ラーメン 富白 東京・御徒町





穏やかな陽射しが青空に広がる水蒸気を通して、淡くなりながらも夏らしい気温と湿度の中で揺らいでいた七月文月下旬の休日木曜日だった。

秋葉原が勤務先となってこちらもまたオープン当初から気になっていたラーメン店の一つだけに今回出掛けて見るかとなった。

するとオープンまもない頃は夜営業もしていたようだが、ネットによればその後昼営業のみとなってしまったようだ。

夜営業が再開したのかよく判らなかったこともあり、それならばと休日を利用して訪ねることにした。台東区台東で2012年1月11日にオープンした、鶏塩拉麺と鶏塩タンメンがウリのこちらのようだ。

そんなわけでまた秋葉原で整体して頂いた後、そこから電車に乗ることなく昭和通りをいい散歩とばかりに歩いてその店頭へやって来た。

直ぐ傍に郵便局があったので気がついたが、確か以前から外食店が営業していた場所のところだった。大変質素な外観のこちらで、むしろそれが好感となるほどだった。

さっそく入店するとカウンターの前に券売機があり、そこで予定通り鶏ぶた塩タンメンを選んで、トッピングとして半熟味玉子のボタンも連打した。

ちなみに鶏塩拉麺は清湯スープの細麺で並盛140g・大盛200gの麺量、それに対して鶏塩タンメンは白湯スープの太麺で並盛150g・大盛220gの麺量であることが券売機に案内されていた。

またそれぞれのつけ麺バージョンに、辛つけタンメンなる夏季限定もラインナップしていたが、スープ割りやあつもりは出来ないそう。

振り返るとまだ正午になったばかりのランチタイムの早い時間ながらカウンター席は空席が無く、しばしそちらが空くのを右端のテーブル席付近で待つことになった。

程なくすると直ぐ傍におられた先客が帰って行かれ、そこにチケットを手渡しながら腰を下ろした。後続客が続いて、数人の先客がさらに帰っても満員が続くフロアだった。

その横の壁面には、浅草開化楼特製麺と刻まれた銘板が掛けられていて、そう言えばそうだったかとなった。周囲には幾つかの意味ありげなフォトがあり、さらに洗面所に通じる場所に招き猫と招福と記された大きい暖簾が吊されてあった。

カウンターにはレンゲや箸と共にブラックペッパーミルとソルトミルが、それぞれ手軽に利用できるよう置かれてあった。またオーダーした順番と提供する順番が、麺の茹で時間の関係により、あらかじめ変わることが告知されていた。

そう言えば冷水は?と周囲を探すと、フロア左手に冷水器が設けられていて、そこまで行って冷水を汲んで元の席へ戻った。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、しみじみと来る優しい味わいが実にたまらないもの。高原のそよ風に揺れるゆりかごに身を任せるような心地の良い美味しさと言えば良いのか。

モミジ由来の瀞み加減がとても自然な風合いで、浅草開化楼の麺もいつもより色をだしながらナチュラルなテイストに感じられるもの。

白い鶏スープのタンメンとは言え、今流行りの鶏白湯スープでも、最近多くなって来た今風のタンメンでもないように思えた。どちらかと言えば昔から都内に連綿と続いて来た東京タンメンを、ブラッシュアップしたようなスタイルに見て取れるものだった。

多めの野菜に半熟味玉子もなかなか美味しく、気がつけば完食。スープ切れで現在も夜の部が出来ない時があるようだ。ツィッターを見れば判るらしい。

いや、かなり絶大にとんでもなく、絶妙で瑞々しく美味しい、そんな素晴らしく素敵な鶏ぶた塩タンメンだった。

(左フォト) 店舗遠景/鶏ぶた塩タンメン+半熟味玉子/店内の暖簾 (2014.07.24)


 ラーメン 富白 (トミシロ)

 住所:東京都台東区台東3-14-10  TEL03-6677-3156  ※公式ツィッターはこちら

 定休日:日・祝祭日  営業時間:11:30〜15:00/18:00〜20:00 ※スープ切れで夜営業休みあり。

 アクセス:JR 山手線御徒町駅南口下車。昭和通りに出たら横断してから右手へ進んで行き、
       御徒町小町食堂奥の左路地を入って行き郵便局手前の左側にあり。

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2012年1月11日にオープンした、人気の鶏ラーメン店。

直ぐ傍にはブラックペッパーミルとソルトミル。

昭和通りからこの道路を入って行けば郵便局手前にあり。