中華そば専門 秋葉原 田中そば店
東京・末広町



梅雨明けもそう先ではなくなって来た気がする曇り空の下で、まるで遠い夏の日の想い出に響くようにアブラゼミの鳴き声が周囲にこだましていた七月文月も後半の金曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、そう暑くもない穏やかなそんな午後七時過ぎだった。

一昨年の三月にオープンしたこちらで、そのまもないころ早々に訪れたものだが、勤務先が秋葉原で気軽に行ける距離ならばまた行こうかと考えていた。

そんなわけで今夜こそ行って見るかと、以前よりも多くなったメイド喫茶の呼び込みを横目にその店頭へやって来た。するとテナントで入るビルが、外装工事中らしく足場が組まれていた、

と言うことで店舗外右手の券売機の前に立ち、やや病み上がり的な面もあってあっさり気分だったので冷やし煮干しそばの文字に反応してそのボタンを選んだ。

二つある今夏限定冷やしメニューの一つのようで、もう一つはカツオ風味の冷やかけ中華そばなるものだった。もう少し涼しければ、山形辛味噌らーめんにしていたことだろう。

気軽に食べる田舎のラーメンをコンセプトに豚骨ラーメンで人気を博す田中商店が、本家ブランドの周辺で2008年12月から始めたブランドだ。背脂でこってりにもしてくれる喜多方ラーメンや、山形辛味噌ラーメンが愉しめる。

そう言えばカウンタに唐華なる香辛料があるこちらだが、ここに来てから気づいたがホープ軒本舗と同じものだった。何かしらの繋がりがあるのだろうか。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、そう言えば「つし馬」も姉妹店だったことを、インフォカードを見ずとも理解出来る味わいが素敵にシフトしたもの。

店内の雰囲気や対応してくれる方々のほのぼのとした接客が、より田舎風のラーメンを際立たせていてそれがまた良かった。

プリプリとした弾力のある肉も美味しく、気がつけば完食。いや、かなりとっても、実になかなか素敵で良かった。

(左フォト) 夏季限定・冷やし煮干しそば/カウンタにある唐華 (2014.07.18)


 中華そば専門 秋葉原 田中そば店

 住所:東京都千代田区外神田3-8-3 第1針谷ビル1階  ※企業公式サイトはこちら

 TEL03-3256-3556  定休日:年中無休  営業時間:11:00〜21:00

 アクセス:東京メトロ銀座線末広町駅下車。中央通りから蔵前橋通りを本郷方面に30m程歩いた
       三つ目の左路地のジャンク通りを入って少し歩いた左側にあり。
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大空は水蒸気をたっぷりと吸い込みその分不安定な表情を見せて、啓蟄を過ぎて春の表情も次第に見つけ易くなって来た3月前半の水曜日。

そんな今日も仕事が終わって外に出れば、雨の降ることもないそう寒くもなかった、また穏やかな午後8時過ぎだった。

天想伝楽がんこ八代目など多くの人気店がひしめく地下鉄末広町駅界隈に、また新たなる話題を呼びそうなラーメン店が3月2日にオープンしたらしい。

それがこちらであの博多長浜らーめん田中商店の別ブランド店で、既に都内足立区保塚町で営業している本店の新しい支店だそう。

実は何度となく2008年12月にオープンしたそんなこちらの本店へ訪問を考えたことがあり、それだけに知るや立ちどころに大変気になるところとなった。

2年前には、仙台にも支店が出来たよう。そんなわけで仕事帰りに東京から山手線に乗り換え、そこは勝手も知ったる秋葉原へやって来た。中央通りに出て末広町方面へ歩いて行き、大きい交差点を越えてしばらくしてから左路地を入り二つめの道を右折。

いわゆるジャンク通りと呼ばれる通りで、その一本道をずっと歩いて行けば、なるほど店頭にまだ数台の祝花スタンドが立つこちらが営業していた。

待ち列は無いもののほぼ満員の店内を確認しつつ、店先の右手にあった券売機で中華そばのボタンを選んだ。

入店すると入口寄りの空いていたカウンター席へ促されて、カウンタトップに券売機から出て来たプレートを置きながらハーフコートを脱いでそこへ腰を下ろした。

するとハーフコートを入れるカゴを頂き、素晴らしいご対応だった。背脂を入れてコッテリにも出来ることを知っていたのでそれでお願いした。さりげなく手元のメニューを見ると、券売機のボタンにもあって気がついたが、山形辛味噌も提供するこちらのよう。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、喜多方塩らーめんをベースに田舎風に仕上げた仕様だそうで、なるほど中太平打ちの麺の風情がまさしく喜多方的な風合いを感じるもの。

チャーシューもそんな喜多方的でありつつも、弾力の良い肉が実に素敵と言えた。塩スープも程よくニンニクが感じるもので美味しかった。

田中商店の別ブランドと言えば、こちらの他に青森煮干中華そばを提供するつし馬があるが、どちらも東北地方のラーメンをブラッシュアップさせた風情のあるものと言えた。

カウンターに特製唐華なる唐辛子調味料らしきものがあり、後半になってから入れて見たがそんなに辛くないもので適度に来る辛さがちょうど良かった。気がつけば完食。いや、なかなか美味しい喜多方風中華そばだった。

(左フォト) 中華そば/店頭外観 (2012.03.07)