麺処 鳴神 東京・荻窪



梅雨明けした街に夏の南風が駆け抜けて、輝く青葉を揺らし見上げた空は何処までも青かったそんな7月前半週明けの日曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、やはり湿度の高い今宵だった。

限定の冷やしラーメンが良かった事もあってデフォルト系のラーメンの方も愉しみたくなり、会社帰りまた荻窪で途中下車してこちらへやって来た。

入店すると先客が一人入ったばかりのようで、その隣りのカウンター席へ腰を降ろした。その先客がオーダーをお店の方にしていた処だった。

そちらが落ち着いてからメニューを手にとって、白湯(パイタン)しょうゆ味玉に限定となっているそぼろ丼もお願いする事にした。

先日三陸産ワカメが入った限定を口にしたものだが、その後何気なく見たテレビで三陸産ワカメが手に入らなくなって来て、全体的にワカメの値段が高騰している報道を見た事を話すと今のところはまだ順調に入荷している事を教えてくれた。

まもなく油の中に鶏の平肉が投入されると、店内にジュワアッと言う音が鳴り響いた。程なく到着。そんな比較的大きい一枚肉の鶏パーコーがざく切りされたものが乗るラーメンがやって来た。

その上には白髪ネギがたっぷりと乗っていた。それだけにボリュームもたっぷりなビジュアルだ。

それではと行かせて貰えば無化調らしいサラッとした持ち味がありながらも、こってりした面もある濃厚白湯スープに、大成食品さんの細麺が泳ぐラーメン。

鶏100%のラーメンだそうで、鶏油などがそうした面持ちを強めていた。湿度の高い今夜だけに正直言って揚げたものでなく蒸した鶏肉の方が良かったと最初は思ったが、今思えばカリッと香ばしく揚げた鶏肉はクセになりそうな程に美味しかった。

サブメニューのそぼろ丼は有効利用した肉を使っているそうだが、そうとは感じられない程にこれまたウマかった。気がつけば完食。いや、なかなかとても良かった。

(左フォト) 白湯しょうゆ味玉/限定そぼろ丼 (2011.07.10) 


 麺処 鳴神 -なるかみ-

 住所:東京都杉並区天沼3-4-11  定休日:無休

 営業時間:11:00〜0:00 ※スープ切れ次第終了 ※日曜日は早終いする場合あり

 アクセス:JR荻窪駅北口下車。ロータリー左奥の青梅街道の横断歩道を渡って、教会通り商店街
       に入って進んで行った左側にあり。

  




梅雨空のような曇り空で実際梅雨が続いているもののすっかり季節は夏を迎えて、今年も去年並みの猛暑なのか懸念される今日この頃の7月上旬日曜日。

そんな今日も仕事が終わって外に出れば、それなりに穏やかな今宵だった。梅雨のようでそう言い切れない、夏かと言えば梅雨が明けてない中途半端な季節感が文月の夜空に浮遊していた。

少し前に荻窪・教会通りの某店を訪れた際、その通り沿いに営業していて見つけたこちら。橙色の暖簾が何とも異質的な雰囲気を醸していた。先日ネットで調べて見ると「桜吹雪が風に舞う」の関連店だと判り気になる処となって、会社帰り例によって訪れる事にした次第であった。

そんなわけで荻窪で途中下車して店頭へやって来た。すると店先のインフォを見ると、限定で冷やしらーめんを提供している様子。

日曜日の午後八時頃もあってか狭い幅の教会通りは歩く人も少なかったが、中へ入って行くとこれがかなり盛況のこちらで、少ない空いているカウンターの席を見つけてそこへ腰を降ろした。

メニューリストを手に取ると、パイタンとシャンタンそれぞれの醤油らーめんがこちらのメインのメニューのようだった。本来ならそのどちらかを選ぶところだがまた悪いクセが出てしまい、先述の冷やしらーめんをお願いする事にした。

何気なしに振り返ると「東日本大震災復興支援メニュー第一弾!三陸ワカメ入り冷やしラーメン」となっていて、貢献出来るならばちょうど良かったと思った。

昨年の12月13日にオープンしたこちらのよう。目の前におられた方にお聞きすると、冒頭のラーメン店とは、関係ない事は無いが系列店にはならない営業形式らしかった。

しかしもう一人の方はその新宿のお店におられた方のようで、そのラーメンの良さを告げたら世間話しに花が咲いたこちらの店内だった。なおメニューには餃子に白飯もあったが、現代ラーメン店にしてはつけ麺が珍しく用意されていないこちらだった。程なく到着。

なんと鶏100%出汁の無化調スープらしい。お聞きすると間違いなくそうらしい。それではと行かせて貰えば、これがとんでもなく実に美味い冷やしらーめん。

普段こうして私のように毎日何処かのラーメンを食べ歩いている方なら、この限定を口にすればその主体性の高いスープの味わいに感嘆の表情さえ私のように浮かべる事だろう。

この均整のとれた魚介感に中細麺のコシの愛らしさがタマらないもの。鶏チャーシューも妥協を全くしていない美味しさ。

思わずアリスの「遠くで汽笛を聞きながら」を、店内で口ずさみたくなった程だった。気がつけば完食。いや、素晴らしい味わいのそんな冷やしらーめんだった。

(左フォト) 限定三陸ワカメ入り冷やしラーメン/店頭外観 (2011.07.03)


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