野方ホープ 東京・吉祥寺北口





周辺にも霜が下りるようになって冬も本番となって来た、青空から陽射しが街角に注いでいた十二月師走も後半の金曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、夜風が比較的穏やかに感じた、ともあれ冬めくそんな午後七時だった。

以前の吉祥寺勤務の際に一度訪れているこちらだが、仕事帰りまた立ち寄って見ることにした。

そんなわけで雑居ビルの地下1階で営業している、こちらへやって来た。入口のドアノブが豚の鼻を模しており、思わず微笑んでしまう。

さっそく入店して行くと、今夜も盛況なこちらの店内が広がっていた。お店の方の活気ある声掛けが、その状況以上に盛況に感じるように思えた。

一歩前に足を踏み出せばお店の方の目に止まり、こちらへどうぞの大きい声に誘われ促されたそのカウンター席に腰を降ろした。

メニューリストを広げると期間限定で黒ゴマ担々麺やうまから麺などがあったが、公式サイトでこれにしようと決めていた肉ごはん(小)と餃子のセットをまずはオーダー。

ごはんは明太ごはんも選べるようだった。そしてラーメンは味噌ラーメンにもなびきそうにもなったが、そのこってり絶妙感は自重するかと思案。

そこで野菜ラーメンで行こうとなってそれをお願いすることにした。

昨年の9月15日に高田馬場店がオープンしているこちらだが、今年も10月4日に元住吉に新たなる支店が営業を開始したようだ。程なく到着。

おもむろに餃子のタレを作りそれを餃子に浸し頬張れば、小粒な仕様ながら焼き上げ加減が実によくなかなかの美味しさ。

肉ごはん(小)もよく炊けたご飯にチャーシューの持ち味も良くこれまた素敵だった。

チャーシューは肉汁を閉じこめるため一度素揚げしてから低温でじっくりと煮て、その後自家製のタレに丸一日寝かせた手の込んだものらしくなるほどと言うしかなかった。

そしてワンテンポ遅れて来た野菜ラーメンにも手を付ければ、たっぷり入った野菜がホクホクして食感もいい感じで、スープと麺もこちららしさが十二分に出ていた。

前回の通りゲンコツと背ガラと豚のスネ肉のスープ、知床産の男爵芋と数種類の野菜のスープ、鶏ガラと香味野菜の合わせスープ、これら三つのスープをブレンドしたものだそう。

秘伝のタレは丸大豆醤油をベースに五種類のスパイスと香味野菜で熟成を重ねた独自性の強いものだそうで、背脂は、ひゃしく等を利用して、擦り合わせながらスープの上へ振りかけているらしい。

そして麺はスープとの絡みを重視した中太ちじれ麺で、厳選した小麦粉を鶏卵により甘味と香りを引き立て、かん水を利用して充分に寝かせ熟成を加えた中華麺だそう。

それだけにボリューミーながら、気がつけば完食だった。いや、それにしても実に素敵で、なかなかとてもかなり実に良かった。

(左フォト) 野菜ラーメン/セット餃子/肉ごはん(小) (2014.12.19)


 野方ホープ 吉祥寺店

 住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-18-3 サニーシティB1階  ※公式サイトはこちら

 定休日:無休  営業時間:11:00〜翌4:00

 アクセス:JR吉祥寺駅北口下車。ロータリー右側の吉祥寺大通りの右手歩道に出てヨドバシカメラ
       方面に80mほど歩いたローソンがあるビルの地下1階にあり。大通り沿い奥に階段あり。



吉祥寺駅から程ない場所に位置する野方ホープ。

本家では唐華と言われている油唐辛子。

野方ホープのデフォルト麺類メニュー。






夜半の雨も朝方には収まり背丈ほどの梅の小花が綻んでいて、にわかに灰色の雲の合間から陽もひとときだけ射していた、そんな春が加速する三月弥生半ばの金曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、何処か春めくそんな夜風光る午後七時過ぎだった。

立川勤務時代の三年前にこちらの荻窪店へ足を運んだものだが、そんな野方ホープが吉祥寺にもあるとして少し前から気になっていた。

つい先日はホープ軒の元祖系二軒を訪れているだけに、こちらにもとなって今回訪れることにした。そんなわけで仕事帰りこちらが入るビルの前にやって来た。

大通り沿いで、吉祥寺駅からそう遠くない場所だ。その建物の地下にあるらしく、下へ続く階段の途中にもこちらの看板があり入店を誘っていた。

下に降りてこちらの入口の扉に手を掛けようとすると、豚さんの鼻をデフォルメしたようなノブになっていて思わず心が和んだ。

中へ入って行くと広いフロアながらそこはもう盛況な店内で、一番奥の空いた変則的なテーブル席の壁際の椅子に促されて腰を下ろした。

ドアのノブにあった豚さんの鼻は、壁面のハンガー掛けにもなっていた。

メニューリストを広げそこから味玉ラーメンを選んで、サイドメニューも行くかと15時〜24時限定となっていた焼き肉ビビン丼もお願いすることにした。

すると背脂量の確認があり、荻窪店の背脂量を振り返りそこは普通でお願いした。

荻窪店のレポートでも触れたように、1988年の昭和63年3月に中野区野方の環七沿いで開業したこちらで、この吉祥寺店は2009年7月10日にオープンしたようだ。

千駄ヶ谷ホープ軒の系統ともされているようだが、実際は不明らしく定かではないようだ。程なく到着。それではと行かせて貰えば、なかなかのクセになる味わいがたまらないもの。

ゲンコツと背ガラと豚のスネ肉のスープ、知床産の男爵芋と数種類の野菜のスープ、鶏ガラと香味野菜の合わせスープ、これら三つのスープをブレンドしたものだそう。

味玉がなかなかの半熟具合で素敵だった。先日初めて阿佐谷ホープを訪れたが、なんとなくそのコクに共通点を感じた。

こちらを創業させた店主は女性で、阿佐谷ホープもまた女性だけに、余計にそう思ってしまうのかも知れない。

ホープ軒本舗@吉祥寺と阿佐谷ホープにもあった、唐華をイメージして作ったような油唐辛子なる調味料が卓上にあり、後半ラーメンに投入してみたがそれも良かった。

キュウリの浅漬けがあったので、焼き肉ビビン丼に入れて愉しませて貰った。そんな焼き肉ビビン丼も実にやたら美味しく、気がつけば完食。

精算を済ませて帰るかと席を立ち、出入口前にある精算カウンターの方に持っていた伝票を手渡した。

ふと目の前に野方本店の創業当時フォトが貼り出されていて、その横に笑顔の創業女性店主である小栗冨美代社長を描いた絵が配されていた。

威勢の良さそうイメージがあるそんな店主だが、なんと二年ほど前にまだ60代前半と言う若さであるにもかかわらず悲しくも他界されてしまったそう。

それを代金を支払いながら知り驚くしかなかった。現在は女性社長の息子さんが、こちらの営業を引き継いで頑張っておられるそう。

そういえば野方本店と荻窪店にこの吉祥寺店のほか、目黒店と原宿店も営業しているこちらだが、高田馬場店が昨年の九月さらにオープンして益々の勢いを見せるこちらのようだ。

いや、絶大に広大に果てしなく何処までも途轍もなく素晴らしかった、そんな美味しい野方ホープのラーメンだった。

(左フォト) 味玉ラーメン/焼き肉ビビン丼/店頭の案内 (2014.03.14)


雑居ビル地下一階に降りるとあるこちらの入口。

メニューリストを広げてオーダーしよう。

脂調整は「こてこて」など五段階から選べる。

目の前にはたくさんの調味料類が置かれていた。

右側のお顔は数年前に他界されてしまった女性社長。

ローソンの左手にこちらへ降りる階段がある。