味噌ラーメン専門店 味噌一 東京・中野





晴れ間の朝方見える富士が姿を隠して、霞雲が青空を白めざせているものの、陽射しが若干淡い程度でもしっかり注いでいた、1月も最終コーナーに入って来た週末の土曜日。そんな今日も仕事が終わって外に出れば、息も白くなってまたやけに寒い午後8時過ぎだった。

頭の片隅に在りながらも行く事が無かった大いなる宿題店の一つに、こちらがあった事を少し前に思い出した。以前勤めていた秋葉原家電量販店時代に、理美容調理家電担当が多かったHKさんから何度となく聞いていたラーメン店。

何処も駅から比較的遠く、一之江にも支店があるものの、西東京を中心に営業しているだけに、縁遠かったと言うしかなかった。

西東京と言う事で、それなら行ってみようとなった。駅から遠い店舗が多い中で、中野店はそう遠くない事に気がつき、こちらの支店へ行く事にした。

そんなわけでまた会社帰りに中野駅で途中下車して、やや迷って呼び込みのお兄さんに道を尋ねながらも、こちらの店頭にやって来た。

入店しようとすると先客が丁度扉の向こう側の前に立っていて、券売機に向かってチケットを買っている最中で、それをやり過ごしてから徐に店内へ入って行った。

券売機の前に立って千円札が吸い込まれて行くのを確認してから、ボタンの文字を見て決めた味噌やさいなるラーメンを選んで、押したがランプが点灯しておらず当然買えない状態。厨房の店長さんらしき老練の男性に尋ねると、太麺か細麺を選ぶとラーメンボタンが点灯するそう。

なるほどそんな二つのボタンが券売機の中で、押されるのを待つように光々と輝いていて、太麺の方をさりげなく押した。

するとフリッパーで押し戻された金属球が、マッシュルームバンパーのボーナスゾーンに入ったピンボールマシンのように、一斉にボタンが輝き出してそれは壮観だった。

ともあれ予定通り味噌やさいのボタンに、1.5玉とあった大盛ボタンも連打した。隣りにあった麦茶をコップに注いで、初めての入店ながら麦めしサービスの案内を見逃さずにそれをお願いしつつ、チケットを手渡して中程のカウンター席に腰を降ろした。

ふと見上げるとそこには、「健康であれ、向上心を持て」で始まり、「すぐにやれそして仕事は遠慮するな」で締められていた社訓が、入店客へ見せるように大きな文字で掲げられていた。

平成6年創業の高円寺店が1号店のこちらで、この中野店以外の支店は常盤台・中目黒・荻窪・三軒茶屋・板橋大原・三鷹・一之江・田園調布・浅草と現在合計11店舗の営業体制のよう。

券売機と麦茶が入った冷水器の間には、味付け玉子に火吹きメンマなる惣菜が置いてあり、さらにカンパ鍋等と表記されたものが置いてあって、それぞれ20円以上をそのカンパ鍋に入れてセルフ方式で利用できるようになっていた。程なく到着。

米麹の白味噌に、洋梨や黄桃に大蒜や生姜など52種類に及ぶ食材を利用した味噌ダレの味噌ラーメンだそうで、札幌味噌とは違う味噌ラーメンを目指した味わいがポイントらしい。野菜増しらしきラーメンは実に豊富な野菜がボリュウムを高めていた。

それではと行かせて貰えば、なるほど札幌味噌のようなラードを利用しないタイプの味噌ラーメンで、香味野菜を多めに利用したシフトがその分東京らしさを高めていたそんな味噌ラーメンと言えた。

太麺もコシが豊かでまた独特な面持ちが良かった。身の礎(いしずえ)と言う意味合いで身礎から味噌へと変化して生まれた言葉が味噌らしく、その英知からこちらの味噌ラーメンは生まれたよう。

麦めしが一緒に来ていたがいいオカズがそう言えば後ろにあったなと、先程の惣菜があるコーナーへ行って、40円を容器に入れてからそこにあった小皿に味付け玉子と火吹きメンマをそれに盛って戻り、それをオカズに麦めしも愉しんだ。

麺量が結構良かったが、なかなかの美味しさに気がつけば完食だった。いや、とても良かった。

(左フォト) 味噌やさい/カンパ惣菜&麦めし/店舗外観 (2011.01.29)


 味噌ラーメン専門店 味噌一 中野店  ※公式サイトはこちら

 住所:東京都中野区中野5-54-3 TEL03-3228-7222 定休日:年中無休 営業時間:11:00〜翌5:00

 アクセス:JR中央線中野駅北口下車。サンモールの中を進んで行き、ブロードウェイ手前の道を
       右折。進んで行った突き当りを左折して程ない右側。



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