自家製麺つけ麺 紅葉 東京・国分寺



梅雨明けまであと一週間程度となって、その所為か曇り空の雲もそれほど厚くは無く、朝方でも陽射しが出ていた7月前半の金曜日。そんな今日も仕事が終わって外に出れば、また変わらない湿度の高い今宵だった。

国分寺の未訪問店と思ってまた途中下車したが、やはりそう並んでなければこちらとなるもので、いざ店頭に来て見ればこれが全く外列が無い状況だった。

昼営業が再開した?等と推測しながら疑心暗鬼な面持ちで扉を開ければ、店内の待ち椅子にも誰一人いない有り様。

ともあれ狐につままれた気分になりながらも、券売機の前に立って一考してからめんまつけ麺の大盛を選んだ。

振り返ると厨房の中のお店の方から直ぐに席へ促されて着席。そこは出入り口の傍の席で、扉を見ると相変わらず夜営業だけになる旨のインフォメーションが貼られたままだった。

するとそれでは何故?と思っていると、まもなくすれば後続客があれよあれよと続いて、瞬く間に店内の待ち椅子が埋まってしまった。

それはまるでモーゼの出エジプト記の如く海が真っ二つに割れて、道が出現して島を渡り切ると大海原が静かに元に戻るような神秘的な事象に何処か似ているようだった。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、また太麺や平打ち麺とは違った風情でこちらもまたいい感じだったが、どちらかと言えば厚く太くもある平打ち麺がその中で一番好みだった感じか。

ともあれこの細麺で夜に提供される麺は、全て口にする事が出来て良かった。今回も微塵切りの玉ねぎをつけ汁に入れて愉しませて貰った。めんまの風合いもなかなかだった。

気がつけば完食。いや、今夜もまた実に良かった。

(左フォト) めんまつけ麺[細麺]大盛(汁・麺) (2011.07.08)


 自家製麺つけ麺 紅葉 (もみじ)  ※公式サイトはこちら

 ★注意★ 2011.7現在 昼営業休止中、夜の営業のみ。

 麺量:260g・390g・520g・650g・780g 種類:太麺・細麺・平打麺・変わり麺・和え麺・中太全粒粉麺

 住所:東京都国分寺市本町2-2-15  TEL042-326-3201

 定休日:月曜日・火曜日  営業時間:11:45〜14:00/17:45〜22:30(22:10LO)

 アクセス:JR中央線国分寺駅北口下車。正面の道路を右手に3分ほど歩いた右側にあり。








夏至を迎えた所為なのか梅雨のない北海道を残して全てが梅雨入りした翌日の、首都圏は雲一つない青空から爽やかな陽射しが朝から降り注いでいた6月下旬の水曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、夏となんら変わらないそんな蒸した今宵だった。

少し前に実はまたこちらと言う気分になって店頭に立てば、待ち列が外に溢れる程に盛況な店頭で、たまたまだろうとその日は周辺某店で済ませたものだった。

ところが何度来ても同じ状況で、日曜日某日にまた店頭に立てば今度は臨時休業のこちらだった。なんだか変だなと近寄って見てみると、その原因がはっきりした。

諸般の都合により昼営業を見合わせているらしく、現在は夜営業のみのこちらであった。それなら混雑するのも当たり前で、昼営業が再開するまで待つかとそのときは考えた。

ところが当分のあいだはこの状況が続くようで、辛抱たまらんところとなった。そんなわけで並んでもいいから食べたい気持ちが募って、店頭へやって来た今夜だった。

外には8人が並んでいて、店内にはやはり8人くらい居るはずだから、ざっと16人の後ろに並ぶ事になる。まぁ明日は休みだし、並ぶかと覚悟を決めた。

やけに蒸す夜でそれでも我慢して待つこと30分で、券売機の前でチケットを買える順番となった。味玉半ちゃーしゅーつけ麺大盛を選んで、席は涼しい店内の待ち席となった。

お店の方にチケットを渡す際に、焙煎している全粒粉麺がまだあったのでそれをお願いした。変り麺はバリカタ博多麺で、和え麺は和風油そば麺大根おろし紫蘇仕立ての日だった。

しばし後にカウンター席に促されてもうまもなく。なぜ故に昼営業出来ないのかストレートに店主へお聞きしてみると、従業員の方が辞めてしまった感じらしい。

人員の都合でやむなく夜営業だけにしているのだろうか。なるほどそうだったのか、だった。

そう言われて見ると、いつもより提供時間も若干遅れ気味か。程なく到着。刻み玉ネギを多めに入れてみた。

それではと行かせて貰えば多少何だったが全く問題ない範囲で、その味わいに今夜も打ちひしがれながら堪能した私だった。

焙煎した全粒粉麺も、とんでもなく良かった。ただ全粒粉を煎ったらしいが、そうした風味を感じる事は無かった。

最後辺りでつけ汁が薄く感じて来たなと見れば、追加用のタレがあったので垂らして見たが丁度いい濃さとなった。気がつけば完食。

味玉もチャーシューもなかなか。いや、待った分さらに味わい深かった。

(左フォト) 味玉半ちゃーしゅーつけ麺[焙煎全粒粉麺](汁・麺) (2011.06.22)







時をうるおすように街を緩やかな南風が駆けて、太平洋際を雨雲が通過していた、関東の入梅までひと月を切って来た5月上旬週末の土曜日。そんな今日も仕事が終わって外に出れば、朝方と変わらない雨が止んだばかりの夜だった。

先日は国分寺で下車してこちらへ向かって歩いていると、偶然にも当日オープンしたばかりの新店に出くわしてその日はそちらへ入店する処となった。

そう言えば行くべきこちらへ行ってなかったというわけで、また会社帰りに国分寺駅北口に降り立ち新店を横目に歩いて店頭へやって来た。

雨上がりで湿気が強いだけにまた眼鏡が曇る事を覚悟して入店すると、今回はエアコンが稼働していたのかそうならずストレスなく券売機の前に立てた。前回の時に次はこれで行こうと決めていた味玉つけ麺の麺量520gの大盛のボタンに、予定通り「辛味ぷらす」のボタンを連打。

カウンター席は例によって満席だったが待ち客は男性二人組だけで、券売機下部から出て来たおつりとチケットを手に持ち、その後ろへ着くようにして用意されている長椅子に腰を降ろした。

殆どの先客は礼儀正しく、こちらのつけ麺を堪能している。厨房からお店の方がチケットを受け取りに来て麺の確認があったので、今回は売り切れておらず大丈夫だった待望の平打麺でお願いできた。

まもなく前で待っていた男性二人組の方がカウンター席に促されて、それに続いて更に先客が席を立って帰って行き、そのたびに出入り口寄りに居る店主が挨拶して見送っていた。

カウンターテーブルの食べ終えた食器が速やかに退かされて、台拭きでひと拭きすると程なくその空いた席に促されてそこへ座った。

前方には麺茹でのタイムラップを計る調理タイマーが13個ほど並べられており、絶え間なく鳴るタイマーのデジタル表示をチェックしながらご担当者の方がオフスイッチを押していた。その早業はなかなか壮観だった。

程なく到着。赤みを帯びたつけ汁に、かなり厚みのあるカーブのラインが悩ましい、そんな素敵な平打ち麺がやって来た。

平打ち麺だけ口にすれば、弾力ある食感の豊かさは強いコシの上で成り立っているもので、その単独の淡白な味わいは判る者だけが判るふくよかさから来る良さで満ちていた。

それではと汁に浸して行かせて貰えば、独特な辛さは一口でラー油が自家製だと判るもので、しかしその良さは王道のものがあった。

今まで気がつかなかったが、目の前には微塵切りの玉ねぎとスダチが容器に入っていた。玉ネギだけつけ汁に投入して見たが、風情が増幅されてそこは良かった。味玉も実に美味しいもの。

何店ものお店へ入店しているだけに、帰る客一人一人に挨拶する店主の姿を見れば、自己満足から来るもので無い、心から入店客に美味しいつけ麺を提供しようとする姿勢が見えて来るものだ。

スープ割りに至るまで素晴らしかった。気がつけば完食。来る度に何かが増幅されている気がする。それは心からの満足であり、信頼なのかも知れない。いや、とんでもなくやっぱりかなり良かった。

(左フォト) 味玉つけ麺大盛[平打麺]辛味ぷらす(汁・麺) (2011.05.07)







先日の春一番の南風を幻にしてしまいそうな冬本番を彷彿とする冷たい北風が吹き荒んで、透き通るほどの青い空が放射冷却現象を引き起こして霜柱が出来ていた3月上旬の木曜日。

そんな今日も仕事が終わって外に出れば、また冷え込んではいるものの、夜は以前ほどでも無かった穏やかな午後8時過ぎだった。

先日こちらへ訪問してその良さから今夜も訪れる事にした。そんなわけで国分寺で途中下車して、またこちらの店頭へやって来た。

ラーメン店やつけめん専門店へ訪れると必ずメガネが曇る店とそうでない店に分かれるが、こちらは前者の方で中へ入って券売機の前に立つ頃にはもう白銀の世界のように真っ白。やむなくメガネを拭いて仕切り直し。

中華そばもある情報があったので、そちらで行って見たくなって来たがどうやら無さそう。それなら辛つけにするかとボタンを見ればやはり沢山あり過ぎてよく判らなかったので、結局味玉半チャーシューつけ麺の大盛で落ち着いた今夜であった。

辛つけは左手の下の方にある辛味増しのボタンを押せば良かったらしく、中華そばは最近提供してないこちらのようだった。待ち椅子席に行けば一人が待っているだけでタイミングが良かった。

直ぐにお店の方がチケットを取りに来られたので、今夜は前回が太麺だったから平打ち麺で行こうと麺のインフォを見ればなんと売り切れ。

しかし何気なく本日の和え麺の案内を見ればキーマカレー釜玉麺の表記に、それは実に面白いとそれでお願いする事にした。

そしてそう経たない内にカウンター席へ案内されるまでのあいだあれよあれよと10人近い後続客が続いて、つくづくタイミングが良かったと冷や汗をかく程。まもなく席に案内を受けて、程なく到着。

麺は前回と同じ太麺だが、それに生卵をしっかり絡めてカレー味が染み込んだ挽き肉がその上にたっぷりと掛けられたもの。トロトロなビジュアルだけに、それは食欲をそそらせるものだった。

それに通常の魚介豚骨のつけ汁がつくものだが、半チャーシューだからそこそこの量の肉が入るものと思えば、ついデカッと言ってしまう程に大きい肉塊がつけ汁の器に横たわっているものだった。

と言うよりも両肘を浴槽のへりに着いて、湯舟に浸かるチャーシューの図そのものだった。

キーマカレー味の釜玉麺だけで口にすればそれだけでも充分に楽しめるもので、しばらくしてからそれをつけ汁にたっぷり浸して食べ進めればなんとも新しいつけ麺のスタイル。

それはタレを絡めた麺の先日のたま館内某店のつけ麺とほぼ同じスタイルであり、なるほど和え麺つけ麺と言ったカテゴリーと言えば良いのだろうか。麺量400gなるも半端ない美味しさだけに気がつけば完食だった。やっぱりもう、なかなかだった。

(左フォト) 味玉半チャーシューつけ麺大盛[和え麺]キーマカレー釜玉麺(汁・麺) (2011.03.03)







ひとときの春模様も風の向きが変わって、また季節が逆戻りの2月下旬最終コーナーの週末土曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、また穏やかな午後8時過ぎだった。

以前ラーメン本か何かで、国分寺駅周辺に人気のつけ麺店があるとして気になった事があった。だが結局その時は行かず終いとなってしまった。

勤務先が立川になっても、直ぐ思い出さない程に頭の片隅から離れてしまったものだが、その店名がネットでひょこっとモニターに現れた時は流石にそう言えばとなった。

そんなわけで今夜はそんなこちらへ出掛ける事にした。平成18年8月にオープンの豊富な種類の自家製麺がウリのこちらだ。

また会社帰りに国分寺駅で途中下車。今日は北口側に降り立った。前の道路を右側に進んで行けば、比較的新しい建物の多い外食店街で、何店かのラーメン店の先にあったこちらだった。

店頭に到着してそこを撮影するかと思えば、後ろから入店しようとするグループ客の声に後押されるようにして入店。帰り掛けに撮るかとなった。

盛況な店内で椅子に座って待つ方も居る程。右手に券売機があった。特に充分な下調べもしていなかったし、後続のグループ客が視界にあった事もあって、悩む余裕も無く味玉つけ麺で行こうと決めた。

後は麺量を決めるだけだったが、これが凄かった。260g・390g・520g・650g・780gと分かれていて、すぐさま390gと520gに絞られ過去の経験からおそらく多加水だろうから520gでも問題ない程度の量に違いないと瞬時に判断。

大盛と表記されていたその520gのボタンを選んだ。こうしたボタンに出くわしたら多い方を選んで後悔する事はよっぽどの爆盛り店でない限り大丈夫だと覚えておこう。

さて店内列は直ぐに詰まって行き、待ったと言う感覚も無い内に指定されたカウンター席に促されて、ハーフコートをハンガーに掛けてから腰を降ろした。

麺の仕様が選べると言う事でそのインフォを見ると太麺・細麺・平打麺・変わり麺・和え麺に更に中太全粒粉麺も選べるようで、悩む事無くチケットを手渡しながら太麺をお願いした。

変わり麺と和え麺は、公式サイトで現在何かを案内していた。なお昼間は夜と違って中太熟成麺のみになるらしい。

ちなみに新宿吉野麺機株式会社の製麺機を利用して作る自家製麺のこちららしかった。そんな製麺機は何処と周囲を見回したが見つからず上の階にあるのかも知れない。

店内の雰囲気は麺が選べると言う事と、ベテランの店主と従業員のお姿もあって、何処かすずらん@渋谷とオーバーラップしていた。

線路の向こうには三菱財閥岩崎家別邸だった殿ヶ谷戸庭園が位置しており、そこには本館と共に紅葉亭と名付けられた茶室があるそう。

そんな名前からも判るように、秋には見事な紅葉が眺められるらしく、そんな処からこちらの店名も国分寺市民にはごく自然に馴染んでいる事だろう。

市役所勤めされていた方がオープンさせたつけめん店だそうで、その自家製麺は製麺一筋50年の方から秘伝の打ち方を修業で伝授されて打ったものだそう。

すると汁は?と思っている内に、程なくつけめんが到着した。

その汁はゲンコツ・モミジ・豚足・丸鶏・魚介と、野菜に果実ジュース等を利用したものだそう。太麺のなまめかしい艶は一体どうした事か。とんでもなく実に美味しそうなつけめんだった。

それではと行かせて貰えば、どこか東池袋大勝軒のようであり、どこか青葉インスパイア某店らしくもあり、ともあれ言える事は実に切なくなる程に美味しいと言う事実だけだった。

実に手間を惜しまず、手をかけて作っている風情が来るもの。三日間かけて26時間近く炊き出しているらしい。果実ジュースの甘味が、実に出汁の味わいをまろやかにしていた。

そんなわけで、気がつけば麺が消えた。スープ割りは何が何して何と言えたが、何も増してスープの奥床しさと自家製麺が実にとんでもなかった。いや、かなりかなりとて良かった。

(左フォト) 味玉つけ麺大盛[太麺](汁・麺)/店頭外観 (2011.02.26)


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