来集軒 東京・浅草





浦和来集軒から始まった来集軒シリーズのレポートで、その後上野の第一号店が移転した初代料理長の実兄が初代店主の加須元町店を訪れた。

そして京成八広が最寄り駅の旧隅田町来集軒を夕暮時を選んで訪問。そこには大鏡があって、良き時代の来集軒が営業していた地名が刻まれていた。

さらに東武亀戸線小村井駅周辺にある京島の来集軒へ行き、それから旧竹町の初代料理長がおられた御徒町来集軒の暖簾を潜った。

その後日本堤初代店主で亀戸光華楼店主だった堀切の来集軒に赴き、その日の内に南千住駅周辺にある清川2丁目の来集軒も訪れた。

そしてつい先日は7年前に閉店してしまった旧桂町の蔵前3丁目にあった来集軒で修行された店主が営業していた東大島の来集軒にも出掛けた。

行けば行くほど新しい事実を知るところとなって、先にしたためたレポートの内容を修正する事態も起きてきた。

ずいぶん前には地元・本八幡の来集軒も訪問しているだけに、これまで9軒におよぶ来集軒を訪れたことになる。

しかし一度出掛けて臨時休業のため未だそのラーメンを口にしていない肝心の本家来集軒にまだ入店していない私だった。

そんなわけで十軒目の来集軒として相応しい、そんなこちらへ訪れることにした。ともあれその前に予定通り浅草生駒軒のラーメンを堪能しつつ、そこを出た後そのままこちらへやって来た。

店先に大抵ある営業時間の案内だが、場所柄海外の方も多く来られるようで、英語の記載でも表示されておりインターナショナルなこちらと言えた。

時に戦後になって一家が一丸となって来集軒製麺所を軌道に乗せた後、長男が中華来集軒の本家を立ち上げ、次男が製麺所の運営を担当することとなった来集軒のようだ。

昭和62年ころには本家中華来集軒が閉店する事態となったが、本家製麺所の公式サイトによれば娘婿となる方がその火を消してはならないとして立ち上がられたらしい。

そんなわけで、どじょう店の飯田屋の隣りにあった本家店舗を現在の地に移転した形をとって、新たなる本家来集軒として再開を果たしたという。ちなみに飯田屋は鰻も提供しており、うなぎ店でもあった。

ということで、以前は臨時休業で入れなかったが、今回は店頭で暖簾も揺らいでおり営業していた。

さっそく中に入ると左奥の壁面に作りつけのテーブル席があったのでそこに腰を下ろし、メニューが見当たらなかったのでお聞きすると何とサイン色紙の中に埋もれており目の前ながらそこにあったのか、だった。

そこからワンタンメンと一緒に、シューマイもお願いすることにした。店内は先客で賑やかで、後続客もドアが落ち着くことなく入って来て、大変に盛況なこちらと言えた。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、なるほどなかなかに素敵なこちらのワンタンメン。濁りのない清湯醤油スープに、すぐ近くにある来集軒製麺所から取り寄せる多加水手もみちぢれ麺の素晴らしさ。

ワンタンの風合いもいいスタンスで、チャーシューがこれまた素敵で、シューマイも美味しく気がつけば完食だった。

そんな本家中華来集軒も、移転してから今年でもう25年目だそう。いや、かなりとても実に素敵で良かった、そんなワンタンメンとシューマイであった。

(左フォト) ワンタンメン/シューマイ/メニュー (2013.05.02)


 来集軒@浅草

 住所:東京都台東区西浅草2-26-3  TEL03-3844-7409

 定休日:火曜日  営業時間:12:00〜19:00

 アクセス:つくばエクスプレス浅草駅出入口3下車。外に出たら右手に進んで、三つめの右路地を
       入って行き30mほど進んだ右側にあり。

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浅草と言えば雷門。

今から25年前は、飯田屋の隣りに本家があった。

白い暖簾が揺らぐ店頭。

道路の先には、東京スカイツリーが見える。

英語表記もされた営業時間案内。

壁面には著名な方々のサインが沢山貼られていた。