店の方が促していた。

そして何気なく頭上を見上げると、昭和風焼きそばと案内する貼り紙があった。餃子がそう経たない内に到着。

例によって醤油ベースの餃子ダレを作って口に頬張れば、熱々の餃子でハフハフしながらそれを味わいながら愉しんだ。

そして焼きそばも、程なくやって来た。なるほどビジュアルからして実に旨そう。

それではと行かせて貰えば、なるほど焼きうどん程ではない絶妙な太さの麺で、なんともなソースの甘辛バランスが実に素晴らしく美味しかった。

豚肉やキクラゲが入って、モヤシ・ニラ・キャベツ・人参などの野菜が多めに入っていた。麺は比較的太めで柔らかめながらコシが良く、それだけに気がつけば完食だった。

いや、かなりとんでもなく絶大に果てなく途轍もなく良かった。

(左フォト) 昭和風焼きそば/餃子 (2014.10.22)


 中華 珍満 (チンマン)

 住所:東京都台東区上野3-28-10  TEL03-3831-8801

 定休日:年中無休  営業時間:11:30~22:30LO

 アクセス:JR山手線御徒町駅北口下車。春日通りを中央通り側に向かい、駅前の吉池ビル裏手の
       左路地を入り程ない右側にあり。


早朝の冷え込みも気温が10度近くとなって、青空に浮かぶ雲も高くなって来た十月神無月も後半の週末土曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、秋めく夜空が広がるそんな午後七時過ぎだった。

JR御徒町駅北口前にある吉池ビルが少し前から新しくなって、ユニクロがテナントで入り煌びやかな流れるインフォサインが周辺を一変させている。

そんなビルの裏手で営業している中華店がこちらで、ここ最近路地の先に見える機会が多くなって今夜こそとその店頭へやって来た。

最初に出迎えてくれたのは、「手のし餃子 湯麺 珍満」と記されていた入口の電光看板だった。

ふと見ると比較的若いお母さんと小学校低学年のお子さんが二人で入店を待たされていて、その後ろに着いて待つところとなった。

ガラス張りのこちらだけに、満員御礼の店内が面白いほど奥まで良く見えた。

そう言えば何年も前に一度入店しようとしたことがあったが、その時は何人も並んでいてまた今度にしようとなって列から離れたことを並んでいる最中に思い出した。

昭和25年に創業したこちらのようだ。そう経たないうちに前の親子が入店を促されて、ものの数分の内に私も一番奥のテーブル席へ促された。

腰掛けてからメニューを見て、電光看板に習ったわけではなかったが、タンメンと餃子をオーダーすることにした。

せわしなく入退店が続く人気店のこちらで、しばらくすると後続客の二人連れの方が相席で私の前に座られた。

その目の前の二人の姿が狭そうだったので、お店の方にカウンター席に移ってもいいことを言うと、それではこちらにどうぞとカウンターの空いた席を促してくれた。

その案内された席は搬出用スペースのすぐ脇で、先客がオーダーした美味しそうな料理が幾つも目の前を通り過ぎて行った。

今年の4月5日に放映された出没!アド街ック天国上野御徒町編では、昔ながらの大衆中華店として第16位にランクインしたこちらのようだ。

店頭の看板が全て赤なら窓枠も赤で統一されていて、見上げたメニューボードまで赤色となっていた。さりげなく創業年をお聞きして見ると1952年とのこと。

アド街でも1950年の昭和25年創業と紹介されたようだが、この二年の差はなんだろうかと等と思っている内にタンメンがまず到着して、そうしない内に餃子もやって来た。

それではと行かせて貰えば、これがもうまさしく昭和30年代の野菜でやや白濁したタンメンで実にたまらないもの。麺は中太やや細のストレートでこれがまた素晴らしかった。

餃子がまた、かなりとんでもない美味しさ。大衆中華店の中で、ここまで素敵な餃子はちょっとないと言えるほど。

きつね色にカリッとした焼き上がった面と対照的に、その反対側はモチモチとした柔らかな面持ち。

それは見るだけで食欲をそそらせるものと言えて、口にしても何一つ期待を裏切らない味わいが電光石火の如く直ぐ感動へと導いてくれた。

タンメンも餃子も絶大に素敵で、これぞタンギョウのきわみ。それだけに、気がつけば完食だった。いや、とんでもなく絶大に果てなく、途轍もなく無茶苦茶壮大に良かった。

(左フォト) 店頭/タンメン/餃子 (2014.10.18)


JR御徒町駅北口に出たらこの奥の左路地を目指す。

最初に出迎えてくれるのは入口の電光看板。

全てが赤色で統一される店頭と店内だった。