つけ麺 山橙 東京・大塚





薄曇りの空にまた雨模様の一日かと思えば、俄かに淡い陽射しも時折り見せて、ただ気温は30度を超える事は無さそうな今日も涼しい8月初日の休日月曜日であった。

大崎裕史氏のケータイラーメンサイト・ラーメンバンクにて、こちらの夏季限定が紹介されたのがきっかけで、一度忘れてそれきりだった事を思い出して出掛ける事にした。

今年の4月5日にオープンしたばかりの豚骨・モミジ・背脂をバランス良く調合した、近年進化している濃厚豚骨魚介のつけ麺が中心のお店らしい。

そんなわけで秋葉原で山手線電車に乗り換えて久々に大塚へやって来た。都電と山手線電車が駅の上と下で交差している場所で、そんな都電がゆったりとした速度で目の前を通過して行った。

さんもーる大塚商店街のやぐらを潜ってそう遠くないこちらで、風情のある路地裏の途中に佇んでいた山橙さんだった。

ミカンと言うと普段は蜜柑と漢字で書くが、こちらの店名のようにも書く事があるよう。誰にでも覚え易く馴染みのある柑橘類と言う事で命名したらしい。

店頭では今回のきっかけとなった夏季限定である、冷や汁つけ麺の美味しそうなビジュアルフォトが張り出されていた。初訪問ながらそちらでもいいかなと心がなびいたが、そこは思い直してデフォルトである並盛麺量340gのつけ麺を入り口の券売機で選んだ。

奥へ進むと正午前ながら、既に三人の先客がいる店内。中程手前の空いたカウンター席に促されて、そこに腰を降ろした。チケットを厨房の方へ手渡してひといき。

ふと頭上を見上げると一枚の色紙が大事そうにフレームの中に入れられて飾ってあった。色紙には「人生の試練に打ち勝て」とあり、それだけで誰が書いたか判る人は判る、そう山岸一雄マスターその人。

そんな色紙に東池袋の系統になるのかさりげなくお聞きするとこちらは違うそうで、何故なら色紙に大勝軒の文字が入っていないでしょうとの事だった。

なるほどそうだったのか、つまり裏を返せば東池袋大勝軒の系統を謳うお店は大勝軒の文字が入っているようで、思い返せばなるほどそう言われて見ればそうだったと感心するしかなかった。以前から山岸マスターと交流があったそうで、開店祝いに頂いた事を誇らしげに話してくれた。何処かで見掛けた方だったが、何処だったか忘れてしまった。

太麺のため茹で時間は10分掛かる案内があった。つけ麺が中心のお店だが、ラーメンも提供しているこちらで、ただしその提供は午後1時を過ぎてからとなっていた。

毎年大塚では恒例の阿波踊りが開催されているがこの周辺が中心らしく、今年は今月の20日のようで界隈はそのポスターが多く見られた。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、魚介には桜エビも利用しているらしく、そのこだわりがひしひしと伝わって来る素晴らしさ。チャーシューは下手にこだわらないで、肉の楽しさを教えてくれるもの。

近年ラーメン店が更なる増殖を見せているが、ラーメンサイトやラーメンブログも同じように増殖しており、そのお陰であらかじめそれらの店のラーメンやつけ麺の画像を手軽に見る事が出来る。

それらを見ればある程度の美味しさを知る事が出来るもので、今回も実際行く気になったのはそんな画像を見たからだった。

それはもうビジュアル画像を裏切らない、そんな美味しさだった。気がつけば完食。いや、スープ割りもいい味わい。なかなかよく出来た進化性を感じた、美味し濃厚豚骨魚介つけ麺だった。

(左フォト) つけ麺並盛(汁・麺)/店頭外観 (2010.08.01)


  つけ麺 山橙 - MIKAN -

 住所:東京都豊島区南大塚3-49-10大塚鈴木ビル1F  TEL03-5956-6667

 定休日:日曜日  営業時間:11:30〜15:00/17:30〜22:00

 アクセス:JR山手線大塚駅南口下車。改札右手の南口に出てロータリー奥の「さんもーる大塚商店
       街」へ入って行き、一つ目の十字路を右折して少し歩いた左側にあり。



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