らーめん 太陽堂 東京・西立川







中央線快速電車の車窓から見えるビルやマンションが遠い地平線を隠して、今日も青い空から淡い陽射しが注いで街の緑を輝かせていた、そんな一月睦月も中旬祭日明けの休日火曜日だった。

また三カ月ぶりに立川市郊外の老人施設に居る母へ会いに出掛けて、そんな事もあってまたその周辺にてラーメンで行こうとなった。

さて何処にするかとなったが、昨年暮れから好評発売中の石神本で、せたが屋や好日に本丸亭と共に新しく殿堂入りを果たした2001年8月オープンのこちらが気になる処となっていたので、あまりに悩まずに訪れる事にした今回だった。

そんなわけで立川駅から、とても久々な青梅線電車に乗車。立川を出てまもなく西立川に着く頃、右手の車窓には広大な国営の昭和記念公園が迫って来た。

駅北側は全面がそんな公園が広がる、西立川駅に初めて下車した。時に改札を出ると大抵は出口別に、主要公共施設を案内しているもの。

ふとそんな案内を見れば、そんな中で東京都立短期大学と言う文字にテープが貼られているものの、その字が照明の所為で浮き上がっていた。

どうやら東京都立・立川短期大学と東京都立商科短期大学が統合して1996年に生まれたばかりの大学だったよう。

しかし2005年に首都大学東京へ移管されたらしく、2008年に同大学が閉学した後、そのキャンパスの一つとして生まれ変わったようだった。閑話休題。

さて、およそ10分程歩くと店頭で、ウェブ等でもあまり店舗の外観を見なかったので、意外とさっぱりした比較的新しい外観に店名を一度見て再度見返してしまった。

そんな後で中へ入るとお店の方の挨拶に迎えられ、券売機があったのでその前に立ち、気分で醤油らーめんに味玉とチャーシューごはんのボタンも連打した。

先客ゼロの店内だったので、何処でも好きに座れる状況。人気店と聞いていたが平日の立川市郊外のラーメン店だけに、こんな時もあるのかと心の片隅で思った。

そして中程の席にチケットを置きながら腰を降ろした。すると右手の壁いっぱいに昭和40年代前後の玩具やブロマイドが天井まで、所狭しと貼られていてそこだけ3丁目の夕日ワールドが炸裂していた。

券売機でチケットを購入している際、背中に人の声が聞こえて来たので、それでも数人が来られたのだろうと思っていた。しかしそちら側を何気なく見れば、予想を遥かに超えるその人数に圧倒された。

気がつけば完食ならぬ気がつけば満員で、最後のカップルの方は空き席を待つ身となり、店主が外は寒いから中でお待ち下さいと、暖かい言葉が行き交っていた店内だった。

そこで思った事は遠回りしてあと数分遅れて着けば、その言葉を聞く側になっていたかも知れないと言う事で、おそるべし太陽堂さんと言えた。まもなく先にチャーシューごはんがやって来た。

「よく掻き混ぜてからどうぞ」の店主の言葉に従って口にすればこれがなるほどな美味しさで、油を忍ばせているようでまるでチャーハンを食べている感覚になれるものだった。

店内インフォには、ラー油や胡椒を多少入れれば更にいいようになっていたので試して見たが、これまた実に良かった。などと気に入って口にしているうちに、ラーメンもやって来た。

一見すると魚粉も見える濃厚豚骨系に、某氏ならずともまたお前かと言ってしまいそう。

ところがそれではと行かせて貰えば、いやいやいや恐れ入りましたと言うほど、これが実に美味い!!と言った輝かしい美味しさ。

チャーシューごはんでも感じた植物性のような油が、その独特な口当たりのいい魚介豚骨スープにさせていた。

それがスープにいい奥行き感を作っていて、豚骨鶏ガラ煮干しに鶏の鶏冠(トサカ)や、鶏皮の部位も利用しているらしい。

麺は弾力の良い加水高めの中太ストレートで、横浜亭製麺所と明示されていた麺箱があっのでそちら謹製のようだった。

半熟味玉の風合いも良かったし、ほろりと崩れるチャーシューもいい風情に、純粋な丹念さを感じる程に美味しかった。

気がつけば完食。いや、とっても実に良かった、醤油らーめん&チャーシューごはんだった。


(左フォト) 味玉入り醤油らーめん/チャーシューごはん/店内/店頭外観 (2011.01.11)


 らーめん 太陽堂

 麺量(らーめんつけめん共) 〜 並盛130g/大盛260g/特盛390g

 住所:東京都立川市富士見町3-1-1  TEL042-522-4155

 定休日:日曜日(2010.1より水曜も営業中)  営業時間:11:30〜20:00 ※スープ切れ終了

 アクセス:JR青梅線西立川駅南口下車。外に出たら前にある道路を左手に進み突き当たりを右折
       して富士見通りを進む。富士見町一丁目交差点で横断してから左折して、その立川南
       通りの程ない右側にあり。徒歩およそ10分程度。



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