手もみらーめん 十八番 東京・荻窪





冷蔵庫から冷凍庫に移された食材の気持ちが判るほどに、また寒さが募る1月後半まもない週明けの月曜日。そんな今日も仕事が終わって外に出れば、寒いと言うしかない午後8時過ぎだった。

荻窪から通勤されている方が社内にいらして、先日話して見ると荻窪に住んでいるからと言ってラーメンは普段食べないそう。たまに食べる時は春木屋でも丸長でもなく、荻窪の住人なら結構利用しているこちらへ行くらしい。実は昨日閉店していた店頭に立ったのはそんなこちらで、リベンジとばかりにまた来て見れば今日は営業しており、外に行列は出来ていないものの店内はかなり盛況を極めていた。

そんな混雑にもう一軒気になるラーメン店が近くにあったが閉店予定時間が間近でどうなんだろうと、時間に余裕もあったのでちょっと寄って見ればとっくに今日の営業を終えていて、それなら営業していたこちらにしようと舞い戻って来た私だった。そんなわけで店頭に到着すれば盛況さが変わらない処か、呑んだ帰り道風のグループ客七人の方が、この寒空に並んで待っていた店頭であった。(泣)

いや食べ終えて仲間が出て来るのを待っているのかも知れない。そこは呑まれている方だけに丁重に並ばれているのか尋ねて見ると、これから食べるそうで静かにその後ろに着いた。

オーダーは済ませているそうで、昨日フラれた事もあったので不安になって扉を開けてグループ客の後ろに並ぶ事を告げると、メニューリストが来たのでそれを見てワンタンメンを大盛にして、餃子3個と言うのがあったので勢いでそれもオーダーした。

しばらくするとまた呑んだ帰り道のグループ客三人の方が来られて私の後ろに並ばれると、お店の方がそれに気づいてまたメニューリストを見せてオーダーを取っていた。すると全員が特製十八番と告げていて、さっきはそのメニューに気づかずそれって何?だった。

すると豚肉と長ネギをニンニク・塩・胡椒で炒めた具が乗ったラーメンらしく、それを聞いた時は思わずそれに気持ちが傾いたものの、そんなやり取りの合い間にラーメン大盛は麺がたっぷり2玉入る事を知って、それどころではなくなってとりあえず変更せずにそのままにした。

前に並んでいた七人は既に六人が中へ入っていて、一人だけが混雑で入れずにいた。話し掛けて見ると入社3年目くらいのハツラツとした青年で、周辺の好きなラーメン店を尋ねて見ると野方ホープと八荻家がなかなかだそう。

そんな話しをしている内に二人して中へ入れて、あらかじめオーダーしていた事もあってか座ってまもなくまず餃子がやって来て口にすると、やたらデカい餃子で餡もぎっしり入っておりニンニクがしっかり利いていて何処となく一世代前の美味しい餃子でとても良かった。そしてラーメンも程なくやって来た。

これがやたら麺が入ってスープからかなり麺が飛び出しているのが印象的なラーメンがやって来た。あっさり醤油なスープがそんな麺の合い間から見えていて、黒ゴマが振りかけてあるもの。

それではと行かせて貰えばなるほど何とも独特な風合いでありながら、その味わいは相反してごく自然に受け入れ易いクセの少ない感じが飽きの来ないものとなっており、地元荻窪在住の方々に愛されているラーメン店である事がよく判った美味しさだった。それにしても麺量は、やはり凄かった。

おととい初代林家木久蔵師匠監修のラーメン本について触れたがこちらもその掲載店で、昭和41年に創業したこちらで昭和60年当時は青梅街道から四面道交差点を右折して環八通りを100m程進んだ左側に店を構えていたらしく、住所は杉並区桃井1-12-16の場所で営業していたようだった。

その当時から既に豚肉と長ネギをニンニク・塩・胡椒で炒めた具が乗ったラーメンを提供していたらしくその紹介で店の案内が締められていた。おそるべしな麺量なるもその美味しさからスルスルと入って気がつけば完食だった。いや、かなりとても良かった。


(左フォト) ワンタンメン大盛/半餃子(3個)/店頭外観 (2011.01.17) 


 手もみらーめん 十八番

 住所:東京都杉並区上荻1-4-10  TEL03-3393-3545

 定休日:当分の間は日曜日  営業時間:18:00〜翌1:30

 アクセス:JR中央線荻窪駅北口下車。右手へ道なりに進んで行き200m程進んだ青梅街道の手前
       の左側にあり。



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