食事処 芳野屋 東京・浅草





今日もまた元祖東京醤油ラーメンの来々軒がその昔営業していた浅草へやって来た。実は今回一番訪れて見たかったのがこちらで、先週は雨ふりもあってか営業していなかった。

今日も千束五差路前某店へ入店する前に、一度店頭へ立ったが営業しておらず今日も駄目かと諦めていた。

ともあれ帰りの通り道として店頭へまた来て見ると、なんとこれが先ほどは降りていたシャッターが開いて営業していたこちらであった。

浅草寺の先に見えるは東京スカイツリーで、外は変わらない曇り空。やはりまだ涼しいものの昨夜はかき氷シロップを仕込んだのか、女将さんが店頭にかき氷削り機をセットしている最中だった。

挨拶して店内に入り壁にあったメニューを眺めると、おでんや焼き魚定食にカツ丼にカレーライスと多彩なラインナップとなっていた。

外の準備が落ち着いたのか戻って来られたので、チャーシューメンやタンメンも気になったが、連食だけにそこは自重して中華そばをお願いした。

浅草花やしき浅草寺寄りの浅草門である東ゲート前に位置するこちらで、時折りその遊園地から叫び声が聞こえて来てそれはほのぼのとした店内であった。

ちなみに浅草花やしきとは嘉永6年に千駄木の植木商により開業した植物園・花屋敷に由来する昭和22年にオープンした遊園地で、日本現存最古のローラーコースターは是非ともお奨めだ。

例によって世間話しを投げ掛ける。仙台の方の作並温泉に疎開して終戦を迎え、焼け野原の浅草に戻って昭和23年に開業したこちらなのだそう。程なく到着。

到着した中華そばを見るなり私は驚いた。かなりのオーラを感じたからで、これは実に美味そうだった。そもそもどうすればこんな色合いになるのだろうか。

それではと行かせて貰えば、超越した美味しさの中華そば。以前は豚骨もここに入れたそうだが、かなり重労働なので取り扱いがし易い鶏ガラだけを現在利用しているのだそう。

野菜らしき多重層的な優しい旨みと甘みが実に秀逸な方向性を造作しており、それにしてもこれはとんでもない素晴らしい美味しさ。

中太平打ちの風合いもよろしく、チャーシューにメンマがまたかなり素晴らしく、それだけに気がつけば完食。それにしても店舗の外観にフロアの内装も、実に昭和の風情に包まれるこちらだ。

ネットによれば、かき氷に定評があるよう。それならばやや涼しいところだが、中華そばで暖まったこともあって氷いちごを追加オーダー。

氷を削る機械は以前は手動だったそうだが今は電動のタイプだそう。シロップは全て自家製らしく、保存料など添加剤の入らないものだそう。程なく到着。

シロップが少ないのでなく自家製だけに色が薄いのだそう。シロップをさらに掛ける要望がたまにあるそうだが充分に掛かっているらしい。

それではと氷いちごを行かせて貰えば、これがなるほどな美味しいかき氷。自然な甘味がたまらないもので、市販のシロップとは全然違う美味しさだった。

そう暑くない時に口にしたかき氷で、これほど魅了されたことは今までそう無かった。いや、果てしなくとんでもない美味しさのそんな中華そばと氷いちごだった。

(左フォト) 中華そば/無添加シロップ氷いちご/スカイツリーも見える店頭外観 (2012.06.25)


 食事処 芳野屋 (よしのや)

 住所:東京都台東区浅草2-29-3  TEL03-3841-5173

 定休日:不定休(平日雨天の日等)  営業時間:12:00〜17:00

 アクセス:浅草駅下車。伝法院裏手の浅草花やしきの浅草寺寄りの東ゲート前の道路を隔てた
       場所にあり。



  2012.06.25 昭和の雰囲気が残る、かき氷も美味しいこちらだ。   2012.06.25 浅草寺五重塔と東京スカイツリー。



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