王華 東京・三鷹





墨汁を数滴だけ垂らしたような色した雨雲が青空を隠して、時折りわずかな雨粒が落ちては止んでいた四月卯月も下旬となって来た月曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、さざれ雨程度のそんな雨が帰宅時も止むことなく落ちていたそんな午後七時過ぎだった。

先日朝方の通勤時にうっかり吉祥寺に停車しない特別快速に乗ってしまい、気がついた時には後の祭りで吉祥寺に止まらず三鷹で下車してやむなく一駅戻るしかなかった。

そう言えば吉祥寺の一駅先は三鷹だったなとなって、過日その周辺のラーメン店と中華店をネットで探していると、こちらの店頭の画像に釘づけされて気になるところとなった。

ラーメンも実に美味しそうで、それならばと今夜こそとなって仕事帰り立ち寄ることにした。そんなわけで自宅とは逆方向の電車に一駅乗って、夜の三鷹へやって来た。

何度か途中下車して周辺店を訪れているだけに、迷うこともなくその店頭に立つことが出来た。

夜営業のみの中華料理店のようだ。店先の腰下の位置にあるガラスショーケースに、提供メニューのサンプルを並べているこちらだ。

焼餃子がウリのこちらでネットで調べるとかなりのファンを有するようだが、その焼餃子のサンプルの並べ方がなるほど圧巻と言えるものだった。

大皿にリアルなサンプルの焼き餃子が三十個近く不規則に山積みされた陳列方法で、いかにもウチの餃子は凄いと想わせるものとなっていた。

なるほどこれはもう、見応えがあるものだ。さっそく入店するとそこはさすが盛況なフロアのこちらで、空いている席が数席しかなく中ほどのそのわずかな空席に腰を落ち着けた。

すると目の前にテーブルメニューがあり、それを手にして見ながらワンタンメンと焼餃子をオーダーすることにした。

王華メンと言うメニューが見受けられたが、店頭のサンプルからすると具たくさんの広東麺風と言う感じだった。またパワーメンは、揚げた豚のロース肉が乗るパーコー麺なのだろう。程なく到着。

なかなかいい色艶をした焼餃子で、ワンタンメンもまたいい風情を感じるものだった。

それではとワンタンメンから行かせて貰えば、香味野菜から来る素敵な持ち味のいいまったりとした醤油スープに、中細やや太ストレートのムチッとした麺の風合いがたまらないもの。

さりげなく乗る煮豚に、青菜の質感がまた良かった。餃子がウリならばワンタンも一味違うのだろうとワンタンメンにしたが、予想通りのコシ豊かでツルンとしたもので食感も良かった。

そして醤油・お酢・ラー油でタレを作って餃子に手を付ければ、もうその華麗にして絶妙にして何とも言えないありがちでありそうで無い、口にすれば口にするほどその美味しさの深みにハマって行くもの。

そんな美味しさに唖然としながらラーメンに再度手を付ければ、餃子の旨みがラーメンの味わいさえも変えて行き、それがまたかなり素敵な美味しさを造形していた。

20年ほど前に開業した、そんなこちらだそう。王華と言えば首都圏でごくたまに見掛ける中華店だが、おそらくそんな何処かの王華で働いて暖簾分けで営業されているとろだろうか。

気がつけば完食。いや、かなり途轍もなく果てなく何処までもとんでもなく、絶大に素晴らしかったワンタンメンと焼き餃子だった。

(左フォト) ワンタンメン/焼餃子/店頭ショーケース (2014.04.21)


 王華(オウカ)@三鷹

 住所:東京都三鷹市下連雀3-22-14  TEL0422-42-5525

 定休日:火曜日  営業時間:17:00~24:00

 アクセス:JR中央線三鷹駅南口下車。スカイウォーク奥のスカレーターを降りて行き中央通りを
       歩いて行き三鷹駅前交差点を左折して100mほど歩いた左側にあり。

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最寄り駅は特別快速も停車する三鷹駅。

南口に出たらこのエスカレーターを下りて行く。

この三鷹駅前交差点を左折して100mほど歩いた左側。

餃子のファンが多いこちらのようだ。

創業しておよそ20年になるらしい。

さまざまな麵類メニューもあった。