煮干中華そば 禅 東京・阿佐ヶ谷 ※閉店





青い表層が白い水蒸気を吸い上げて、何処か春らしいパステルブルーの空が広がっていた、うららかな陽射し注ぐ四月卯月下旬の金曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、また穏やかに春の香りが夜風に漂っていた、そんな過ごし易い午後七時過ぎだった。

2012年11月13日にオープンした煮干しがウリのこちらが営業しているとして、しばらく前から気がついていて今夜こそとなって仕事帰り立ち寄ることにした。

そんなわけでまた阿佐ヶ谷駅で途中下車して、今回は北口に出てその店頭へやって来た。隣りには阿佐ヶ谷丸長が今夜も営業していた。

そしてこちらが営業する場所は、以前カネジン食品から麺を取り寄せていた麺爽かしげが在った場所だったが、残念ながら閉店してしまったようだ。

さっそく入店すると、左手に券売機がありその前に立つ。店先では濃厚煮干つけ麺が当店人気No.1と案内されていた。

それも気になったが、ラーメン気分に傾倒していた今夜だったので、期間限定と記されていた今だけらしい、春を感じる塩ラーメンを!と冠されていた塩煮干し中華そばを選ぶことにした。

そしてごはんものサイドメニューが豊富にラインナップされていたこともあって、そんな中からTKGとも表されていたたまごかけごはんのボタンを連打した。

チケットを取り出して振り返ると、奥まで続くカウンターに先客が二人おられて、空いていた手前道路側のカウンター席が落ち着けそうだったのでそこに腰掛けながらチケットをお店の方に手渡した。

TKGは塩昆布か明太子の具がどちらか選べるそうで、塩昆布が駄菓子屋のお菓子のようなイメージがあったこともあって、消去法で明太子をお願いすることにした。

入店して直ぐ気がつくほど店内は、煮干しの香りが垂れ込めていた。煮干しブームはこうした駅前のラーメン店で、ウリにするほど市民権を得ているのだろう。

また髪止めがカゴに入っていたコーナーには、ありがちなラーメン本やアブラとり紙だけでなく、なんとファブリーズトップシミとりなどの小技を効かしたものまで用意されていて、かなり素晴らしい対応のこちらと言えた。程なく到着。

崩して口にするのが惜しくなるほど、なかなか見映えのするラーメンがやって来た。チャーシューの上に桜花の塩浸けが2つ横たわっており、まさしく春を満喫する煮干し中華そばとなっていた。

それではと行かせて貰えば、煮干しの立ち上がり感が、かなり素敵でたまらないもの。麺はネットによると三河屋製麺らしいが、この麺がまた実に良かった。

桜花の塩浸けばかりか白髪ねぎに小粋な焼き麸も入っていて、チンゲン菜らしき青菜は結び目が作られていて遊び心満載のそんな塩煮干し中華そばだった。

茶色い殻の卵を容器に割り入れて、ご飯の真ん中に箸で穴を開けてそこへ投入。一緒に付いて来た醤油を手に取ると、こんぶエキスやかつおエキスが入ったJA全農たまご株式会社玉子かけご飯しょうゆで濃くならない程度にそこへ垂らした。

少し掻き混ぜた後で明太子をその上に置いて、さらに軽く掻き混ぜてから口にすれば、新鮮な卵のトロミが縦横無尽に愉しめてこれまた美味しいTKGだった。

気がつけば完食。いや、なかなか実にさりげなくも切ないほどに繊細なこだわりを感じることが出来たとても素晴らしい期間限定塩煮干し中華そばとたまごかけごはんだった。

(左フォト) 期間限定塩煮干し中華そば/TKG/店頭と周辺 (2014.04.25)


 煮干中華そば 禅 - ZEN -

 住所:東京都杉並区阿佐谷北2-1-1   TEL 非公開

 定休日:日曜日  営業時間:平日11:30〜15:30/17:30〜翌4:00 ※土曜・祝日〜翌2:00

 アクセス:JR中央線阿佐ヶ谷駅北口下車。ガード沿いを左手に進んで行き、スターロードに入って
       まもない右側にあり。

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最寄り駅はJR中央線阿佐ヶ谷駅で北口に出る。

北口駅前ロータリー手前を左手に歩いて行く。

2012年11月13日にオープンした煮干しがウリのこちら。

ファブリーズやトップシミとりまで用意されていた。

券売機のボタンは判り易く整理されていた。

たまごかけごはんも美味しかった。