中華料理 来々軒 東京・赤羽南





台風17号が鹿児島に上陸して30km/hの速さで北東に向かっていることを朝方ウェブが伝えていた、その所為か雨が降っては陽射しが注ぐそんな九月長月上旬の水曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、そんな台風も昼頃には温帯低気圧に姿を変えたようで、ともあれ不安定な天候が続く午後七時過ぎだった。今度は栃木県矢板市内でも竜巻が発生したようだ。

そんな今夜は赤羽駅周辺と決めて、駅東口の東十条寄り辺りを散策。「うるとら麺」と言う店が無いことに途中で気がついた。

そんな中でふとこちらに、入店して見たくなって入ることにした。川口駅周辺にもあった来々軒で少し前に訪れたものだが、こちらではどんな話しが聞けるのだろうか。

と言うわけで徐に入ると若いご夫婦が先客でおられて、ごく一般的なフロアのこちらの店内が広がっていた。右手寄りの奥に厨房があり、先客の傍に店主ご夫妻がおられた。

奥の左手のテーブル席に腰掛けてメニューリストで見つけた、800円と記された炒飯ラーメンセットをお願いした。一品料理にオムライスやカツ丼等のメニューもあった。

昭和47年に蕨駅東口周辺で開業したこちらだそうで、そこで8年間営業した後に昭和55年2月よりここの土地を購入して店舗を建て今日に至るそう。

すると創業41年になる、そんな老舗中華店のこちらのようだ。何処かの来々軒で修行したことがないかお聞きすると特にそうしたことはない店主だそう。

この周辺で来々軒と言えば日高屋系列店があるだけに、そちらとは関係ないことを暗示しているような会話だったのかも知れない。

実際忘れ物確認の電話で、向こうの来店客から電話が来たことも何度かあったそう。

ちなみに先客の若いご夫婦の奥さんは、世間話しのやり取りからこちらの娘さんであることが理解出来た。そんなやり取りを見ていたら、思わず川口菜来軒が思い出された。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、何とも風情豊かな麺の風合いが、実にたまらない素敵なもの。

醤油スープは鶏ガラと豚ガラだそうで、これまたその味わいが良かった。チャーシューがまた大絶賛の三文字。

そしてまたチャーハンが如何にも中華店らしいチャーハンで美味しいものだった。

こちらではラードを一切利用していないそう。そう言えば脂っぽい感覚が比較的少ないこちらの中華料理と言えた。出前で冷めると白く固まってしまうために、その使用をやめたのだそう。

チャーハンは、その分チャーシューが多めに入っている感じだが、変な味の濃さもなく素敵な風合いとなっていた。

昔はこの時間の頃になると大企業で残業する方が電話で出前注文して来るケースが多かったそうだが、最近は企業低迷や企業OA化が進んでいることもあってかそんな出前が激減してしまったそうだ。

街の中華店の流行り廃りは、その街の企業の景気不景気に大きく左右すると言われているが、まさしくその通りなのだろう。

先述した「うるとら麺」と言う名前のラーメン店がこちらの傍にあったはずと切り出すと、しばらく前にその店主が体を壊してしまい残念ながら店を畳んでしまったことを私に教えてくれた。

気がつけば完食。いや、さりげなくなかなか良く出来た、かなりとても実に素晴らしいラーメンとチャーハンだった。

(左フォト) ラーメン/セット炒飯/店舗遠景 (2013.09.04)


 中華料理 来々軒@赤羽南

 住所:東京都北区赤羽南2-12-4  TEL03-3903-4035

 定休日:無休 ※冠婚葬祭休あり  営業時間:11:00〜15:00/17:00〜21:30LO

 アクセス:JR京浜東北線赤羽駅南改札東口側下車。右手の線路沿いの道路を進んで行き、通りに
       出たら左折して一つ目の交差点を横断歩道を利用して右折して少し歩いた左側にあり。