タンタン 東京・八王子





青空に掛かる霞んだ雲が何処か秋めいていて、柔らかい陽射しに十月も下旬に近づいて来た事を実感出来た、久々仕事の関係で月曜日が休日となった本日だった。

立川が勤務先になった事をきっかけに、八王子系のラーメンを食べ歩いているここ最近で、昼過ぎからの立川市内の所用の前にまた八王子駅に降り立った。

先日訪問したみんみんラーメン店主のお母さんが営業する、そんなこちらと知り出掛ける事にした本日だった。

その創業は昭和55年だそう。以前初富士さんが営業していた町だけに、八王子ラーメン発祥の町にあるこちらだ。

そんなわけで今日もまた八王子までやって来た。先日は北口から路線バスに乗って市内の郊外だったが、今日は八王子駅改札口を左側に出て反対側の南口の方へ降り立った。

現在南口側は駅前再開発工事が急ピッチに進んでおり、駅ビルはほぼ完成していてテナント店舗の店名ロゴも殆ど既に設けられていた。来月中旬に向けて細かい施工の工事が進んでいる模様だった。

そんな駅前を足元に注意しながら抜けて、左斜めに延びる道路を進んで行く。途中幅の狭い川の橋を渡って、ローソンがある角を左折して、駅から5分程あるいた場所にこちらが在った。

土曜・日曜・祝日が休みで平日の三時間半だけ営業しているお店で、都心へ通勤するサラリーマンの方にとっては幻のラーメン店として知られているらしい。

創業昭和55年にしては、新しい建物だった。どうやら7〜8年程前に一度改装したこちらのようで、そんな建物の店頭で赤い暖簾が軽く揺れていた。

中へ入って行くとまだ正午前と言うのに、多くの先客でごったがえしていた盛況な店内であった。目の前は乗用車がたまに行き来する通りだった。

右手厨房前の空いたカウンター席へ腰掛けメニューを探すと、背中の天井寄りの壁にあり、そこからラーメンを選んでオーダーした。

厨房にはベテランのお姉さんが二人おられた。先週みんみんの方へ訪問した事を告げると、厨房内の右手の方がそれに応えた言葉が返って来てそちらが店主のお母さんらしかった。

すると私の右手におられた常連さんがどっちの方へ行ったか質問して来られ、楢原町の方と応えると日野にもある事を教えてくれた。その日野は楢原町で修行した方が営業しているお店だそう。

ふとお姉さんの後ろ側の棚を見上げると、尾張屋滝井製麺所の木製の麺箱が2箱だけ置かれていたのが見えた。程なく到着。

メンマが穂先メンマっぽく細く長いもので、チャーシューがやけに大判に見えたものが一枚入っていた。微塵切りの刻みタマネギがやはり散らさずに入って、小形の海苔が印象的なサイズだった。

清湯醤油スープに軽くラードが浮いていて、尾張屋のウェーブの少ない中細麺がそこに泳いでいた。麺が一方向に向いている処が、なんともな息吹として感じ取れた。

昔ながら系ではあるものの、昭和後期的な味わいは創業年に符号するもので、大判のチャーシューの味わいも実に良かった。気がつけば完食。いや、良かった。

(左フォト) ラーメン/店舗外観/中央線快速電車 (2010.10.18)


 タンタン

 住所:東京都八王子市子安町1-30-6

 定休日:土日祝日  営業時間:11:00〜14:30

 アクセス:JR中央線八王子駅南口下車。階段を降りてロータリーに出たら左手から斜めに伸びる
       道路を進んで行く。八王子駅南口入口交差点に出るので、右手に見える南口食堂右の
       路地を入って進む。途中で幅の狭い山田川の橋を渡り、その先にローソンがある十字路
       を左折して少し歩いた左側にあり。



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