渋谷神泉 轍 東京・神泉 ※閉店

晴天の平日の遅い午前中でも地元の路線バスが踏切の手前で渋滞して来ると、毎年いつも本格的な夏がやって来た事を実感する。そしてエアコンディショナーが効いたバスから降りると、綿菓子のように膨らんだ白雲が青い空と南風の隙間を浮遊していて、陽射しが真夏色に翻っていた7月も後半となって来た休日の金曜日であった。

本日は休日ながら諸般の都合で勤務地の渋谷へ所用があって出掛け、それならばとまた渋谷界隈の人気店として気になっていた普段仕事帰りに行けないこちらへ出掛ける事にした。そんなわけでまた先日のように、渋谷駅から京王線電車にひと駅だけ乗って神泉駅で下車。実はこの前下車した際に、踏み切り傍にあったこちらの存在に気がついて余計に気になっていた次第だった。



先日とは反対側の出口から出て、すぐ目の前の店頭に立った。5年前の11月に渋谷区神泉町2-9で開業して、2年前9月に現在の神泉駅踏み切り傍に移転したらしい。

専業主婦だった店主が手掛ける魚介と鶏主体の無化調による和風つけ麺がウリのお店だそう。単なる無化調だけでなく、国内産食材だけを使用して健康にも配慮した提供を心掛けているそう。

さて店内へ入って行くと、そこそこに盛況な店内が広がっていた。券売機があったのでそこは初入店だけに、手堅く醤油つけ麺かなとそのボタンに手を伸ばせば、限定らしい「茄子と岩中豚のスタミナつけめん」の文字が目に止まった。

こだわり高そうな魚介食材の店内臭が漂い、やはりそこは魚介風味のつけ麺と思いつつも限定は今だけ。悩みに悩んで「今だけ」の三文字が勝って、初入店で限定も悪くないかと限定メニューのそのボタンを押した。

麺量並盛300gとあり、量的にも申し分なさそう。促されたカウンタ席に、チケットを手渡しながら腰掛けた。頻繁に電車が通過する音が聴こえる店内。とは言えトンネルから出て直ぐ半地下の駅へ進入して行く所為か、大した音もせず比較的静寂さが保たれていた。程なく到着。

これが何ともファンタスティックなヴィジュアルで、つけ汁はミルクでも入っているように白く、太麺の上にはクリスマスリースでも見るかのように刻まれた水菜が置かれていた。

そしてその上に手頃な大きさにカットされた茄子にペースト状の岩手県最高級銘柄豚の岩中豚を白味噌で炒めた合えものが中央に乗せられていた。

白い汁は軍鶏をベースした出汁に、豆乳を投入したものだそう。麺と具材を馴染ませてからどうぞとの事で、油そばでそうするようによく掻き混ぜてから行かせて貰えば、これが実に美味いもので太麺に至るまでその総合力に感嘆するしかなかった。

気が付けば麺が消え、スープ割りに至るまで大変に良かった。いや、美味し茄子と岩中豚のスタミナつけめんだった。


(左フォト) 限定・茄子と岩中豚のスタミナつけめん(麺・汁) (2010.07.16)


 渋谷神泉 轍 (わだち)

 住所:東京都渋谷区丸山町16-8カスヤビル1F TEL03-3461-2088

 定休日:日曜・祝日  営業時間:11:30〜15:00/17:30〜23:00 ※土曜は午前の部のみ

 アクセス:京王井の頭線神泉駅北口下車。階段を降りてすぐ踏み切りの前にあり。

  

  2010.07.16 キーワードは、 「安全で美味しい味」。   2010.07.16 京王井の頭線神泉駅横踏切前の無化調店。



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