麺巧 潮 本店 東京・淡路町







空へ駆け上がれそうなほど夏らしい白い雲が青空に広がって、大海原に続く大気が暑い砂浜から風を送っているように感じられるくらい灼熱の陽射しが街角を焦がしていた七月半ばの休日火曜日だった。

こちらもまた以前から気になっていたラーメン店の一つで、秋葉原が勤務先となって是非とも訪れて見るかとなった。

しかしながら閉店時間が午後七時と早いこちらで、それならばと休日を利用して出掛けることにした。

そんなわけでまた東洋整体さんに立ち寄った後、正午近い時間に淡路町交差点から程近い場所にあるその店頭へやって来た。

周辺の人気行列店となっているようで、入口に立つと四人が並んでおりその後ろに着いた。

黒板式のA型看板には本日の日付と限定などのメニューや、今日も良いダシが取れたことが案内されていた。意外とありそうでない案内と言えそうだ。

仙台で飲食店を5軒展開して来た店主が、今回初めて臨むラーメン店らしく、2012年9月12日から営業しているらしい。

そのメインとなるウリのラーメンは、白の鶏白湯そばと黒のにほんいち醤油そばの二本柱となるようだ。

店頭にはその他に19日までの限定で、大ぶりのあさりが惜し気もなくたっぷり入ったビジュアルが紹介されていた、あさりの冷製潮そばなる提供メニューもあった。

ふと見るとかなりテレビに露出しているこちらのようで、入口手前の左手製麺室のガラス窓にグルメリポーターと言える芸能人のフォトが随分とあった。

行列店と言っても周辺のサラリーマンやOLがランチタイムに気軽に利用出来る程度のもので、そう待たない内に促された椅子に座ることが出来た。

券売機の無いフロアで、促された席は壁側のカウンター席だった。あらかじめオーダーは決めていたので、直ぐ来られた方に鶏白湯そばをお願いした。

すると大盛が無料サービスだそうで、この際だからとなってそれでお願いした。

傍にはコックをひねると冷水が出て来る比較的大きいウォータージャグがあり、それでコップに冷水を注いでラーメンの到着を待った。

何気なく見上げるとそこには「昔化学調味料なんて魔法はなかった子供の頃、お母さんの作るご飯おいしかった」と言う文章で始まる無化調を宣言するようなインフォメーションが掲げられていた。

後続客が続いて、それにしても盛況な店内のこちらだった。時折り常連さんが顔を見せる度に、店主らしき方が挨拶をしていた。

なおオーダーしなかった黒の方は、岡直三郎商店のにほんいち醤油に北海道真折産の昆布を使用した魚介薫る力強い醤油の旨味が特長のものだそう。

店主に話しかけると、ある程度だけお話しを聞くことが出来た。将来このブランドでの展開を見据えて、袖看板に本店の文字を入れたのだそう。程なく到着。

その店主が傍には無かった、あらびきブラックペッパーを手元に置いてくれた。箸入れから箸を取ると、紙製の箸入れに箸が入っておりそこには店名と共に感謝の文字が刻まれていた。

肉巻きアスパラとポーチドエッグと呼んでいたボイルされたエッグに、ブロッコリーとパセリとフライドオニオンも添えてカラフルなビジュアルだった。

それではと行かせて貰えば、なかなかの味わいが実にかなりたまらないもの。麺は入口上にも記されていたように自家製麺だそう。

今までの鶏白湯のくくりにするのはあまりにも惜しいほど素晴らしい味わいに、そのビジュアルもあって鶏金湯と書いてトリキンタンと命名したくなるほど良かった。

炊き出しの時間と火加減にもこだわり鶏の旨味を凝縮させ、独自の手法と素材を使ったカエシを合わせ深みのあるコクが生み出した風合いは圧巻もの。

鳥取県産の肉付き大山鶏のガラで炊いたものに、玉ねぎやジャガイモなどの野菜も溶け込ませているスープだそう。

塩ダレは数種類のスパイスを合わせて、そこに生クリームも分離しないよう湯煎して加えた洋風鶏白湯と言うことらしい。

縦に振られている乾燥食材はハーブをすり潰したものだろうか、見栄えだけで終わっていないこだわりが十二分に理解できるものだった。

アスパラのロースト加減にも手を抜いておらず、それにしても麺がまた素敵な持ち味の細麺と言えた。

肉巻きアスパラもやはり美味しく、まさしく気がつけば完食だった。いや、かなりとんでもなく絶大に壮大に果てしなく、もう何処までも半端なくとっても良かった。

(左フォト) 店頭遠景/鶏白湯そば無料大盛/案内/メニュー (2014.07.15)


 麺巧 潮 - ushio - 本店

 住所:東京都千代田区神田淡路町2-4-4 アール神田淡路町B1階

 TEL03-6206-9322  定休日:日曜日  営業時間:11:00〜19:00

 アクセス:東京メトロ丸の内線淡路町駅下車。淡路町交差点から外堀通りを湯島方面に100mほど
       進んだ右手のビルの1階にあり。



淡路町交差点から昌平橋寄りにある鶏白湯の人気店。

今日も良いダシが取れたことを案内するA型看板。

網目状のスチールによる店名看板に自家製麺の文字。

店舗入口の製麺室ガラスにたくさんの案内が。。。

箸入れには「感謝」の二文字がさりげなくあった。

比較的大きいウォータージャグが据えられていた。