小作一番 東京・小作 ※閉店





北寄りの風が吹いて雨の予報はないものの見上げれば曇り空が春と言う名の時計を巻き戻して、明日は二十四節気の立夏なのにと言う思いが過った5月ゴールデンウィークも区切り目の木曜日。

しばらく前まで春休みだったので、日曜日に出掛けると人の多さを実感したものだが、祭日がお休みはとても久々でやはり電車の人の出の多さに驚いてしまった。また立川勤務となって福生一番系探訪シリーズで行こうと、やはり気になっていた以前はラーメン一番小作店だったこちらへ訪れる事にした。そんなわけでまた休日も中央線快速電車に乗車。

途中で上手く特快青梅行き乗り継げ、青梅線直通だけにスムーズに小作駅へ降り立った。実は八王子系の気になるラーメン店があって、先に立ち寄ったものの何と臨時休業。

一番系は丼ものセットに替え玉サービスで行けばかなりお腹が膨れるため、少し前から他店と合わせて訪問すると勿体ないと結論づけただけに、まあそれならこちらでそのがっつりセットで行くかとなった。

駅へ戻って反対側出口に出て、バス通りを進んでその店頭へやって来た。店舗周辺の街並みは常に変化している感じで、特に古臭いイメージはなかった。営業開始数分前だったのでガードレールに寄り掛かって待っていると、しばらくしてシャッターのけたたましい音がガラガラガラと周辺に鳴り響いた。

中から店主が出て来られ何枚かのシャッターを開いて、店先に並べるものを外に出してから店内へ促されて入店した。野球やサッカー等のスポーツものの大判ポスターが何枚も貼られている店内で、何気なく振り返るとそこに券売機があった。

ラーメンと牛すじごはんがセットになったAセット800円を選んで、味噌ラーメンがあったのでそれにしようかと思ったが、思い直して豚そばでお願いした。こちらでもやはり一番系らしく替玉1玉無料サービスをしていた。また天井近くの壁を見ると通常の白玉・赤玉の他に太麺が選べるようで、それならばと太麺でお願いした。

専用パーキングも用意しているこちらで、まもなく何処からともなく後続客が続いて俄かに活気づいて行った店内だった。三人の内二人は万札チェンジで、出だしからそれが続いていた。程なく到着。やはりこちらも風情のいい豚骨スープで、なかなかのビジュアルを示していた。青ネギがまたその風情を押し上げていた。チャーシューも比較的大きかった。

それではと行かせて貰えば豚骨のしみじみとした優しい味わいがカエシに絡んで、寄せては返すさざ波の如く旨みがやって来た。麺も極細麺よりは太い細麺ストレートで、なんとも言えない良さが在った。こちらもやはり中西食品さんの麺だそう。

牛すじごはんにはウズラの卵が乗せられていて、軽く掻き混ぜて口にすればすき焼きにも近い甘辛の味付けで、ご飯の盛りも良くて美味しかった。豚チャーシューが豚骨系スープの中で、イマイチ輝かない事がたまにあるがそんな事もなくとてもいい感じだった。

ポスターはよく見ると元巨人の松井選手で、一つ前の大リーグチーム時代のものだった。またサッカーものもあってそれにしても賑やかな壁面だ。比較的新しいものばかりで、貼り付けてから数年も経過していないように見えるものばかりだった。

そして麺が無くなる頃を見計らって、サービスの替玉をまたラー油で色を付けた感じの赤玉でお願いした。すると店主は後続客のオーダーの片手間に麺を熱湯に投入したかと思えば、サッとひと茹でする感じで引き上げて茶碗に移しそれをカウンタトップに置いてくれた。

その麺をスープに投入しよく汁に馴染ませ、その後で目の前にあった揚げニンニクと紅生姜をトッピング。チャーシューが無いだけで麺量も充分なだけに、もう一杯のラーメンを口にする感じだった。気がつけば完食。いや、いぶし銀的な店主が作る、味わい深い福生一番系とんこつラーメンであった。


(左フォト) 豚そば/赤玉/Aセット牛すじごはん/店舗外観 (2011.05.05)


 小作一番 (おざくいちばん)

 住所:東京都羽村市小作台1-25-2  TEL042-579-7150  定休日:火曜日

 営業時間:平日11:30〜15:30・18:00〜23:00/土日祭日11:30〜21:00

 アクセス:JR青梅線小作駅東口下車。右斜め前方へ進んでバス通りに出てそこを左手へ歩いて
       行った左側にあり。徒歩およそ5分。



  2011.05.05 店名が小作一番になっても、その味わいはラーメン一番。   2011.05.05 ランチタイム時の店舗外観。



喜劇らーめん食べ歩きTOP