らーめん メルシー 東京・西立川





陽射し注ぐ冬色の青空は今日も真っ青な程で、それだけにまた冷え込みも厳しいような、一月・睦月も下旬となって来た休日の金曜日だった。

時に今話題の人と言えば誰しもが北海道日本ハムファイターズに入団した斎藤佑樹選手と答えそうな程の人気ぶり。現在千葉県鎌ヶ谷市にある日ハム2軍本拠地のファイターズスタジアムにおいて、新人合同自主トレに参加しているだけでこの騒ぎは尋常ではないと思う。

早稲田実業を卒業する際にプロ入りが囁かれたものだが、結局そのまま早稲田大学入りして4年の月日が流れて早稲田時代の更なる活躍が大きいのだろう。

そんな早稲田大学の周辺にメルシーと言う名の老舗ラーメン店があり、早稲田大学生御用達のラーメン店だけに、もしかしたら斎藤佑樹選手も一度くらいは入店していたのかも知れない。

メルシーには4年前に一度だけ訪れたきりだが、最近立川が勤務地となって、その周辺のラーメン店を訪れている際に暖簾分け店のこちらを偶然見つけた次第だった。

同じ店名でも全然関係ない場合もあるラーメン店だけに、初めて見た時はまさか早稲田のメルシーとは関係ないだろうと、二店でラーメンを食べたばかりだけに入らないでそこを後にした先日だった。

そんなわけでTVでは連日斎藤佑樹選手の映像が移る中の今日この頃、中央線快速電車に御茶ノ水で乗り換えると丁度青梅行きが入線して来てその電車に飛び乗って出掛けた。立川駅に到着すると降車客が多かったが、乗車客も多くそう乗客数に大した変化が無く立川駅を定時に発車。

さて電車は右に大きく振れて青梅線の線路に入るかと思いきやそのまま中央線の線路を驀進。何故そうなる?と一人不安がっていると電車は単線の線路に入って行き、びっくりしているとまもなく目的地の西立川駅へ到着して下車した。

どうやら横川基地の為に設けられた貨物線を青梅線直通電車がいつも利用しているらしく、初めて気が付いた光景に驚くしかなかった。つい先日店頭に立ったこちらだけに、スムーズに到着。

あらためて見上げた店頭に、早稲田の店舗がオーバーラップしていた。路地側から入ると頭上にメニューがあり、それをチラ見してから傍のカウンター席へ腰を降ろし、予定通り決めていた野菜ラーメンをお願いした。

ご夫婦で交替しながらやっているのか、奥さんが厨房側でテキパキとオーダーをこなしていて、ご主人が客スペース側で後片付けなどサブに回っていた。
そんな店主に早稲田のメルシーですよね?とお尋ねすると、そこで修行して暖簾分けを許可して貰い24年前からこちらで営業している事を教えてくれた。

ランチタイムの時間帯で、活況さが増して行く店内。みそラーメンや塩バターラーメンもあるこちら。またチャーハンやオムライスもメニューに並ぶ早稲田本店だが、こちらはオムライスは無いものの、本店では安さもあってしない半チャーハンに対応されていた。なおレンゲは金属製ではなく、一般的なものが用意されていた。程なく到着。

これがなんとも素朴さも感じ取れるメルシー@西立川のラーメンで、メルシー@早稲田を知る方が口にしたら、きっと感慨深いものを感じることだろう。

その昔初代店主が荻窪にある親戚筋の中華店で修行して独自の味を作り上げたらしいが、そんな歴史が感じ取れそうな程に煮干しと生姜が迸る美味しさで若干濁っているスープがまた泣かせる味わい。

コーンがメルシーのラーメンらしく散らばっており、野菜は炒めた分また野菜の甘味が良かった。ラードが多めに浮いていた分熱々で、中太麺もコシが良くなかなかの麺だった。

ふと西立川のこちらの創業した年と、早稲田大学卒の北海道日本ハムファイターズ斎藤佑樹選手の年齢が、かなり近い事に気づいた私だった。

それならばどうせだし、早稲田のメルシーにもこれから行ってみるかと思いついて、精算して深々と挨拶してこちらを後にした。いや、とんでもなく風情豊かな、美味し野菜ラーメンであった。

(左フォト) 野菜ラーメン/店内メニュー/店舗外観 (2011.01.21)


 らーめん メルシー@西立川

 住所:東京都昭島市東町3-4-4 TEL042-543-1999 定休日:日曜・祭日 営業時間:11:30〜21:00

 アクセス:JR青梅線西立川駅南口下車。外に出たら前にある道路を左手に進み、一つ目の右路地
       を入って行く。途中横断歩道を越えて目の前の道を更に直進する。合流路を右手へ行き
       表通りに出た場所にあり。東京都農林総合研究センター入口前、徒歩およそ5分。



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