来集軒 東京・南千住



堀切来集軒を訪れて、予定通り更にもう一軒の来集軒へ向かった。それがこちらで京成電車で日暮里に出て、JR常磐線電車に乗り換えて南千住で下車。常磐線の線路を歩道橋で越えて、簡易宿泊施設が密集するいわゆる山谷地区周辺にあるそんなこちらへやって来た。

途中にはあしたのジョーでお馴染みの泪橋と言う名前の交差点があった。そこを越えてから日雇い労働者らしき方々を多く目にするようになった。

さっそく入店すると厨房には店主と、奥には奥さんらしき女性がおられた。先客がお一人だけ居て、メニュー表は壁の上に表記されていた。

それを見上げながらラーメンをオーダーしつつ腰を下ろした。なんともシンプルな店内で、飾りっ気のないそんな雰囲気が印象的と言えた。

こちらの店主は日本堤の来集軒を初代店主から引き継いだ方のようで、今しがた堀切にある来集軒へ行って来たばかりと切り出した。その堀切の店主は、日本堤の来集軒の初代店主だった方だとお話しすると、堀切で店をやっていることは知らなかったこちらの店主だった。

その来集軒のその後についてお聞きすると、兄弟の方にさらに任されたそう。しかし結局続かず、昭和58年前後辺りに閉店して行ったそう。

先ほどお会いした堀切来集軒店主が、その昔に周富徳氏が出演する番組で、亀有光華楼を紹介したのを教えてくれたのは実はこちらの店主だった。

メニューには定番の焼売以外には、カレーラーメンや味噌ラーメン、またかつ丼やオムライスもあり、場所柄なのかレバフライやイカフライもラインナップされていた。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、こちらもまた実に素敵で味わい深い醤油ラーメン。鶏ガラに鯛やハマグリ等の魚介も利用した出汁だそうで、そのしみじみとした風情が実に素晴らしかった。

堀切来集軒店主には弟さんがおられたそうで、その方は本家来集軒におられたらしく、自分にはその方と現堀切店主の二人の親方がいたことをこちらの店主が教えてくれた。

その弟さんは五反野で営業していた来集軒にその後移ったそうだが、残念ながら現在はすでに他界してしまったそうだ。尊敬する親方が他界することほど悲しいことはないだろう。

気がつけば完食。来集軒は40軒に及んだ時代もあったそうだ。いや、こちらもまたかなり素敵で、とても美味しいラーメンだった。

(左フォト) ラーメン/店頭外観 (2013.04.19)


 来集軒@清川2丁目

 住所:東京都台東区清川2-5-1  TEL03-3873-6320

 定休日:土曜日  営業時間:11:00〜20:00

 アクセス:JR常磐線ほか南千住駅下車。都道464号線に出て左手へ進み線路上の歩道橋を越えて
       行き明治通りをさらに直進。東浅草二丁目交差点を左折して程ない左側にあり。

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歩いていると、泪橋なる交差点があった。

独特なメニュー展開をしているこちらだった。

最寄駅は南千住で、都道464号線に出たら線路を越える。