らーめん ねいろ屋 東京・荻窪







また降り出した春の雨が、満開を迎えてまもない桜花を散らせ始めて、桜の数だけ桜の絨毯が出来始めていた、そんな四月卯月上旬の休日木曜日だった。

時に1983年の昭和58年に初代店主が創業させた二葉天沼店だが、その後二代目が店を引き継がれて2007年1月20日には上荻店がオープンしている。

五年間ほど二店舗体制が続いていたが、上荻店の方が本店として機能していたらしく、荻窪・教会通りの天沼店が2012年初頭に突如として閉店した。

その替わりに2012年2月20日オープンしたのがこちらで、二葉で五年ほど働いておられた方が独立したラーメン店だった。

天沼店を譲り受けたこちらだけに、リニューアルとして扱われたこともあったようだ。

アクセスは非常に良い場所だが、店内はとても狭く盛況さが増して行くと直ぐに外列が出来てしまう店舗だ。

勤務先が吉祥寺となって、そこは何度となく訪れている二葉の流れを汲む、そんなラーメン店だけに気になっていた店で、本日こそとなって出掛けることにした。

なお店主の公式アカウントツィッターによれば、本日からラーメンのレシピを若干仕様変更したらしい。また時期は未定だが年内中にこちらでの営業を終了させる予定があると言う。

これはいったいどうしたことか。そんなわけでまた御茶ノ水で中央線快速電車に乗り換えて、荻窪で下車。久しぶりの荻窪・教会通りの石畳を歩いてその店頭へやって来た。

手前には水色の壁面をした木造家屋の老舗クリーニング店があり、見ると中にいる方は仕事の真っ最中で忙しそうだった。

店舗左手のドアガラスには、かき氷を提供する店が掲げる白地に水色の波があしらわれ赤い文字で大きく氷と記された旗が貼られていた。

三ツ星氷室から取り寄せる日光の天然氷と自家製シロップによるかき氷を年間を通して午後二時から提供するこちらだ。

麺屋 KABOちゃんが同じように、一年中天然氷と自家製シロップによるかき氷を提供しているがこちらの方が先に提供を始めたようだ。

雨っが降り頻るなかさっそく入店するとそこはやはり二葉天沼店とそう変わらない狭い店内で、ランチタイムのいい時間もあって、ほぼ満員のフロアが広がっていた。

一番奥の厨房前のカウンター席に促されて、そこに腰掛けてから手元にあったメニューリストを見て、そこから特製しおらーめんと炙りチャーシュー飯をお願いすることにした。

すると細麺と太麺が選べるそうで、普段なら太麺と即答するところだが、思わずどちらがお奨めかお聞きして見ると太麺だそうでそれでお願いした。

ちなみに仕様変更が影響したのか、本日は塩らーめんと塩つけめんのみで、醤油味のらーめんとつけめんは本日は無かった。

ふと見るとフォークギターが壁面に掛けられていた。ツィッターによれば店主はバンドでギターを弾いておられるらしく作詞と作曲まで手掛けているようだ。

またその隣りには香川県の特産品である伊吹いりこのポスターが貼られていて使用食材の一つなのだろう。

瀬戸内海の伊吹島周辺で漁獲されたカタクチイワシを島内で直ぐに加工して、網元一貫生産により鮮度が命のイリコいわゆる煮干しだけに定評があるものらしい。

程なく到着。なかなかのオーラを感じるものがやって来た。ふわりと香るスープの風情は、実に豊かなものがあった。

豚チャーシュー二枚と鶏ササミチャーシュー二枚、これに味玉と穂先メンマに白ネギ・青ネギ・糸唐辛子が入っていた。それではと行かせて貰えば、絶大に超絶に素晴らしい味わいがたまらないもの。

瑞々しい旨味がそよ風のように頬を撫でる如く舌を喜ばせた。豚と鶏のチャーシューがまたやたら美味しかった。

煮干しは前面に出ることなく、貴婦人の笑顔のようにさりげなかった。味玉も美味しく炙りチャーシュー飯も素敵で、気がつけば完食。

体調と店舗契約の関係で時期は未定だが、年内中にこちらでの営業を終了させる予定だそう。

今後復調して、新たな店舗での店主の素敵ならーめんを愉しみたいところだ。いや、果てなく絶大に超絶に何処までも遥か彼方までとっても良かった。

(左フォト) 特製しおらーめん/炙りチャーシュー飯/店舗遠景/店内 (2014.04.03)


 らーめん ねいろ屋

 住所:東京都杉並区天沼3-26-14  TEL03-3392-2878  ★店主公式ツィッターはこちら

 定休日:火曜日  営業時間:平日11:30〜20:00◆土日祝11:30〜18:00頃

 アクセス:JR中央線荻窪駅北口下車。ロータリー左手奥の青梅街道の横断歩道を渡り左手に進み
       歩道橋手前にあるみずほ銀行前の右路地の教会通りを道なりに(途中左折)歩いて行き
       その途中の右側にあり。徒歩およそ5分。



荻窪駅北口前青梅街道のみずほ銀行横の路地を入る。

荻窪・教会通りを進んで行くと、右手で営業している。

一年中天然氷と自家製シロップのかき氷が愉しめる。

卓上のつまようじや箸立てなど。

伊吹いりこのいわゆる煮干しのポスター。

壁面にはフォークギターが掛けられていた。