らーめん屋 OKAZAKI 東京・渋谷 ※閉店

ひとたび曇り空が取り払われば真夏の表層が容赦のない陽射しを送り、梅雨明け前の湿度が人の動きを鈍くさせていた、参院選前日で各党の最後の雄たけびが国内を駆け抜けた7月中盤の土曜日であった。そんな今日も仕事が終わって外に出れば、いつもより早い午後7時過ぎだけに陽が暮れきらない夕暮れ時の渋谷の街角が広がっていた。

実は少し前にこちらへ仕事帰りに訪問した際に、店終いしていて中へ入れなかった事があった。午後10時半まで営業していると思って午後9時半前に着くと、中に人の気配があったので店内へ入って行った。すると今夜は既に閉店したようで、その旨の丁重なお詫びの言葉に、やむなくその日は諦めて別の店に訪問したものだった。



改めて閉店時間をネットなどで調べると、天動説と地動説の類いとはまた違った、午後9時閉店説と午後8時閉店説の二極化になっており、思わず頭を悩ませたこちらであった。こんな時次回は誰しもが再度フラれたくないと思うもので、そんな折りに午後七時の早上がりとなったので思わずそれならこちらへリベンジとばかりに再度訪れる事にした今夜だった。

ちなみに私のラーメン食べ歩きには或る程度のルールを自ら設けていて、それは仕事を最優先にする事で、ラーメンが理由で休日や出退勤時間をずらす事はまずありえない。それがラーメンを食べる時の醍醐味に繋がるからだと常々感じている。閑話休題。

そんなわけで桜坂を上がった場所に位置する店頭に立てば間違いなく営業中で、暖簾を潜ってカウンターの中程に腰掛け、さて券売機はないのかな?と店内を見渡せば、気がつかない内に通り過ぎていた。そこはさりげなく立ち上がって、荷物を置いたら戻るつもりだったかのようにして券売機の前に立ち、葱焼豚つけめんをメインメニューとして選んで、手が出やすい200円の子ぶた飯のボタンも連打した。

チケットを手渡しながら念の為つけめんの麺量をお尋ねすると、オーダーした並盛りは200gだそうでサイドメニューを付けて丁度良さそうだった事を確認してから先程の席に落ち着きオーダー品を待った。落ち着いた頃閉店時間について確認させて貰うと現在は午後九時だそうで、午後八時閉店は二年前の今頃五年間程営業していた桜上水からやって来た時の営業閉店時間だそう。程なく到着。

おお、中華的風情のあるつけ麺がやって来て、そこから発せられるオーラは実にかなりいいものがあった。ネギから来る雰囲気もまた何処かなかなかないものが感じられた。濃い醤油色のつけ汁には煎り白胡麻が多めに入っていた。

それではと行かせて貰えば久々の魚粉なきつけ麺に新鮮味が感じられ、オリジナリティ高い中華つけ麺はいい奥儀が随所に見られ、中細ちぢれのシコシコした麺がこれまた愉しい食感を魅せていた。それにしても瑞々しいネギは、噛み締める度にしみじみとした心地よさを与えてくれるもの。コク味の良い汁からは酸味と共に、仄かな魚介感等の旨みの気高さが感じられた。

子ぶた飯も肉のトロトロ具合に自身が骨抜きになりそうになる程かなり美味しかった。スープ割りに至るまで感動メーターの針が下がる事はなく、もう気がつけば完食フィニッシュであった。かなり良かった。

(左フォト) 葱焼豚つけめん/子ぶた飯 (2010.07.10)


 らーめん屋 OKAZAKI (おかざき)

 住所:東京都渋谷区桜丘29-5 TEL03-3770-1903

 定休日:日曜日  営業時間:11:00〜15:00/17:30〜21:00

 アクセス:JR渋谷駅西口下車。左手にある歩道橋を上がり国道246号の向こう側に出てさくら通り
       の坂道を上がって行き、登り切って更に直進。突き当りを右折して次の変則四差路の
       正面の位置の建物の1階にあり。

  

  2010.07.10 桜坂も行きは登り坂だが帰りは下り坂。   2010.07.10 渋谷駅から少しあるが、違う渋谷を見つけられる周辺。



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