麺や七彩 東京・八重洲 ※八丁堀移転

首都圏では乾燥注意報が出るほど空気が乾いて青空が冬を加速させていた、クリスマスが終わって大晦日へ極太ストレート麺のように一直線となった12月下旬の月曜日だった。

そう言えば極太ストレート麺と来れば六厘舎だが、こちらでも朝つけをやっているとして今回はそれ目当てでやって来た。券売機周りを見ると、クリスマス限定はそれを過ぎたと言うことで終わっていた。どうやら最後の2日間は七面鳥オンリー出汁のワイルドバージョン白湯スープとなったよう。

予定通り朝つけのチケットを買って、その横のカウンター席に促されて腰掛けた。朝ラー需要は多くは無いものの、どうせならとなるのかそこそこの後続客が続いた。こちらの朝ラータイムは他にどんなメニューがあるのかと見れば、ソースを好きな量だけ後がけ出来る、そうしたソース焼きそばも用意されていた。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、これが六厘舎と対極的なタイプで雑煮のような鶏を利用したあっさり醤油風味。麺は極太平ちぢれのまさしくワイルドなもので、とは言いながらも細かく刻まれた背脂が多めに浮いてコッテリ気味の風情を高めていた。

これがほとんど並ばずに口に出来るとは嬉しい限りと言えた。スープ割りにすると、焼き餅と三つ葉が欲しくなる程に、かなりお雑煮に近いスープとなっていた。気がつけば完食。いや、コッテリしながらも、しみじみとしていた風合いが良かった。

(2011.12.26)


  2011.12.26 朝つけ(汁)   2011.12.26 朝つけ(麺)





朝から雨が降り頻っていた、冬入りしているもののそれほどの寒さでもないがハーフコートは季節と雨に反応して羽織って出掛けた12月半ばの水曜日だった。

そう言えば朝ラーができる店が2店ある東京ラーメンストリートが通勤ルートの途中となっていた。それに気がついたその朝、せっかくだしと久々また朝ラーしようとなった。

そんなわけで相変わらず盛況な六厘舎を横目に、待たずに入れるこちらの店頭へやって来た。何かしら限定があるだろうと券売機周辺の案内を見れば、生姜そばなる朝の限定らしいラーメンがあり思わずそれにする事にした。

券売機のそのボタンを探すと直ぐ見つからず傍にいたお店のお姉さんにお聞きすると、どの限定か尋ねられてからココと教えて貰い助かった。はて?限定が他にもあるのだろうか。確認するとその案内を指さしてまた教えて貰った。なるほどマイルド・ターキーなる既に提供していたクリスマス限定だった。

旨味の強い七面鳥をカシューナッツを加え白湯にして、手羽先の素揚げと水菜があしらわれて如何にもクリスマス限定らしいものだった。その案内をよく見ると、クリスマス当日の12月24・25日に、マイルド・ターキーに何かが起こるらしい。

今回は生姜そばが面白そうだったので、そちらのボタンをそのまま選んだ。チケットを手渡すとカウンター席の一つに促されてそこに腰を降ろした。

いつも来て思う事だが白木の店内は、東京駅の下に居る事を忘れさせてくれる。六厘舎はいつもより行列が少なく、その分こちらも空いていた。程なく到着。

生の生姜を擦ったものに揚げネギも浮いて、しっかり焼き上げたと言うチャーシューがあしらわれており、ここ数ヶ月私が食べたラーメンの集大成的な面を感じて思わず苦笑してしまった。

それではと行かせて貰えば、低加水中細麺の穏やかな主張がラーメン全体のバランスを不思議な程まとめ上げておりそれが素晴らしく感じられたラーメンと言えた。

ラー博で陽性食品と案内された生姜だけに、体が火照る自分に気が付かされた。気がつけば完食。いや、とんでもなくとても美味しかった。

(左フォト)  朝限定・生姜そば/同拡大画像 (2011.12.14)


 麺や七彩 東京ラーメンストリート店

 住所:東京都千代田区丸の内1-9-1東京駅八重洲南口地下1階一番街 東京ラーメンストリート内

 定休日:無休  営業時間:朝らー7:30〜9:45LO/七彩11:00〜16:30LO/江戸甘17:00〜22:00LO

 アクセス:JR東京駅八重洲中央口下車。改札正面右寄りの右手の東京駅一番街入口の階段を
       降りて行くと右手に広がる東京ラーメンストリート内にあり。

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  2011.12.14 東京駅の下に居るとは思えない落ち着ける白木の店内。   2011.12.14 クリスマス限定ラーメンがクリスマス当日何かが起こるそう。


ゆっくりと進む台風の所為かここ数日涼しい気温が続く7月後半の週末土曜日。こちらの朝ラーでまた行って見たくなり、早めに自宅を出て東京駅へやって来た。そして八重洲中央口の改札を出て正面右寄り右手の階段を降り、右側に広がる東京ラーメンストリート内にあるこちらの店頭に立てば、朝メニューが更なる充実を見せていた。

お聞きすると、数週間前からラインナップを増やしたそう。その行動力は流石こちらと言う感じで、やるからには全力を注いでやると言う姿勢がそのメニューボードから見て取れた。従来の醤油味と塩味がある喜多方風の朝ラーメンには、プラス200円で「選べる朝ごはん」が始まっていて、ちゃーしゅー飯や気まぐれ御飯などが選択できるようだった。

また直ぐ傍の六厘舎を意識したような朝つけめんに、やはり醤油味と塩味がある夏期限定だろうか朝冷やしラーメンと言うのもあった。さらには朝らー限定と銘を打ったトマト冷やしのリニューアルらしい、トマトとチーズ豆腐の冷やし中華act.2なるメニューもあった。

朝つけも朝らー限定も大変気になったが、結局塩味もあると言う事で、その朝冷やしラーメンで落ち着いた私であった。メインの通りから路地を入った奥まった場所にあるこちらで、店頭のカウンター席に今回通されたが、その分落ち着ける空間となっている。それでありながらもコンスタントに、こちら目当ての後続客が入って来た。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、キンキンに冷えたとろみのある塩味のスープに角氷が二つ浮かんで、喜多方風の朝らーめんと同じ太平打ち縮れの風情がいつになく絶賛もの。チャーシューがレアっぽくなっており、これがまた冷やし系の粋な潤いに同化した感覚を覚え、なんとも素晴らしい冷やしラーメンだった。

やや涼しい本日だったが適度な冷たさに塩気がキリッと利いていた分また良かった。キュウリが入っていたが、体を冷やす効果がある野菜と考えて選んだものだろう。気がつけば完食。いや、とんでもなくとっても美味しかった。振り返ればそこは東京駅一番街。おそるべし東京ラーメンストリート企画立案者とも言えた。

(2011.07.23)


  2011.07.23 朝冷やしラーメン(塩味)   2011.07.23 同拡大画像


沖縄が梅雨入りした事を思い起こさせる程に、湿気をたっぷりと含んだ大気に覆われていた、そんな5月初日ゴールデンウイーク真っ只中の日曜日だった。

たしかもう30年近く経っているからまだかなり若い頃、国鉄のミニ周遊券辺りを購入して夜行列車に乗って、当時廃線される前の日中線を乗り潰す目的で出掛けた事があった。その日中線の乗換駅であり、夜行列車の終点でもある早朝の喜多方駅に降り立って、タクシーの運転手に教えて貰い市内で朝早い時間から喜多方ラーメンを口にしたものだった。




あのドンブリ一杯に敷き詰められたチャーシューは、今でも脳裏に焼き付いている。喜多方の朝はラーメンの出汁の香りで始まるとされている。

リニューアルした東京ラーメンストリートに無化調スタイルの先駆者とまで小冊子に評されているこちらが出店して、以前から提供している喜多方ラーメンを朝営業を行ってそこで朝ラーメンらしいシフトで提供しているとして気になっていた。ちなみに無化調スタイルを世に知らしめた先駆者は、現在玄彩院を営業している田中玄店主である。

そんなわけでまたこちらへやって来た。券売機で朝らーと付記されている喜多方らーめんのチケットを購入。その金額は600円とあるから驚きだ。

入り口辺りのカウンター席に促されて程なく到着。あっさりそうな醤油味のラーメンが来た。後続客は塩味を指定していて、そのようにする事も可能のようだった。

喜多方らーめんと言ってもチャーシューは一枚だけだが、追加トッピングでチャーシューを選べば喜多方並みにチャーシューが多めに入るようだ。

それではと行かせて貰えば、油も少なめで七彩らしいごわっとした太ちぢれ麺が風情を醸して、これはなかなかの風合いの美味しさと言えるもの。

細切りメンマのようなゴボウのような具がまた良かった。チャーシューもかなり美味しく、行列が無いのが不思議に思えた。それは気がつけば完食だった。いや、素晴らしい喜多方らーめんだった。

(左フォト) 喜多方らーめん(醤油)※朝らーバージョン (2011.05.01)





春のざわめきも落ち着いてビルの先に見えるスカイツリーが春のもやの中に隠れてしまいそうだった、あれから丁度一カ月が経過したもののそれが一週間目の節目とそう変わらずに大した意味にもならなかった4月中旬の週明けの月曜日だった。

8日から8店舗となってリニューアルオープンした東京ラーメンストリートへ初日に出掛けて、早速某店でラーメンを堪能させて貰った。

その時に他店舗の様子も伺ったものだが、こちらとほん田の行列が他店よりもやや長かったのが印象的であった。

そんなわけで都立家政に創業店があるこちらも気になる処となって出掛ける事にした。土曜と日曜は凄い事になりそうだったので避けた次第だった。

とは言え大都市東京の中心駅の商業地下街とあって、そんな月曜日でも大変に盛況のフロア内で、多くの人が行き交うストリートと言えた。

朝らータイムに夜はTOKYO味噌らーめん江戸甘になるこちらで、タイミングが良かったのか数人が並ぶ程度の店頭で、まもなく券売機の前に立てた。

特に決めて無かったが、順当に考えて醤油味の味玉らーめんを選んだ。相席を承諾すると直ぐに入れて、奥にあった4人席に1人だけ座っている場所で、むしろゆったりできるテーブル席で良かった。

先述したように夕方に店名が変わるようで、すぐ傍には江戸甘の暖簾が壁に飾るように掛けられており、夕方にその暖簾と入れ替える周到ぶりのようだった。

しばらく前に千代田区大手町にある日本ビル地下街に、「TOKYO味噌らーめんA.O.」なるこちらがプロデュースしたラーメン店が営業していた。

しかし既に閉店しており、こちらに取って思い入れのある周辺と言ったところだろうか。程なく到着。

そう言えば七彩さんと言えば麺が命だが、今回どのように麺を供給するのだろうとラーメンを持って来られたお店の方に確認させて貰うと、なんと製麺機を新調してこちらに置いたそうで、今後は都立家政店の麺もここで製麺して送る事を教えてくれた。

それではと行かせて貰えばなるほどな太平ちぢれ麺で、醤油スープも全てある程度のシフトを変えつつも、そこは七彩スピリッツを感じるとてもいい風情のラーメン。

無化調も新時代を迎えた感のあるもので、今後は無化調も更に市民権を得たような感じで行くのかも知れないと思わせるものがあった。

気がつけば完食。いや、これがなかなか良かった。


(左フォト) 味玉らーめん(醤油味)/店頭外観 (2011.04.11)