らーめん 新源地 東京・三鷹 ※閉店
(上井草に移転して「三獣使」に)





曇りがちの天候ながら淡い陽射しが街を照らしていて、二十四節気では大雪と呼ばれて本格的な冬の景色が広がる頃とされて、そんな時季らしく深夜は冷たい雨模様が懸念されていた十二月前半休日火曜日の午前中だった。

こちらもまた西東京地区にあって気になっていたラーメン店で、やはり多摩組に参画しているよう。2007年10月28日にオープンしたお店で、石神本最新刊にも2009年以降続いて三度目の掲載となっていたこちらである。

曜日毎にスープが変わる事で話題になったお店で、普段の火曜日は豚のこってりスープ、水曜は丸鶏あっさり系、木曜は濃厚魚介豚骨、金曜は豚にとろみを利かせたスープ、土曜は鶏白湯、日曜は豚鶏マイルド系とまさしく七変化だ。

それなら今日は豚のこってりスープかと聞かれれば然に非ずで、今日は第一火曜日と言う事で牛のこってりスープらしく、店主のブログにもそう謳われていた。牛骨と牛すじの白濁スープらしく、今日はいつもよりトロミを加えているそう。ただしチャーシューは牛肉でなく、事情により通常の豚肉だそう。

そんなわけでまた中央線快速電車に乗車して、こちら目当てに三鷹駅で下車した。しばらく前に反対側出口周辺の名店が閉店して、店名を変えて復活して何度か訪問したが、そちらの反対側出口と言う事で初めてそのロータリーに降りた。

すると如何にも東京都らしい銀杏並木の通りがそこからずっと続いていて、折しもそんな銀杏の葉の黄葉の色づき具合いが最高潮を迎えていた。無数のそんな銀杏の葉が、はらはらと通りのアスファルトに落ちていた。やや風が出ていてそんな落葉を加速させていた平日火曜日の午前遅い時間だ。

井の頭通りに出てその交差点を左折。駅から10分強ほど歩いて行くと、こちらの店頭へ到着した。開店時間まで20分近くあり、誰も並ぶ気配がなかったので店頭を離れていると、10分弱ほどすると周辺から来られたようなご夫婦が並んでいた。

それでも近くのバーらしき店舗の店先にあった椅子に座ってくつろいでいると、さらに人が集まる気配に店頭へ戻って皆さんの後ろへ着いた。すると程なく何処からともなく後続客が更に後ろへついて、シャッターが上がる頃には総勢10人を超える行列となっていた。

店先には出汁スープに煮干しの香りが絡んだ香りが立ち込めていて、余計にお腹がすきはじめた。営業開始時間が少し過ぎてから年老いた方が暖簾をかけて行列を誘導移動して営業が始まった。なるほどてっきり若い店主が一人で営業しているお店と思っていたが、おそらくお父さんが経営していた中華料理店辺りをリニューアルして開業させた感じだろうか。

そんなわけで券売機の前に立てば、つい牛のこってりスープの文字を探してはてさてと思ってしまったが、よく考えれば単にラーメンのボタンを押せばいいわけで、その大盛りを選んでサブメニューも行ってしまえとマヨ@チャー丼(ミニ) なるボタンを連打した。

奥から順に詰めて座って行き、チケットを二代目に手渡した。入り口に冷水機があったようで、立席して冷水を注いで戻った。毎日違うスープについて判り易く解説してあるブックメニューが手元にあった。程なく到着。これがなかなかの風情が見られる、そんなラーメンがやって来た。シメジらしきキノコが、より和風らしさを高めている。チャーシューが多めに入っていて、何とも老舗的な風格さえも漂わせていた。

それではと行かせて貰えば、なるほど瀞みがしっかり利いたスープに、博多ラーメンを意識したような細麺が泳ぐもの。牛らしさが感じられながらも、豚骨っぽい味わいも感じられて思わず確認してしまったが、今日は出汁に牛以外は利用していないそう。

ともあれほぼ無化調らしい優しい味わいだけに、しみじみとした面持ちがタマらないもので実に美味しいラーメンだった。具材や夫々も個々にしっかりしていた。マヨ@チャー丼も辛味が軽く利いていい感じだった。もう気がつけば完食だった。いや、なかなか良かった。

(左フォト) 牛のこってりスープ大盛/マヨ@チャー丼/店頭外観 (2010.12.07)


 らーめん 新源地 (しんげんち)     ※公式サイトはこちら

 住所:東京都武蔵野市西久保2-21-3 TEL0422-52-0150

 定休日:月曜日(2009.8迄水曜日)  営業時間:11:30〜15:00/18:00〜23:00

 アクセス:JR中央線北口下車。ロータリーから延伸する銀杏並木の中央通りを進んで行き、
       合流した通りを右手に進み井の頭通りを左折して400m強歩いた右側にあり。

  

  2010.12.07 曜日によって変わるスープで話題のお店。   2010.12.07 JR三鷹駅北口から徒歩およそ12分。



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