室蘭ラーメン 雷文 東京・町田





普段は仕事の祭日だがローテーションの関係でかなり久々の祭日休日となった、なでしこジャパンが世界一に輝き沸きつつも大型で勢力の強い台風6号に懸念を強める月曜日だった。

時に行きたいけど行ってないラーメン店の事を、ラーメンフリークの間では宿題店と呼んでいる。自宅や勤務先とは悉く違う場所ながら、気になるラーメン店がその対象になるものだ。

私にとってその最たる宿題店がこちらで、過去にも何度か訪問を考えたが、様々な事由により結局行かず仕舞いになっていた。祭日が休みになって、それならばあまり行けない場所に行こうと考えた時、そうだと思いついたのがこちらであった。

そんなわけで新宿駅から小田急電車に乗車して、ほんの数度しか来た事がない町田へやって来た。小田急駅寄りのバスターミナル1番乗り場から、神奈川中央バス藤の台団地行きに乗車して菅原神社前で降車。

少し歩けば鶴川街道沿いに緑が豊か店頭のこちらが佇んでいた。以前は東京都町田市本町田943の場所で営業していたが、2004年9月に鶴川街道の反対側歩道沿い少しだけ移転している。

移転した新しい建物には店名に室蘭ラーメンと冠が付いた袖看板があった。室蘭ラーメンと言うと現代ではカレーラーメンが主流のようだが、今でも地元特産の昆布等を利用した、ラードは入るもののあっさり系の醤油ラーメンも市内では幅を効かせているらしい。

北海道の室蘭ご出身の女性店主が平成3年4月に創業させたこちらで、鶏ガラに豚骨、室蘭と尾札部の昆布に野菜を利用しているらしく、そうした袖看板のインフォも納得出来るラーメンを提供している。

以前はテレビでラーメン特集があったりするとよく出演されていたが、最近では雑誌でたまに見る程度となって来た女性店主宇都宮節子さんのお店だ。

並ぶかも知れないと思ったが、到着して見ると特に行列も無かった。最近では息子さんも一緒に厨房におられるそうで、入店すればなるほど女性店主と一緒にそれらしき2代目とも言えるその男性がおられた。

ちょうど右奥におられた先客が精算を済ませて帰るところで、そこに促されてメニューリストから肉玉ラーメンの塩味あっさりでお願いした。

店内では女将さんが常連さんと世間話しの最中で、早朝の女子ワールドカップを見ておられたらしく、その試合について熱く語っていた。程なく到着。

ラーメン本でも何度となく見て来た、そんなラーメンがやって来た。軽く話し掛けると気さくに応えて頂き、千葉の松戸から来た事を告げると、何とそれならと手羽先の煮物を気前よくサービスしてくれた。

それではと行かせて貰えばそれは豊潤な口当たりの塩スープに、小気味良いコシがいい中細ちぢれ麺がまた素敵だった。目の前に麺箱があって見まちがえで無ければ、一番系ラーメン店でも利用している中西食品さんだった。

先述しているように豚骨鶏ガラに昆布と野菜を多用した出汁だそうで、そんな旨さがまさしく迸るこちらのラーメン。チャーシューが見た目個性があるなと思ったが、口にして見ればこれが王道一直線な美味しさ。

サービスして頂いた手羽先煮は炊き込みご飯を注文すると出て来るものらしく、恐縮しながらも味わえばこれがもうおふくろの味的な美味しさに満ちあふれた至高の旨さ。気がつけば完食だった。

今回のなでしこジャパンFIFA女子サッカーワールドカップ優勝は日本を元気にしてくれるものであり、それだけに近年ラーメン店で増加傾向の女性の店主や店長さんも、新しいタイプのラーメンの開発をして更に日本を元気にして欲しいところだ。いや、実にとんでもなく素晴らしい、そんな美味しいラーメンだった。

(左フォト) 肉玉ラーメン塩味あっさり/手羽先煮/店舗外観 (2011.07.18)


 室蘭ラーメン 雷文 (らいもん)

 住所:東京都町田市本町田973-16  定休日:月曜日・第二火曜日 ※祝日の場合は翌日休

 TEL042-722-5567  営業時間:火〜金11:00〜15:30/土日祝日11:00〜16:30

 アクセス:小田急小田原線町田駅下車。バス1番乗り場神奈川中央バス藤の台団地行きに乗車
       して菅原神社前降車。直進してまもない鶴川街道を右折して50m程歩いた街道沿いの
       左手にあり。



  2011.07.18 町田駅から神奈川中央バスに乗れば直ぐ。   2011.07.18 メニューが豊富なこちら。



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