ラーメン荘 その先にあるもの
東京・立川 ※閉店



夏の空から今日も朝から強い陽射しが注いでいた7月半ばの週末土曜日。仕事が終わって外に出れば、そのまま陽が暮れた感じの今宵だった。ふとガッツリと行きたくなった会社帰りで、それならばと浮かんだこちらに訪れる事にした。

富士丸の流れを汲む京都に本拠地を置く二郎系のラーメン店で、二郎系でもラーメン二郎と関連性が有るところと無いところがあるが、こちらはそう言った意味では前者の方となる。

そんなわけでまた、立川たま館へやって来た。フロアの左奥にあるこちらで、一時期はいつ見ても行列が出来ていたが、それも今では落ち着いていた。券売機で例によってラーメンのボタンだけ押して、チケットを取り出してお店の方にそれを手渡してから近くのカウンター席へ腰掛けた。

営業時間が若干変わったようで、その案内が券売機の上部に張り出されていた。また7月31日と8月29日が臨時休業らしくそう書かれてあった。

数分も経たない内にまるで私が呼び出したしたかのように後続客が続いて、面白い事に残った席がほぼ埋まった後はそれ以上続く事は無かった。

コールとなって、ニンニク少なめヤサイアブラとお願いした。程なく到着。もう見るからにそそる二郎系らしいラーメンがやって来た。冷しラーメンもいいが、スタミナをつけたいならこれだ。

脂の広がり方がなんとも今風で、昔はこんな背脂を散らしたスタイルは無かった。それではと行かせて貰えば、モヤシもたっぷり入って太平打ちの麺もドっッぷりで、それはそれはガッツリEX(エクストラ)な美味しさがたまらなかった。

前半は表層なだれに注意しながらも食べ進めて、後半は口にしても口にしても増幅しているような感覚に焦りもした。肉の塊がまた風情があって良かった。なかなかの内容量ながら、気がつけば完食。いや、相変わらずデンジャラスな美味しさだった。

(左フォト) ラーメンニンニク少なめヤサイアブラ/拡大画像 (2011.07.16)


 ラーメン荘 その先にあるもの   ※公式サイトはこちら。 ※下記データ(2011.7.16)情報更新

 住所:東京都立川市錦町1-2-16立川アーバンホテル1F立川らーめんたま館

 TEL042-512-8863 定休日:年中無休 

 営業時間:◆月〜木曜11:00〜15:00/17:00〜24:00 ◆金曜11:00〜15:00/17:00〜翌1:30
        ◆11:00〜翌1:30  ◆日曜11:00〜23:00

 アクセス:JR立川駅南口下車。南口左手の階段を降りて行き左手へ進んで行く。途中のY字路
       を右に進み少し歩いた左側にあり。








果てしない遥かな先まで青い空が広がるものの地球構造から言えば地球規模のある程度だけ先であって、ともあれひと段落の寒さはそれでも寒かった松の内も今日を入れて2日の1月上旬木曜日。

そんな今日も仕事が終わって外に出れば、寒さをそれなりに感じるものの大してまだ風は出ていなかった穏やかな午後8時過ぎだった。

日曜祭日ダイヤでなければ行きたい立川アーバンホテル1階のたま館で、新年2日は一店のみお休みで翌日からは全店通常営業だったラーメンコンプレックスだったよう。

そんなたま館の入口に来て見ると不思議とこちらに足が向いた今夜であった。新年まもない頃だからなのかいつもは待ち列さえ出来ているこちらだが、今日はカウンター席が一面しか埋まっていない程度だった。

列が出来ていたとしても、並ぶ覚悟は出来ていたがこれはラッキーと言えた。券売機で今回は豚ラーメンを選んで、やはりうっかり下のボタンを連打しないよう最善の注意を払ったのは言うまでもない。

カウンター席の空いている面の方へ腰を降ろすとシンプルな案内文があり、その指示通りに券売機の裏手辺りからコップに箸とレンゲにおしぼりを持って来た。以前はレンゲが無かったように思ったが、さすがに用意してあった。

券売機の限定ボタンは既に売り切れになっていたが、右手奥に限定ラーメンのインフォとビジュアルがあったので近づいて見ると、マー油が入った感じのそんなラーメンだった。

ニンニクの確認の段になったので、ニンニクヤサイアブラのコールを、つけ麺のスープ割りでこってりかあっさりかを返すように、それはさりげなくさせて貰った。程なく到着。

デフォルトで結構な脂マシマシの要素があった事を、少し間を置いたので忘れていたが到着寸前で思い出して、どんな脂マシが来るのかそこはそれでどうなるかその先を見たくなるのが人の情と言うもの。

そして目の前にやって来たそれは、某貴生のラーメンや某背脂醤油のあのアブラごはんを思い出す程に、これがなかなかおそるべしと言えた。

ともあれそれではと行かせて貰えば、これが実に痛快な美味さと、肉の量に旨味とその柔らかさがまたタマらないもの。

二郎の醍醐味と言えば、出だしで「もしかしたら残すかも知れない」と言うある種の恐怖感が伴うものだが、それがあって初めて二郎系と言えると思う人も少なくない処にそれがちゃんとこちらはあって、これぞ誰もが認める二郎インスパイアと言う概念が持てる素晴らしさと言えた。

まもなくフィニッシュを迎える頃に顔を上げれば、周囲はほぼ満席となったこちらで、さすがそこは「ラーメン荘その先にあるもの」だった。気がつけば完食。いや、やはりとんでもなく、とてもかなり良かった。

(左フォト) 豚ラーメンニンニクヤサイアブラ/拡大画像 (2011.01.06)







天高くとも言えない空が広がる、湿度の所為か体感温度も高く感じるような、十月半ば休日明けの水曜日。そんな今日も仕事が終わって外に出れば、寒くもない午後8時過ぎの立川界隈だった。

らーめんたま館が第二期を迎えて、今回二郎インスパイア系が営業を開始したそう。しかも単に都内のその系統店と言うわけでも無いらしい。

京都・一乗寺にある「ラーメン荘夢を語れ」の東京初進出店で、同店の4号店目となるらしい。

ラーメン二郎と言えば都内の三田を中心に展開する爆食系人気ラーメン店で、その関連店で修業した店主のお店だけに、言わば関西で成功して凱旋を果たした事になるそう。

2006年10月「ラーメン荘 夢を語れ」として京都市左京区にオープン。昨年三月には京都市伏見区に「ラーメン荘 地球規模で考えろ」として2号店が出来た。

そして本年8月大阪市東淀川区に「ラーメン荘 歴史を刻め」が更に出来た。そんな矢先の九月下旬こちらがオープンして、都内のラーメンフリークを驚かせた。

そんなわけで少し前からオープンして気になっていて、何だかガッツリモードにスイッチが入ったので、それならばと訪れる事にした今夜であった。

たま館に入ると左奥にあるこちらで、何気なく券売機の前に歩み寄れば、なんとも珍妙なボタンに唯唯唖然とするしかなかった。

豚増しのラーメンに通常のラーメン、それに持ち帰りチャーシューに押せない限定の大きいボタンが上部に4つ並んでいて、それまでは良かった。

目を下に落とせば直ぐその下にある普通サイズのボタンが8列4段もあって、その殆どが「その先にあるもの100円」と記載されていたのであった。

初めて見る光景に、まず目を疑うしかなかった。するとお店の方が説明に来られて、「その先にあるもの」とあるボタンは、全て大盛のボタンだと教えてくれた。

並盛りでもかなりの量だそうで、しかも野菜増しもちゃんとしてくれるそう。ちなみに麺少なめにも対応してくれる事も更に教えてくれた。

なるほどなるほどと理解してラーメンの大きいボタンだけ押した。その際うっかり下のボタンを連打しないよう最善の注意を払った。

珍妙な券売機の所為で、店先に数人の待ち客の列が出来ていた事に気がつかず、お店の方にその後ろで待つように促されて振り返ってまた驚いた。

さほど経たずして空いている席に促されて、その一番左奥のカウンター席に腰を降ろした。

先ほど説明して頂いたお兄さんに京都からの出店を確認の上で、店主の方は二郎の何処で修行したのかさりげなくお聞きして見ると、訪問した事があるマルジ(現在富士丸)西新井大師店だそう。

ニンニクの確認があり、ニンニクに野菜増しでお願いすると、まもなくなかなかの爆盛りのラーメンがやって来た。なるほど確かに何処か○二郎系的要素を感じるビジュアルだった。すでにおそるべし。

などと思いつつ、それではと行かせて貰えば、口にしても怒涛の迫力を感じるラーメン。

その世界にひたすら浸りつつも、しっとりしたヤサイ感に独特な極太麺に、標準でアブラマシマシになっていてこれが凄かった。

レンゲが無い事に気付いて確認すると用意していないそうで、その戦略性が何だか判る気がしながら更に食べ進めた。

前半は焦りながらも口にしていたが、スープを殆ど口にしていなかったからか後半は余裕で、気がつけばドンブリを持ち上げてスープをすすっていた。

しかし全て飲むと体に良くない気がしたので、ドンブリを途中でカウンタに置いた私だった。

ふとその先に見えたものは、若いお店の方の覇気のある顔だった。いや、とんでもなくかなり良かった、美味しラーメンであった。

(左フォト) ラーメンニンニクヤサイ/券売機のボタン/店舗スペース (2010.10.13)


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