らぁ麺 やまぐち 東京・西早稲田





昨日首都圏の交通に大きく影響を与えた大雪も、夜半には止んだらしく青空からは朝の陽射しが燦々と注いで、そして爆弾低気圧の置き土産となった雪が街を白銀に染めていた。

乗車した路線バスはチェーンを履いて大きな車体を揺らしながら進み、バス通り周辺の人々は予測せぬ雪かきに精を出しているのが見えたそんな一月睦月半ばの休日火曜日だった。

時に早稲田地区のラーメン激戦区内に、また1軒のラーメン店が開業したようだ。残雪で足元がおぼつかない中その店主のプロフィールの内容に思わず出掛けることにした本日であった。

立川のラーメンスクエアで開催されるラーメントライアウトの第二回大会で準優勝した店主で、2007年10月そのコネクションからラーメンスクエア内に「麺屋にゃみ」をオープンさせた。

丸一年営業して2008年9月そこを卒業後、翌月に「麺創研かなで」を府中市内に開業。2010年7月にはその直ぐ目の前に、「麺創研かなで紅」なる支店をオープンさせた。

一昨年の大震災ではその影響を受けて本店だけ一時休業に追い込まれたが、その5月に紅を移転させた形にして空いた元紅店舗を「麺創研かなで改」としてオープンさせる変則技に当時話題をさらった。

そして今日に至る山口店主が、なんと年明けの1月8日にこちらをオープンさせたらしく、気になるところとなってその店頭へやって来た次第だった。

さっそく入店すると、右手に一般的な仕様の券売機が鎮座していた。メインとなるラーメンは、追い鰹中華そばと鶏そばの2本に絞った潔いもの。少し悩んでから鶏そばで行こうと決めて、それと共に正月屋@郡山直伝と記されていた、数量限定の地鶏とろ丼のボタンを連打。

サイドメニューには、地鶏とろ丼の他にも豚丼なるメニューがあり、それぞれにそれをセットにしたボタンも用意されていた。今回オーダーしなかった追い鰹中華そばは、丸鶏のスープをベースにして利尻昆布や宗田鰹などのだしを併せ追い鰹で仕上げたものらしい。

その案内の表現から考えれば、豚骨も使っているところだろうか。先客は数人だったが、私が入店した後に後続客が続いて、瞬く間に活況を呈する店内となった。

普通に考えれば「麺創研かなで」のネクストブランドと思ってしまうこちらだが、どうもそうではないそんな「らぁ麺やまぐち」となるらしい。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、それは途轍もない美味しさ。豊後鶏のガラや丸鶏を惜しみ無く使用したものらしく、こちらは純粋に混じり気のない鶏オンリーのらーめんだそう。

つまり和だしを利かせてないと言う意味合いなのか、お正月の雑煮を連想させがちな鶏オンリーのらーめんを見事に昇華させていた。おそるべし山口店主。

麺は自家製麺の知識を元に作り上げたレシピによる、京都老舗製麺所麺屋棣鄂(ていがく)のいわゆる特注麺らしく、何ともこれがまた実に素晴らしかった。

醤油ダレは島根奥出雲仁多の森田醤油で精製された、三年熟成再仕込み生揚げ醤油と丸大豆生揚げ醤油を、独自ブレンドの上に火入れしたものだそう。

生揚げ(きあげ)醤油とは、いわゆる生醤油(きじょうゆ)かと思ったら違っていて、熟成させた諸味を搾ったものを生揚げ醤油、ろ過したものを生醤油(なましょうゆ)、火入れしても塩以外添加していない純粋なものを生醤油(きじょうゆ)なのだそう。

鶏チャーシューは食感からしてササミ肉で、それを特製の調味液に浸け込んで葛仕立てにしてしっとりと仕上げたものらしく感動的な食感が泣けた。味玉も実にさり気なく良かった。

地鶏とろ丼も淡泊な味わいで、料亭で出て来た料理のように美味しかった。気がつけば完食。その後ここまで来たのであればと、新宿に出て窯焼きスフレパンケーキをまた堪能した。

いや、果てしなくかなりとても実に素敵で良かった、そんな淡麗系の美味し味玉入り鶏そばと数量限定の地鶏とろ丼だった。

(左フォト) 味玉入り鶏そば/地鶏とろ丼/店頭外観 (2013.01.15)


 らぁ麺 やまぐち  ※データ情報更新(2013.09.14)

 住所:東京都新宿区西早稲田2-11-13  TEL03-3204-5120  ※公式店主ブログはこちら

 定休日:月曜日  営業時間:11:30〜15:00/17:30〜21:00◆日祝11:30〜17:00

 アクセス:東京メトロ副都心線西早稲田駅出入口2下車。出口前の明治通りを左手へ進んで行き、
       馬場口交差点を右折して早稲田通りをおよそ300mほど歩いた右側にあり。



訪問当日は大雪の翌日で、周辺の風景は白銀の世界。

さり気なく第二回ラーメントライアウト準優勝の表彰楯。

東京メトロ副都心線西早稲田駅から歩くと近いこちら。