中華料理 砺波 東京・谷中





本日は大使館と言う名の中華店目当てに、久しぶり谷中へやって来た。今回訪問のきっかけとなったのは谷中春木屋さんの閉店だった。

そう遠くない千駄木某所にも立ち寄る予定だが、そちらは午後0時15分から営業でまだ時間があった。

閉店した春木屋さんが訪れたお店の直ぐ近くだったので、その店頭に立つと看板が掛けられたままで暖簾さえ掛ければ直ぐ営業が始まりそうなそんな店先だった。

さてそれならば予定通りもう一軒でラーメンするかとなって、こちらへ向かって歩いた。すると道路の向こうからコミュニティバスが来てすれ違った。

通りに出ると直ぐこちらで、通りに面した中華店だけに何度か見掛けていて気になっていた。さっそく入店すると、まだ正午になっていないのもあって先客のいないフロアだった。

するとお店の方が何やら天井を見上げており、何かと思えばエアコンの吹き出し口に手を当てて直ったと言って安心した顔を見せていた。

不調だったそうでもう大丈夫だそう。以前より涼しいとは言え、エアコンが不要と言うほどでは無いだけにそれは良かった。

冷気は水平に出るのでそのエアコンの下のテーブル席ならば、冷気が一番当たらない場所となるのでそこへ腰を下ろした。

軽くメニューリストを見てから、そこは二杯目だけにラーメンのみをお願いすることにした。

開業して50年になるこちらだそう。すると昭和30年代の後半に創業したところだろう。まもなく後続客が何人か続いて、俄かに活気づく店内となった。

店名の砺波と言うと富山の町の名前で、自分の母親が高岡が出身なのでと注釈を付けてお聞きすると、やはり生まれ故郷がそちらだそう。

しかも合掌造りで有名な五箇山のご出身であることを教えてくれた。

先月は富士山が世界遺産に選ばれて話題となったが、五箇山と言えば白川郷と共に1995年12月に合掌造り集落として既に世界遺産となっている。

何気なくメニューリストをもう一度見ると、透明の下敷きに入れられており、そこには一緒にカエルの切り絵が入っていた。

お隣りのテーブル席のメニューリストにはまた違う切り絵が添えられていて、店主かその奥様どちらかの手によるものだろうか。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、どことなく先述した谷中春木屋にも似た風情豊かな中華そば。よき昭和の香りが漂う素敵な味わいが良かった。気がつけば完食。

精算を済ませて予定通りこの後で千駄木の結構人ミルクホールを訪れ、ガトーショコラを堪能しつつお客さんが居ない時だけマスターとラーメン談義に花が咲いたりもした。

それにしても都心の下町で味わう、老舗中華そばには何とも粋さを感じてしまう。

こうした良き時代の中華そばにも、世界遺産のような何かしらの称号を与えて欲しいものだ。いや、こちらもまた、かなり実に素敵で良かった。

(左フォト) ラーメン/同拡大画像/店舗遠景 (2013.07.16)


 中華料理 砺波 (トナミ)

 住所:東京都台東区谷中2-18-6  TEL03-3821-7768

 定休日:水曜日  営業時間:11:00〜15:00/17:00〜20:30

 アクセス:東京メトロ千代田線千駄木駅出口1下車。出口前の交差点の横断歩道を渡って柳通り側
       の三崎坂方面へ100mほど進んだ右側にあり。

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すぐ傍には菊見せんべえ総本店が営業していた。

コミュニティバスが行き過ぎる界隈。

店頭にはサンプルショーケースがあった。

創業50年におよぶ谷中の老舗中華店だ。

メニューリストに切り絵が添えられていた。

団子坂下交差点。