村山ホープ軒本店 東京・上北台





また淡い青空が淡い陽射しにして、車窓から見える遠い風景を過去の記憶のように白めさせていた、寒さも一段落のような気がしたそんな二月如月初日の休日火曜日であった。

先日は吉祥寺駅に程近いホープ軒本舗へ訪問したものだが、そこから派生したラーメン店に千駄ケ谷のホープ軒がある事は知っていたが、もう一つ別の流れのホープ軒が武蔵村山に在る事を、2004年に発刊された首都圏のラーメンを紹介する「旨さ凝縮!無敵のラーメン」で知ったものだった。

そう言えば千駄ケ谷は一度行こうとした時に大掛かりな店内改装で行けず、営業再開して行けるようになってもそのうち行こうと思いながらもまだ訪問しておらず、武蔵村山の訪問も遠方ゆえに敬遠していた処があった。立川へ勤めるようになると、そこから更にその周辺にも行って見たくなるもの。

そんなわけでそれならばと、また今日も中央線特別快速電車に乗って、立川駅で下車して多摩モノレールに乗り換え、こちらの最寄り駅である終点の上北台駅へやって来た。

周辺はマンモス団地の村山団地がある他は、のどかな田畑も広がる一帯ながら、交通量の多い道路も交錯しており、そんな低層の公営住宅が幾つも並ぶ姿はそれだけでも見物と言える程の棟数と言えた。

およそ歩いて12分の道程で、大きい団地を越えた先の道沿いに、風情よく店を構えていたこちらだった。村山の文字をローマ字で表しており、おそらくはビニールシートを張り替えた際に、そんな店名表記も一新した処だろうか。

腕時計を目にすればちょうど正午の時間で、見上げれば眩しい陽射しが注いでいて、中の様子を覗けば平日ながらそんな時間もあって活況を呈していた店内だった。

左端に券売機が見えて、そこが入り口だと気が付いて入店。通常のラーメンが650円のこちらで、平日の午前十時から午後三時まで、チャーシュー2枚・メンマ・玉子が入るランチラーメンが750円で提供しているインフォを券売機右上の壁に見つけて思わずそれを券売機のボタンを見つけて選んだ私だった。

その昔新橋駅SL広場の有楽町側に吉野家の大きな支店があったものだが、そこはコの字のカウンターが確か四つ位あったものだが、こちらはその半分の二つのカウンターが並んでいた。券売機前のすぐ近くのそんなカウンター席に腰を降ろした。

吉祥寺から東に腰を降ろした千駄ケ谷ホープ軒は山の手の中もあってか、修行した多くの方々が巣立って自分の店を持って行ったようだが、それに対して西寄りに腰を降ろしたこちらは、もちろんそんな巣立って行った方もおられると思うが情報が少なく、現在間違いないのは東大和にあるお店だけで、八王子にもあったが、そちらは既に閉店してしまったそうでそれらは直営店なのだろうか。

かなり前には家電量販店外商営業時代に仕事で車を走らせていて、街道沿いでホープの文字をたまに見掛けた事もあったが、こちらで修業した方も中にはあったのかも知れない。カウンターには今は見ない金属製の箸入れが置いてあり、こちらの長そうな歴史がそれでも判った。程なく到着。

これがもうこれでもかと背脂が入ったラーメンで、ここまで見た目がギトギトなラーメンは久々と言えて嬉しい限りだった。到着前にラオタ的な少し質問を投げて、それが功を奏したのかいつもそうなのか、でも隣りのラーメンを見れば大して変わらなかった。

それではと行かせて貰えば、背脂の甘い香り滴る昭和と言う時代に息づいていた確かなウマ調系のラーメンで意外な程すっきりとした口当たり。チャーシューも美味い。

まるで子供時代にいつの間にか失くした宝物が、タイムマシンで突然目の前に現れたような嬉しさを感じるようだった。気がつけば完食。いや、なかなか良かった。

(左フォト) 平日ランチラーメン/店舗外観/多摩モノレール電車 (2011.02.01)


 村山ホープ軒 本店

 住所:東京都武蔵村山市学園3-59-2 TEL0425-64-3519

 定休日:無休 営業時間:10:00〜翌0:30※月曜日のみ20:30まで

 アクセス:多摩モノレール上北台駅下車。改札を左手に出て下に降りたら戻るように歩いて、程ない
       郵便局が見える路地を右折して進んで行く。T字路を横断歩道渡って右手に進んで直ぐ
       ある左路地を入って行く。ずっと道なりに歩いて突き当たりを横断歩道をまた渡ってから
       左手に歩いて行った右側にあり。徒歩およそ12分。



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