サッポロラーメン ピリカ
東京・吉祥寺南口





二十四節気は清明を過ぎ三寒四温が続いてやや冷え込んでいて、今年も儚く散り出した桜の花びらがごくわずかながら名残り雪のように落ちていた四月卯月上旬の月曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、帰る頃はそれほど寒くもなかったそんな午後七時過ぎだった。

吉祥寺駅周辺の井ノ頭通り沿いにもきたなシュランに紹介されたラーメン店があると先日気がついて、今夜こそとなって仕事帰り立ち寄ることにした。

2010年6月10日に放映されたきたなシュランで紹介されたこちらのようで、野菜が沢山入るスープに水餃子を入れた湯(タン)餃子や、牛乳ラーメンが好評のラーメン店だそう。

吉祥寺駅前から井ノ頭通りに出て左手に600m近く歩いて行くと、煌々と周囲を照らす電光袖看板が見えてあそこかとなった。

店先には丸い提灯が幾つも垂れ下がっていて、先述した人気メニューが紹介されているだけでなく、あっさり醤油味の井の頭ラーメンなる提供メニュー等も案内されていた。

さっそく入店するとたまたまだろうか先客の居ない静かなフロアが広がっていた。厨房には老練そうな店主が、一人で入店客を待っていた。きたなシュランがきっかけで、こちらを知って来たことを告げると、快く迎え入れてくれた店主だった。

色々なお奨めメニューがあっていつもなら迷うところだが、店先ののサッポロラーメンの看板に、札幌なら味噌に餃子だろうとなってその味噌ラーメンと焼餃子をお願いすることにした。

店名のピリカと言うと知床旅情の歌詞の中に出て来る海鳥が思い出されるが、店主いわくアイヌ語の言葉で可愛いとか綺麗と言う意味があるのだそう。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、豚ガラが効いた風合いに白味噌ベースのまろやかで優しい味噌スープの味わいが実にたまらないもの。

そんな熱々のスープに加水高めの中太麺が泳いでおり、その麺がモチモチとしていてなかなか素敵な味噌ラーメンだった。焼餃子も肉餡がぎっしりと入っていて、とても美味しいものだった。

個人店だと思ってやって来たが、今でこそ個人店だが当初は渋谷に本店があった味噌ラーメンチェーン店の系列店だったこちらであることを教えてくれた。

そう言えば店頭の看板に可愛いらしい小熊のマークがあしらわれていてなるほどと言うところだった。

その昔営業していた永福町の支店で偶然ピリカの味噌ラーメンを食べる機会があり、この味噌ラーメンならやって行けると当時確信したそう。

そこで脱サラを決意して渋谷の本店で研修を充分に受け、満を持して1972年の昭和47年12月にこちらを開業させたらしい。

しばらくすると周辺に九州ラーメンチェーン店や函館ラーメン専門店がオープンして、ライバル店と鎬を削った時代もあったそうだ。そんなライバル店も、いつの間にか閉店してしまったそう。

味噌ラーメンチェーンのピリカは、当時大久保や新宿に自由ヶ丘等にも系列店があったそうだが、ずいぶん前に本店が閉店してしまいFC契約もなくなり、その後は個人店として営業して現在に至るらしい。

ネットでそんなラーメンチェーンピリカの足跡を辿ると、確かに首都圏を中心に今でも同じ店名が見受けられ群馬県太田市内など北関東周辺に幾つか散見されるが関係があるのか無いのか知る由もない。

とんねるずのみなさんのおかげでしたの「きたなシュラン」では、ビビる大木さんが注文して口にした牛乳ラーメンが予想以上に美味しいと紹介され、放映直後ずいぶんその牛乳ラーメンが出たそう。

気がつけば完食。いや、なかなか素敵な優しい味わいで、かなりとても実に良かった。

(左フォト) みそラーメン/焼餃子/店舗と井ノ頭通り (2014.04.07)


 サッポロラーメン ピリカ 吉祥寺店

 住所:東京都武蔵野市吉祥寺南町2-20-9  TEL0422-48-1177

 定休日:木曜日  営業時間:11:30〜翌2:30

 アクセス:JR吉祥寺駅公園口下車。井ノ頭通りに出て、左手に600m強ほど歩いた左側にあり。



その昔渋谷に本店があるラーメンチェーンのこちらだった。

消費税増税でこちらも新しい価格表示になっていた。

こちらも以前に「きたなシュラン」で紹介された。