麺処 田ぶし 東京・高円寺





今日も青空を臨む好天の日が続く11月中旬で、朝方の冷え込みに思わず毛織りのベストを今シーズン初めて着込んで出掛けた木曜日。そんな今日も仕事が終わって外に出れば、やはり日が暮れれば更に冷え込んでいた、秋深しな午後8時過ぎの都内であった。

2003年7月にオープンしたこちらで、その頃はラーメンサイトを始めて間もない頃だけに、まだ自宅周辺のラーメン店を巡り歩いていた時期で、まだ都内の新店を巡る事もおぼつかない頃だった。

しかしこちらの場合は、オープンした翌年より早速石神本に登場していて、実は気になる一店となっていた。しかし数年掲載された後に姿を消してしまい、それでも頭の片隅にあって行こうと思いながらも結局忘却の彼方になってしまった。

今回通勤途中駅周辺にある人気店の一店と言うことで、こちらが再燃して記憶がよみがえる処となって訪問する事にした今夜だった。

そんなわけでまた会社帰りに高円寺で途中下車して、今回は高円寺中通商店街へ入って行くと、煌びやかなネオン輝く店舗を潜り抜けるようにして進んで行けば風情よくこちらが佇んでいた。店頭には最近始めたらしい新メニューが紹介されていた。

そんな看板を横目に中へ入って券売機に立った。ふと何にするか定まらず、決めあぐねる処となってしまった。そんな時それなら店頭のアレにしようと、その特製ド煮干し中華そばなるそのメニューを選んで、サイドメニューも行くかと手頃な金額だったそのねぎ豚飯のボタンも連打した私だった。

店内へ入って行くとそう混雑していなかったものの、普段から人気店と言う事で奥から詰めて座って行くスタイルが定着していて、促された場所に詰めて行くようにして腰を降ろした。

オーダーした新メニューは、つけめんバージョンもあって、まだ始めてから2ヶ月も経過していないようだった。「魚ダシにこだわる田ぶしの新作遂に完成!!」と言うことらしい。

静岡県内沼津周辺に4店と横浜にも1店あるこちららしく、そんな事をさりげなく厨房内におられた中堅風な方にお聞きしてみた。

すると近くに在ったインフォカードを手に取って、その存在を明確に教えて貰う事が出来た。経営はそれぞれ違うそうで、なるほどだった。おそらくフランチャイズ契約によるものと言った処だろうか。

以前は新宿にもあったが、そちらは閉店していて、もうかなり経過しているようだった。公式サイトにも支店が紹介されていて、そんなフォローにも余念がないこちらのようで流石だった。程なく到着。

ラーメンの表面は実に穏やか。なんとも言えない風合いが実に良かった。それではと行かせて貰えば、なるほど油に映っている魚介の風情が、実に王道的な面を持ちつつも個性の有るシフト。

甘い優雅な誘惑がある一面もあって、なるほど人気店らしい奥ゆかしさがまた良かった。チャーシューやメンマもいい感じで、中細ストレートの麺は内麦オンリーだそうでこれまた良かった。

隣りの方はつけめんを口にしていて、その太麺の方だけ全粒粉らしく、見た目にも如何にもなビジュアルで良さげだった。なお店頭には煮干し全開的な案内があったが、いわゆるニボニボ系と言う意味合いでは無いラーメンだった。

今でこそ頭とハラワタを残す味わいがラーメンで利用する煮干しとなっているが、和食の世界では頭とハラワタを取り除いてエグミを出さないのが常で、その味わいから察してそうした深みを表現したものであった。

ねぎ豚飯も刻み海苔が加わって、これまた美味しかった。気がつけば完食。いや、ありそうでなかなか無い、そんな味わいの良い中華そばだった。美味し。

(左フォト) 特製ド煮干し中華そば/ねぎ豚飯/店頭外観 (2010.11.11) 


 麺処 田ぶし 高円寺本店

 住所:東京都杉並区高円寺北3-2-17 TEL03-5327-4744  ※公式サイトはこちら

 TEL03-3330-6877  定休日:無休  営業時間:11:30〜翌1:00

 アクセス:JR高円寺駅北口下車。ロータリー左手前の高円寺中通商店街へ入り、しばらく進んで
       行った左側。徒歩およそ3分。



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