三鷹食堂 いなり 東京・三鷹





二十四節気は穀雨を過ぎて月が明ければまもなく立夏という時季で、春はすでに汗を滲ませる時もあるようになって来た四月卯月下旬の週末土曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、また春風の穏やかな夜風が心地良い、そんな星空煌めく午後七時過ぎだった。

しばらく前に吉祥寺の音麺酒家楽々が閉店してしまい残念な想いが過ぎるばかりだが、そんな音麺酒家楽々ご出身の方が三鷹駅北口周辺でラーメン店を営業していると某氏からお聞きして初めて知って驚いた。

ちなみに毎週月曜日のみ営業する磯辺水産のメニューに引かれてそちらばかり訪れたものだ。

そんなわけで大変に気になるところとなって仕事帰り立ち寄ることにした。と言うわけで、またしても三鷹の夜へやって来た。三鷹駅の北口側に立つのは初めてだった。

それでもスマホで地図を開きながら、歩けばなんてことはないアクセスで、駅からそう遠くない場所で営業するこちらの店頭へ立った。

2013年9月26日にオープンしたこちらだそう。さっそく入店すると券売機が待ち構えていて、その前に立ちそこで決めた味玉豚骨らーめんにちゃーしゅー丼のボタンを連打。振り返り券売機そばのカウンター席に腰掛けながら、チケットを手渡すと豚骨らーめんは塩味と醤油味があるそう。

博多らーめんをイメージしながらも博多らーめんとはまた違う豚骨らーめんだそう。そんなところから塩味の方でお願いした。ちなみに醤油味の醤油は、九州の甘い醤油を使用しているらしい。

厨房のもう一人の方と共に音麺酒家楽々におられたそうで、どうやら店主は楽々で店長職も務めておられた伊東氏だった。

磯部水産の時に何度か足を運ぶ程度で、お店の方とはあまり世間話しすることは無かったが、すると音麺酒家楽々とそう変わらない布陣のこちらと言えそう。

向こうでは毎週メニュー変わる磯部水産が営業していただけに、100種類ほどのラーメンを作って来られたらしい。たまに常連さんから「あの時のラーメンを出してよ」とせがまれることがあるそう。

しかし100種類も提供して来ただけに、個々のレシピを事細かに覚えているわけもなく、対応が厳しいのが現状だそう。やむを得ないところだと思う。

ふと、店名の「いなり」とは何を意味するのか気になるところとなった。武家奉公人のことを居成りと呼ばれたり、神社のことをお稲荷さんと読んだりするが、そんなところに由来するのだろうか。

店長さんだった伊東店主はお名前が卓也だそうで、奥さんが伊東卓也の最初と最後の漢字だけ読んだものが最終選考まで残って決まったらしい。

また音麺酒家楽々店主は数々の店をプロデュースして来たことでも知られているが、こちらのマークが同店のマークと似ていたこともあって、こちらもプロデュースされたのかお聞きして見た。するとしていないそうで、伊東店主ご自身がプロデュースして考えて作り上げたものだそう。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、これがもうかなりのド豚骨感がたまらないもの。野菜等一切不使用でこの瀞みはおそるべしと言うしかなかった。三河屋製麺製の極細麺がまた素敵だった。

ちゃーしゅー丼もまた玉ネギの微塵切りと茹でモヤシもあってかなり実に素敵な美味しさだった。絶妙な半熟加減の味玉も素晴らしく、気がつけば完食。

中華そばや油そば等もあって、三河屋製麺から4種類の太さの麺を取り寄せているそう。そう聞いてしまうと、また来たくなるものだ。いや、かなり果てなく絶大にとんでもなく遥か彼方まで途轍もなくなかなか良かった。

(左フォト) 味玉豚骨らーめん/ちゃーしゅー丼/店舗と周辺 (2014.04.26)


 三鷹食堂 いなり

 住所:東京都武蔵野市中台1-19-9  TEL0422-38-9531

 定休日:日曜・祝日  営業時間:11:00~14:30/17:00~22:00

 アクセス:JR中央線三鷹駅北口下車。北口ロータリー右奥の道路の中町新道を右手に進んで行き、
       一つ目の信号交差点を左折。また一つ目の信号交差点を左折して少し歩いた左側にあり。


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最寄り駅はJR中央線三鷹駅で北口側に出る。

北口ロータリー右奥道路の中町新道を右手に進む。

一つ目の信号交差点のここを左折する。

音麺酒家楽々の店長さんだった方が営業している。

中華そばや油そば等三河屋製麺から4種の麺を取寄せ。

絶妙な半熟加減の味玉も美味しかった。