麺屋 一燈 東京・新小岩





猛烈な勢いの台風8号の影響により沖縄9市町村52万人に避難勧告が出されていたが、関東地方は朝方から爽やかな青空が広がりそよ風が初夏の街にそよいでいた、あらためて日本の広さを感じた七月文月上旬の休日火曜日だった。

昨年の暮れに直営店のラゾーナ川崎店を訪れ、年明けには新店の小岩・豚骨一燈に足を運んだものだが、そう言えば本店のこちらにもう一年以上訪れていないことに気づいて出掛けることにした。

海外にも出店して、最近では阿佐ヶ谷にFC1号店が先月の22日にオープンして、ますます意気盛んの麺屋一燈さんのようだ。

そんなわけで午前中周辺での所用を済ませて、その店頭に午後一時過ぎ頃やって来た。さすが超が付く人気店のこちらだけに予測も出来たが、この時間でも十数人が店先で並んでいた。

ふと後ろを振り向くと少し離れたところに並ぶ方が二人居て、こちらだけに思わず先に来てなかったか確認すると今来たばかりだそう。

しばしすると店内の券売機で先にチケットを購入するよう促されて、ラーメンのつもりで来たがこの暑さもあって急遽半熟味玉濃厚魚介つけめんを選んだ。

そしてサイドメニューも行くかとなって、ご飯ものはローストポークジンジャー丼だけ押せるようになっていたのでそのボタンを連打した。

見慣れない未だ未食のご飯ものメニューに、「焼きチーズカレー丼」と「塩原君が作ったユッケ風ご飯」と言うのがあった。

買ったばかりのチケットを直ぐ後ろにおられたお店の方に手渡して、また元の列に戻って待っていると、そうしないうちにもう十人くらいが待つ行列となった。

そうこうしていると椅子に座れる位置となって、お尻をずらして詰めて行く内に店内に促されて入店。

促された入口寄りのカウンター席に腰掛けると、先月の九日から定休日だった月曜日も営業するようになったそう。そして近々には月曜日限定メニューも始まる予定らしい。

今までも店名を変えて営業していた時期があったが、今度からはブランドを統一して行く方向性なのだろう。

チケット購入時に坂本店主がいないことに気づいたが、いつもの伊藤さんにお聞きすると多忙の身の店主で最近は土曜にしか来られないそう。

最近新しい公式サイトが出来て、よりこだわりが判り易くなっていた。

昨年シンガポールに豚骨一燈が二店舗オープンして、今年の初めにはタイ・バンコクにも海外店舗がオープンしている。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、もはやメロメロと言うしかない、絶妙にして果てない美味しさが実にたまらないもの。

瑞々しい自家製の太麺も良ければ、唯一無二の王道感溢れる魚介風味がまた果てなく素晴らしい。

初めて食したローストポークジンジャー丼もまた肉厚で絶妙もの。味玉もつけめんのスープ割りも美味しく、気がつけば完食。

伊藤さんにもう良かったの一言を告げると、片腕を叩いて任して下さい的な頼もしい一言が返って来た。五年目を迎えたこちらだ。いや、壮大な宇宙の果てまで素晴らしく無限大に良かった。

(左フォト) 半熟味玉濃厚魚介つけめん(麺・汁)/ローストポークジンジャー丼 (2014.07.08)


 麺屋 一燈 (いっとう)

 ※下記データ(2014.07.08)情報更新  ※旧公式サイトはこちら。新公式サイトはこちら

 ラーメン麺量:並130g/中180g/大230g ◆ つけめん麺量:並200g/中300g/大400g/特500g

 住所:東京都葛飾区東新小岩1-4-17  TEL03-3697-9787  定休日:2014.6.9より無休営業

 営業時間:11:00〜15:00/18:00〜22:00※スープ・麺切れ時終了

 アクセス:JR総武線新小岩駅北口下車。改札を出たら右手に進んで平和橋通りに出たら左手の
       蔵前橋通り方面に向かって歩き、その通り一本手前の右路地を入って程ない左側にあり。



2010年6月18日にオープンして五年目を迎えたこちらだ。

よく整理された判り易い券売機のボタン。

月曜日も営業するようになり、定休日が廃止された。

つけめん用の割りスープが入るポット。

カウンターテーブル周辺の小物類など。

大つけ麺博特別賞「つけ麺の達人賞」のテボトロフィー。





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南風が北風に変わって手がかじかむほどにまた寒さが再来していた、世間はTPP交渉参加表明の情報に錯綜する、そんな三月弥生半ばの休日金曜日だった。

髪の毛が随分と伸びてしまい、今日こそいつもの所で散髪するかとなって、昼はまたこちらへ訪れることにした。そんなわけでケータイでヘアカットの予約を入れて、総武線電車で三駅目の新小岩で下車してその店頭へまたやって来た。

開店30分前に到着すると2巡め以降を覚悟していたが、並んでいる方を数えて見ると8人で、カウンター席11席のこちらだけにこれは運が良かった。

この寒さのぶり返しに、すぐ近くの姉妹店である燈郎で牡蠣出汁清湯なる限定を提供しているのもあるのかも知れない。

ちなみに以前は佐久間氏が店長だった燈郎だが、佐久間氏の先輩になる一燈オープン時におられた宮元氏と言う方がまた戻って来られた関係で店長が宮元氏に変わったようだ。

らーめん稲垣に変わる定休日に営業するネクストブランドの復活を待っていたが、その宮元氏が今月25日から「煮干中華ソバ宮庵」なるブランドを立ち上げるようだ。

以前くろ川さんのレポートで触れたように、麺や而今さんとのコラボラーメンが催されて無事終了したようだが、その際麺に使用した小麦胚芽を通常メニューのつけめんの麺にも現在利用していると知って今回来た次第だった。

小麦胚芽はビタミンEを多く含む食品で、老化予防にもいいらしい。またアルギニンなど多くの体にいい、そんな有効成分も含まれているようだ。なおラーメンの麺の方も以前限定で使用した強力粉をブレンドして、腰を強くさせ伸びにくいものに改良しているらしい。

店頭には今度の日曜日に行われる、「豚星。」コラボイベントのポスターが貼られてあった。その関係もあってだったのか、本日は坂本店主が店内におられなかった。

午前11時の開店時の頃に後ろを振り向くと更に20人が並んでいて、いつも大盛況のこちらと言えた店先だった。まもなく暖簾が店頭に掛けられて、本日も営業が始まった。

自分の番となって入店すると、ご飯サイドメニューは未食のものでは無かった。それなら大盛で行くかと、特製濃厚魚介つけめんに100円大盛ボタンを連打。出て来たチケットを目の前の方に手渡して促されたカウンター席へ腰を下ろした。

前回来た時に見た赤テボトロフィーが示していたように、こちらが監修して店主と店名が映る日清食品のチルド食品「つけ麺の達人」の濃厚煮干し鶏白湯つけ麺がパッケージごと目の前に貼られて置いてあった。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、やっぱり実に美味いもので、かなりとんでもない国内トップクラスのそれはそれはとっても素敵な味わいと言えた。

提供時つけ麺の大盛以上は、つけ汁が後半になってから新しいものに交換してくれると言われたが、なるほどつけ汁がかなり少なくなって来た頃、新しい器に新しい汁が入ったものがやって来た。

メンマなどの具材が若干残っていたのでそちらにそれらを移し替えて、いざ新しいつけ汁で後半いつもと違ってさらに気分よく堪能することが出来た。

気がつけば麺が消えた。大盛の麺量も手伝ってか、いつもと勝手が違うこともあって、うっかりスープ割りを嗜まずに今日もおられた伊藤さんに挨拶して外へ出た。いや、今日も果てしなく感無量の美味しさと言えた特製濃厚魚介つけめん大盛だった。

(左フォト) 特製濃厚魚介つけめん大盛(麺・汁) (2013.03.15)


陽射しに出れば気温も高めに感じるものの、涼やかな風が霞んだ青空の透き間からそよぐように駆けていた、それが秋を加速させて紅葉を加速させていた11月前半の休日金曜日だった。

少し前にらーめん稲垣へ行こうと思ったら直前に営業を終了しており、その時はラーメン燈郎の方へ訪れたものだった。それも先月5日からラゾーナ川崎にこちらの支店がオープンしたからで、店長はその店主だった稲垣氏が就任した模様だ。

その川崎店は無事にオープンを迎え、本店と同じ3タイプのラーメンで営業しているそう。本店の厨房に長いことおられた稲垣店長だけに、本店と遜色無いラーメンを提供しているところだろう。

つけ麺はフードコートもあってか、その提供は見合わせたようだ。つけめんを楽しみたいのなら、やはり本店まで足を運ばなくては駄目のようだ。

そんな本店はここ最近幾つかの限定が提供されていたが、触手が伸びずにいたものの今月二日から始まった伊勢エビの殻を大量に利用した濃厚鶏白湯味噌つけ麺に興味が惹かれて今回出掛けることにした。

とは言え過日開催された大つけ麺博では「つけ麺の達人賞」を受賞し、また人気に拍車が掛かったこちらだけに15食限定を本気で狙うならかなり早く前から並ばないと厳しそう。

きっかけは限定だが、以前から記述しているようにそれに対して執着心の無い私だけに、まぁ上手く行けばそれにありついて、駄目なら御無沙汰となる濃厚魚介つけめんをまた堪能しようと決め込んで自宅を出発。

結局店先には40分前に到着すると、ともあれ予想を越えた並びにさすがおそるべしのこちらだった。イベントで受賞したりテレビ等でも度々見掛けるようになっているだけに、また新しい局面を迎えて行列が長くなったようだ。

店頭には20人を軽く超える行列が出来ていて、お目当てとも言える限定が既にオーダー希望数に達したことが最後尾近くの自立看板に案内されていた。

そこに並ぼうかと周囲を確認すると、道路の奥にさらなるこちらの行列が在った。と言うことでそちらの後ろに着いて、しばし開店時間を待った。

途中外食産業さんのクルマだろうか、脇腹にユニ・フードと刻まれたバンが店頭に停車して食材を搬入していた。開店時間になると長い行列が動いて、まもなく店頭前の列に移動を促されて程なく列が止まった。

そしてしばらくするとお店の方がチケット未購入の先客に券売機で買うよう促して、一人が入って戻っては一人がまた入ってを繰り返していた。自分の番となって店内の券売機の前へ。すると直ぐ坂本店主が私に気付かれて近寄って来られ、思わずお互いがそこで挨拶しあった。

そう言えば前回来たときご不在で、昨年の6月以来の再会だった。券売機で特製濃厚魚介つけめんに、中盛チケットとバターたっぷりローストポークガーリックめしのボタンを連打。チケットを後ろにおられたお店の方に直ぐ手渡して外の所定の位置に戻った。

二十分強ほど経過すると徐々に列が詰まって行く。まもなく中へ入れそうになる頃私の後ろはおよそ30人近い行列が出来上がっていた。

およそ1時間経った頃入店を促されて、偶然にしては出来過ぎな大つけ麺博の特別賞である「つけ麺の達人賞」の赤く染まったテボが据え付けられたトロフィーの前のカウンター席に促された。

9月27日から10月17日まで開催された今回の大つけ麺博は、日本一決定戦と銘を打ったものらしく第一陣から第三陣まで開催されて全24店舗で凌ぎを削って争われたらしい。

第一位に輝いたのは坂本店主の師匠が営業する中華蕎麦とみ田で、師弟でダブル受賞となったことになる。しばし坂本店主と若干の世間話し。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、それはもう問答無用の美味しさとはこのこと。またさらなる進化を感じる素晴らしさで、坂本店主の凄さをまた数口して気が付くところとなった。飽くなき追求と言う言葉は、店主のために造られたと言っても過言では無いだろう。

もちもち加減も絶妙の自家製麺に、しっとりした半レアチャーシューも相変わらずとんでもなく、バターたっぷりローストポークガーリックめしがまたたまらない旨さと言えた。

気がつけば完食。先月の9日からはこちらのカップ麺が全国展開で発売になったようで、麺屋一燈もまさしく全国区のラーメン店と言えそう。その名も頑者推薦・芳醇香味塩そばだ。

なお明日・明後日の土日とその次の土日は、30分早い午前10時30分に開店するそうだ。いや、今回も果てなくとんでもなく美味さ無限大に素晴らしかった。

(左フォト) 特製濃厚魚介つけめん中盛(麺・汁)/ローストポークガーリックめし (2012.11.09)


昨日ほどではないにせよ青空から陽射し注ぐものの冬の季節らしい、そんな寒さに覆われた首都圏の1月中旬休日金曜日だった。

時に現在の場所に引越して、早いもので今年でもう20年目を迎える。当初より使っていた風呂釜が数年前より毎年ガス点検がある度に、担当者から交換を勧められていたが騙し騙し使っていた。

しかしそろそろ限界に近いようで、20年目の節目だからと言うわけでもないが、ついに入れ替えする決心をした。今日はその工事日で、ラーメンも周辺で済ませることにしたが結局こちらまで足を延ばした。

そんなわけで営業開始の10分程前に到着。十人近い方々が寒空の下で用意された椅子に腰掛けて待っていた。その椅子が運よくあと一脚だけ空いており、そこに腰掛けて開店を待った。

店先には公式サイトでも案内されていた、今月23日より始まる一燈定休日の月曜日のみ営業する煮干しらーめん専門店となる「らーめん稲垣」が案内されていた。

来月からは燈朗でも定休日の木曜日を利用して同一の「らーめん稲垣」を営業させるらしい。

実は昨年の初夏前後に稲垣さんから年明け前後から独立する予定をお聞きしており、ついにそんなプロジェクトが始動したようだ。

新小岩駅から徒歩1分以内で10坪以下の物件を探している案内もあり、そう遠くない将来には独立店舗で営業を開始する予定なのだろう。

まもなく暖簾が店先には掛けられて本日も営業が始まり、先頭の方から券売機でチケットを購入して店内の奥へ入店して行った。

自分の番となって、またつけ麺で行くか最後まで悩んだが、結局まだ未食にしていた塩味の方の芳醇香味そばを特製で選んだ。

そして中盛ボタンと共に、サイドメニューの前回と同じ「しっとりチキンのカレーまぶし丼とろけるチーズ合え」のボタンも連打した。

淡麗系のらーめんは水曜・金曜・日曜が塩味で、火曜・木曜・土曜が醤油味となっているこちらで、醤油味は開店まもない頃既に実食している。その後は濃厚魚介つけめんにハマってそれが続いていた。

今日は坂本店主は燈朗の方らしく稲垣氏もおられなかったが、オープン当初から厨房に立つ伊藤氏がおられて私に気づいて挨拶して頂いた。

それにしても厨房には5人近くが居て人がかなり増えており、既に麺屋こうじ系の中核店舗の一つと言ったところなのだろう。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、それはもうドえらい美味さと言うしかない芳醇香味そば。中細ストレート麺の品の良さは、これ以上のものはお目にかかれないのではないか?とさえ思ってしまうもの。

まさしく芳醇で淡麗な塩スープは、風格を感じながらも颯爽とした風合いが感じられるもので、低温調理された鶏と豚のレアチャーシューに今回も打ちのめされた。

やはりデフォルトの味わいが既にたまらない良さだけに、一緒にやって来たジュレは後半になってから投入した。その一変した風情は冬の京都の寺院に見る枯山水庭園から南国・沖縄のサンゴ礁の景色へひとっ飛びした程の変化で、辛味とガーリックの波状攻撃が面白いものだった。

「しっとりチキンのカレーまぶし丼とろけるチーズ合え」もカレー独特の辛さが楽しく、単調にさせない工夫がセオリーとして持っているだろうと思わせる素晴らしさ。

今夏ローソンで麺屋一燈監修の冷やしつけ麺が発売されたらしく、インフォブックにその記事が紹介されており、哀川翔アニキが「本気で作り上げたつけ麺が食べられるなんてウレシイじゃねえか!」と語っていた。

気がつけば完食。いや、今日も果てしなくとんでもなく、みっちり思う存分良かった。

(左フォト) 特製(塩)芳醇香味そば中/ジュレ/しっとりチキンのカレーまぶし丼 (2012.01.13)








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梅雨どきらしい曇り空ながら、時折りだけささやか淡いな陽射しを感じた、梅雨月・6月も後半となって来た穏やかな休日の木曜日だった。

ふとこちらへまた出掛けて見ようと思い立って公式サイトを数週間振りに開けば、早いものでもうまもなく一周年を迎える事が謳われていた。

記念すべきその6月18日は、ラーメン・つけ麺共に感謝価格として500円で提供される予定らしい。

そして目をその下の項目に移せばこれが驚きで、かねてよりお聞きしていた二郎系ラーメンである燈郎を提供するラーメン店が、そのメニュー名そのままの店名で7月1日より営業を開始する予定だそう。

場所は葛飾区東新小岩1-1-1トラスト新小岩101で、こちらよりもJR新小岩駅のすぐそばらしい。

ちなみに都内に多くのそうした系統のラーメン店が見受けられるが、どちらもガッツリ系とか爆食系と表記しても二郎系と言う文字はまず見られない。

なぜなのか一度その系統のラーメン店主にお聞きした事があったが、二郎の文字をラーメン店が使用した場合訴えられるおそれがあるそうで絶対使えない二文字なんだそう。

なお黄色いビニールシートなど二郎に特化していないものは大丈夫だそう。閑話休題。

また今月の4日からはなんと自家製麺に全面的に切り替えたそうで、とみ田店主の製麺最後の弟子であるだけに強みになりそうだ。

そんなわけでまたJR新小岩駅に降り立ち、開店10数分前に到着すれば16人が並ぶ店頭でその後ろに着いた。

また列のルールが若干変わったようで、椅子から折り返した後はそのまま折り返さずマンションの前だけ開けて並ぶスタイルになっていた。

ちょうどマンションの前だった事にしばらくしてから気が付いて位置を移動して開店を待った。

そうこうしている内に開店時間を迎えて、1クール目が席に落ち着くと外にある待ち椅子の最後の席に座れた。

少しするとチケットを券売機で先行購入となり、坂本店主にご挨拶しつつも少し悩んでからチャーシュー濃厚魚介つけめんに、大盛としっとりチキンのカレーまぶし丼とろけるチーズ和えのボタンを連打。

出て来たチケットをお店の方に手渡し、席でしばし待ってから順番となって入店。年内にこちらの系列で長く修行されていた方が、一燈の系統から独立してお店を持つ予定だそう。

また燈郎の店長さんともご挨拶。店内のかぐわしい香りが今日も素敵だった。程なく到着。大盛の所為かはたまたサービスなのかレアチャーシューが多めで嬉しい限り。

それではと行かせて貰えば研ぎ澄まされたその味わいは実に果てしなく美味しいもの。

先人の味を越える味を成し遂げてこそ生ずる飲食店の集客具合であって、それが妥協の産物でない事を誰もが瞬時に判断出来る旨さだ。

今までつけめんの中盛を愉しんで来たが、今回思い切って大盛にして見たところ、追加用のつけ汁を坂本店主がそっと置いてくれた。

そう言えば中盛でも最後は殆ど汁が無くなってしまうだけに必須なところだった。

しっとりチキンのカレーまぶし丼とろけるチーズ和えと言う、やたら長いサブメニューも実に洋風で美味しく、赤い食材はパプリカ?と思って口にすれば福神漬けらしく念のためお聞きするとその通りだった。

何度か訪問していてここに来て気が付いたが、麺量は規定よりおそらく多めの一燈さんで、中盛は400gだがプラス50gオーバー近くはありそう。そんな状況だけに大盛は結構な麺量だった。

案の定つけ汁が足りなくなり、少ないつけ汁を具材ともども新しいつけ汁に投入して、そちらに椀を持ち替えて食べ進めた。後半の後半になってから辛味ダレを入れて風情が変わってまた良かった。

ともあれとんでもない麺量ながら気がつけば完食。スープ割りは一口二口で今回はレフェリーストップ状態。いや、やはり今日もとんでもなくかなり果て無く素晴らしかった。

(左フォト) チャーシュー濃厚魚介つけめん大盛/しっとりチキンのカレーまぶし丼 (2011.06.16)


都内の桜が咲き始めたようで、そんな翌日らしい春めいた陽気の四月もそう遠くなくなって来た休日火曜日だった。

今日は秋葉原に所用があった日で、それも午前中には滞りなく無事済んで、何軒かの候補店があったもののふとなぜか急にこちらへ行きたくなり、途中駅の新小岩で途中下車してその店頭へやって来た。

いつも長蛇の行列があるこちらで今日も覚悟して来たが、案の定14人目のそこへ並んだ。先にチケットを買うこちらのスタイルで券売機に促されて中へ入ると、坂本店主と早速目が合いまもなく近寄って来られた。

すると明日から麺屋こうじグループの大地震復興チャリティーイベントが表裏@水道橋で行われるそうで、その初日に先陣を切ってとみ田&一燈などによる特別限定らーめんを提供する事を教えて頂いた。

作品名は「頑張れ日本!」らしく名古屋コーチンブレンドによる極上清湯の塩らーめんだそう。

なんとトッピングに利用する具材には、坂本店主なけなしのお金をはたいて買ったフォアグラをソテーしたものがメインで乗るらしい。明日時間がある方は是非とも水道橋に足を運んで頂きたい処だった。

なるほどきっとこれを伝える為に坂本店主の情念に呼ばれたに違いないと自分勝手に理解しつつ券売機でチケットを購入したが、そんなこんなを巡らせていたらチグハグなボタンを押してしまった。

列の先頭になって入店時にそこは調整させて貰い、とは言えトッピングの内容を変える程度に留めて特製濃厚魚介つけめん中盛とバターたっぷりローストポークガーリックめしのオーダーで落ち着いた本日であった。

そう言えばサブメニューのライスものは、ずっとボタンで見ていたが、やっと今回初めてありつけるようで感慨深いものがあった。道路寄り一番奥のカウンター席へ促されて着席。

明日は平日だけにお客さんが来られるか、富田店主も坂本店主も心配しておられた。程なく到着。

またつけめんにしてしまったと思いつつもそれではと口にさせて貰えば、これがまた更なる進化さえも感じる程の冴え渡るかなりの美味しさ。絶妙感の高い太麺にトロンとした汁は衝撃的なまでの旨みが広がり、レアチャーシューの豊かな風合いに至るまで果てしない感動。

それはもう坂本店主の実力を今日もまたまざまざと見せつけられる結果となって、これを超える美味しいつけめんがこの世の中にあったろうか?とさえ思わせるものが在った。

バターたっぷりローストポークガーリックめしもまたとんでもなく美味しいもので、バターがたっぷりなら弾力豊かな肉もたっぷり。

軽く感じるガーリック風味に心の奥底まで癒されるそんなサブメニューだった。気がつけば完食。

いつでも一歩先をゆく天性の才能の持ち主でありながら、つねに一歩後ろへ引き下がる奥ゆかしさを持つ坂本店主で、思わず365歩のマーチのメロディが心の片隅に流れるばかりだった。

人の心を幸せにしてくれる程無限大に美味しいそんなつけめん。あなたの付けた足跡には、綺麗な花が咲くでしょう♪ いや今日もまた、とんでもない美味しさだった。

(左フォト) 特製つけめん中盛/ローストポークガーリックめし (2011.03.29)






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秋めいた曇り空が大空に広がっているものの、湿っていた路面も乾いて雨が落ちる事も無さそうな、十月も下旬の休日金曜日の午前中であった。しばらく前の九月最終日、こちらからいつものように、メルマガが配信されて来た。

それを読むと今度の限定は、二郎インスパイア系で、乳化したスープのラーメンだそう。初日三日間だけメルマガ会員に先行販売する旨案内されていた。

実はその先行販売が終わり休日を待って営業開始まもない時間、以前店頭に立てばこれがもうかなりの行列店となったこちらで、その日はやむなく撤退して多少落ち着いてから再訪しようと考えていた。

そんなわけで今回先日の状況を思い起こして、平日の開店30分前に並べば限定にありつけるだろうと計算してやって来た私だった。

ところがそうした時間に到着すれば、限定目当て中心の方がそれよりも早く並ばれていて、その後ろに着けばこれが8番目と間に合うことは何とか間に合った次第で、既におそるべしと言うしかなかった。

店頭のインフォに並ぶ場所と並び方が案内されていて、並ぶ前にチケットを購入するよう促されていた。但し営業開始前は、買わずに並ぶようだ。

しばしすると営業前に坂本店主が出て来られ、思わず御挨拶してそこで世間話しとなった。そう言えば前回訪問した頃は、次の勤務先が不透明で心配してくれていて嬉しかった。午前11時になると、お店の方が暖簾を店先に掛けて、本日の営業が始まった。

やはり殆どの方が、燈郎のボタンを押して中へ入って行った。私もそれを選んで野菜マシでお願いして、順番通りのカウンター席に腰を降ろした。最初の入店客11人には、あらかじめ席に冷水が入ったコップが置いてあった。

昼の部11時スタート毎日限定10食の一燈限定野菜ラーメン「燈郎」で、並盛り250g・中盛り350g・大盛り450g・特盛り550gの麺量設定が特別に用意されていた。私は中盛りボタン50円を押し、350g麺量でお願いしていた。なお麺少なめ150gの場合は、燻製半熟煮卵サービスが付くらしい。

アブラ増しは乳化系なので対応不可らしく、野菜マシはチケットを手渡す際に受けるようでそれでお願いした。ニンニクは別皿で提供するため確認なしだった。ブタはバラチャーシューが三個に、プラスアルファが乗せられるそう。

10月初めから始まった燈郎だが、メルマガ会員に振る舞われてスタートした頃は第1段バージョンだそうで、その後第2段バージョンでは豚オンリー、第3段バージョンではそこに濃厚豚骨としたものだそう。

また第4段バージョンはそれまで茶濁だったものを、白濁にしてここまでかなり変化して来たらしい。そして現在は第5段バージョンで、更にカエシにこだわって違うタイプを提供しているそう。

先客のラーメンが先に運ばれて行き、次のロットで来そうだった。ふとそんな先客のラーメンを見て、券売機まで行き燻製半熟煮卵のチケットを追加購入して、そのチケットをお店の方に手渡してお願いした。程なく到着。

極太と呼んでいい麺がたっぷりと沈んでいて、乳化スープはまた元に戻ったらしく茶濁していた。豚8鶏2の割合の乳化スープだそう。茹でられたモヤシとキャベツがしこたま乗っていて刻み青ネギが散らされ、ブタがこれまたしこたま置かれていた。

それではと行かせて貰えばそのビジュアルも然る事ながら、もうドロンドロンのスープにうねる極太麺の圧巻な食感は、他の追随を許さない超・二郎インスパイア系と呼びたくなるもの。

口にして行くとまず出だしでニンニクを入れるのをためらいたくなる程の絶妙で妙なる美味しさが口内を襲って来て、インパクトを二乗したイメージが脳裏を揺さぶって来る風情がまたたまらなかった。

今まで口にして来た二郎系ラーメンが走馬灯のように現れては消えて行く中で、どの本家にどの二郎系にも符号しないラーメンと言えるオリジナリティ溢れるもの。しかも坂本店主らしいラーメンでありながら、二郎インスパイア系と呼ぶに相応しい逸品に仕上がっている何処までも心憎い美味しさだった。

まあ量が量なだけに後半ニンニクを入れてその変化を楽しませて貰ったが、そんなニンニクにも合致した美味さが更に二郎的な王道感を造作していた。その圧巻さゆえに、そこは気が付きながら完食を迎えた。

テレビ朝日系人気番組「雑学王」で何とこちらが紹介される予定だそうで、来週か再来週の月曜日に放映されるらしい。また将来は現在の店舗の周辺にこうした乳化系スープのラーメン店を出せればいいなと言った処らしい。

「失敗と書いて成功と読む」と言う野村監督の名言があるが通常の人では判らない微妙な味わいによる違いの経験を踏んで、より美味しいラーメンを生み出して行きたいと言う処なのだと思う。今回の一燈限定野菜ラーメン「燈郎」は、来月いっぱいまで提供する予定らしい。

挨拶して外に出て平和橋通りを戻り、ガードを潜って南口側へ出て、駅前から続くルミエール商店街を散策。都内屈指の規模を誇るアーケードと言われており、その長さは450メートル続いているらしい。

そこの一店で食後カフェを済ませて、帰りがけ夕飯用に焼き魚の惣菜とダシ巻き卵を買ってから帰途についた。いやとんでもなく素晴らしい、二郎インスパイア系ラーメンだった。

(左フォト) 一燈限定野菜ラーメン「燈郎」中盛+味玉/駅反対側商店街入口 (2010.10.22)


連日の暑さに誰もが秋を心待ちしているようになって来た、そんな中で盆地の岐阜で39度が観測されても特に驚かなかった、今日も夏が色褪せない九月上旬の日曜日であった。

そんな今日も仕事が終わって外に出れば、まだ多湿な空気を感じた会社帰りだった。今夜はいつもより早めに終わった事もあって、またこちらへ訪れる事にした。

例によって新小岩で下車して、その店頭へやって来た。確実に人気が上昇しているよう。坂本店主にご挨拶して、予定通りつけ麺の大盛を選んだ。しばしした後に入店出来て、そして程なく到着。その艶やかなビジュアルは、今日もまた既におそるべし。

まるで吸い込まれそうな夏の輝きのように、そして何かを象徴する価値観のように、そのつけ麺はとても眩しいものに見えた。それではと行かせて貰えば、これがもうとんでもない美味しさと言うしかなかった。

鶏だけによるモミジなどを主体にした瑞々しい瀞みと旨味は、いったいどれだけのそうした食材を利用すればこうなるのだろうか?と思わせるもの。

もっちりむっちりしたセクシービームに冴え渡る太麺が、そんなつけ汁に不思議と染み入るように感じられる処がまた実に痛快に良かったものだった。

そしてまた横たわる豚チャーシューと鶏ささみチャーシューが、移ろいゆく季節の極上の瞬間を焼き付けた風景画の如く感動出来る色合いと旨さと言えた。

味玉子も良き名わき役だった。無限大の美味しさが舌を魅了させ、やめられない止まらないと思っているうちに気がつけば完食となってしまった。スープ割りもいい感じだった。

先日無極へ訪れて赤迫店主に富田店主の事をお聞きしたが、こちらの坂本店主もまた富田店主を心の師として仰いでいる店主である。

そんなお二人のつけ麺は誰とも違う味わいの唯一無二感がありながら、どちらも感動の長いトンネルを潜り抜けた愉しさがあると言うしかなかった。いや、美味し特製濃厚魚介つけ麺大盛だった。

(左フォト) 特製濃厚魚介つけ麺大盛(麺・汁)  (2010.09.05)


立秋を過ぎた所為か大空に広がる雲の表情にも豊かさが増して来た、まもなく8月も半ば近くになって、世間はお盆休み一色となる少し前の日曜日であった。ふと見れば夏のそよ風で、街路樹の木の葉が僅かな音をさざめかせていた。

そんな今日も仕事が終わって通勤駅のプラットフォームに立てば、銀座のネオンが雲に映るかのような夜空の周辺だった。最近はこちらのメルマガが頻繁に送られて来るようになって来た。すると常にチェックを入れている私で、つい先日も夏季休暇のお知らせで、今月の16日の月曜日から18日の水曜日までがお休みだそう。

その少し前のメルマガには券売機の押せないボタンで気になっていた、ご飯ものが遂に週替わりで1種類ずつ販売を開始したそう。250円の予価であったが誰もが楽しんで貰えるよう200円に改めた事が綴られていた。そして更にそれと機を同じくして、今月から限定を始める事が案内されていた。

夜限定10食で今回は汁なし鶏白湯だそうで、いつもより早く終わった事もあって、本日の会社帰りに訪れる事にした。デフォルトで麺量が250gだそうで、中盛り350g大盛り450g特盛り550gと設定が用意されていて、なんとチャーシューが3種類で各2枚付くらしい。

そんなわけでJR新小岩駅で途中下車して店頭へやって来た。相変わらず盛況のこちらで、店内満員で外列3人の店先であった。まもなくチケット先行購入で券売機の前に立つと、坂本店主が私に気付かれそこでご挨拶。

残念ながらご飯ものは既に売り切れだったが、限定の油そばは何とかまだありそれならばとその限定を中盛りにしてチケットを購入した。

一度出て程なく入店出来ると、道路側一番奥のカウンター席に案内されて、坂本店主に近況をお聞きしつつ、限定についてもお話しをお聞きする事が出来た。割りスープを用意しているそうで、言って来れればすぐ提供してくれるそう。程なく到着。

これまた色艶やかなチャーシューが麺の上に極彩色に並べられた限定で、油そばだけに崩して掻き混ぜるのが惜しいくらいに綺麗だったので、ついついしばし美術鑑賞するように撮影してから徐にそれに取り掛かった。

するとなかなかの太麺に直ぐ焼きそばのようなタレが吸いつくように絡んで、ラー油とお酢を回し掛けてさらによく念入りに掻き混ぜて行った。それではと行かせて貰えば、実に痛快でスパイシーな面がある味わい深いもので、ジャンクフード的な一面がありつつも、そこは坂本店主らしい完璧至上主義が感じられる限定の油そばだった。

途中で測ったように半分凍って細かくなっているチーズをサービスで頂いた。それを振りかけて食べ進めれば、どこかの大花火大会の見事な花火の炸裂音が響くように、大玉の花火が夜空に花開くように口内にうま味が炸裂して心が躍った。実に美味しい。

チャーシューは、従来の豚チャーシューと鶏チャーシューの他に鴨肉チャーシューが加わったもので、見事な相互作用のウマさに、線路は続くよ何処までも的な美味しさと言うしかなかった。

そんなだったから、後半その味わいに酔いしれて割りスープを貰う事さえ忘れていると、店主がそろそろ用意しましょうか?と確認してくれて思わずそこで我に返ってそれをお願いした。

すると感動トラップは更なる場面を迎えて、やって来たそれはなんとも超濃厚な鶏白湯の割りスープであった。全部入れてしまうとつまらないので、徐々に入れながら口にすると良いそうでその通りにして愉しんだ。

そのドロドロの鶏の超濃厚割りスープは、成田鶏の骨某店の濃度に匹敵するそう。もう気がつけば完食だった。それは実にとんでもなく、それはそれは旨い、そんな限定油そばだった。

(左フォト) 限定・汁なし鶏白湯そば中盛/同限定超濃厚割りスープ/夜の店頭 (2010.08.08)






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まるで夏の潤いを閉じ込めた玉手箱が青空の下で弾けたように、陽射しが注いで爽やかな風薫る気候ながら湿度は今日も高めだった、7月文月上旬休日金曜日の午前遅い時間であった。

先日さっそくこちらへ訪問して、レベルの高さにまた本日も訪問する事にした。新小岩駅で下車して外に出ると、夏の陽射しが7月になった事を告げるかのように降り注いでいた暑さだった。

店頭に到着すると営業が始まって数十分が経過した頃で、店内は満員御礼のようだった。

入り口横の待ち椅子には一人が腰掛けていて、ドアを入った場所にある券売機では若いご夫婦がチケットを購入している最中だった。

その方々も待ち椅子に行かれて入れ替わるように店内へ入って行くと、まるで背中に目でもあるようにすぐ坂本店主が気付かれ、思わずそこで御挨拶仕合った二人だった。

券売機の前におられたお店の方に前回メルマガ登録で貰った390円カードを手渡して指定されたボタンを選び、口頭で濃厚魚介らーめんをお願いした。

そして出来ればライス系サブメニューにしたかったがまだ先になるそうで、それならばと大盛ボタンに豚鶏チャーシュー各3枚増しのボタンも連打してそのチケットもさらに手渡した。

そして外で少しだけ待つとそう経たずに店内へ入れて、道路寄りの促された1席だけ空いたカウンター席に腰を降ろした。

それにしてもまだ押せないライス系サブメニューが気になる所で、「バターたっぷりローストポークガーリックめし」と「フレッシュトマトのバルサミコライス焦がしチーズのせ」に、「しっとりチキンのカレーまぶし丼とろけるチーズ合え」としたネーミングに心焦がして待つ方も多そうな気がした。

程なくしてオーダーしたらーめんに付いて来る魚介風味ジュレが先にやって来て、後半になってからご利用下さいと付言して置いて行かれた。そしてまもなくらーめんもやって来た。

それにしてもその冴え渡るビジュアル性は見事この上ないもので、誰もが悩殺されている事だろう。低温調理によりレア状になっているもので悩ましい限りだ。

それではと口にして行けば複雑多面な魚介迸るスープは、鶏中心と言う事でその味わいは優しくも力強い逸品。麺はまた前回とは違う趣が表われていて、中細ストレートのぷっつりと切れるものでまた面白かった。

豚と鶏のそれぞれのレアチャーシューは弾力豊かに旨みつれづれなる美味しさで、豚チャーシューの下には店主の心づくしの更なる倍近い豚チャーシューが隠れていて、その味わいが今回とても長い時間堪能できて嬉しかった。

鶏団子がまた素晴らしい出来で、そのしみじみと来る味わいはこれぞ淡麗極まりない美味しさで、そのフルーティな美味みはてっきり果実を利用したものかと思えば、日本酒と味醂によるものだそうで実にこれまた良かった。

後半になってから魚介ジュレを投入し、風景を変えてさらにらーめんを愉しんだ。

時に昨日は深夜番組で冷やしラーメン特集をやっていて、ちょうど自分も冷やしつけ汁のつけめんを楽しんだが、この時期ラーメン特集が鳴りを潜める時期で、冷やしつけめんや冷やしあえそばのニーズが高まる時期となって来た。

近い将来こちらでも様々な限定メニューを計画されているそうで、二郎系や鶏白湯系辺りから始めるそうだ。

そうした冷やし系ものも定番化されて提供されれば、本当に美味しいお店は冷やし系でも本領が出るだけに集客にも繋がりそう。気がつけば完食。いやいやいや、こちらもまた良かった。

(左フォト) 濃厚魚介大盛豚鶏肉各3枚増し/同らーめん付属魚介風味ジュレ (2010.07.02)


夏の表層がその極彩色の艶をひとときだけ隠しているような、そんな周辺は曇り空が広がっていた6月水無月後半休日火曜日の遅い午前中だった。

そんな今日は待ちに待った、先週の18日にオープンしたばかりのこちらへ訪問する事にした。

かねてより試食会のお誘いを店主から頂いていたが仕事の都合で折り合わず、グランドオープン初日に駆けつけたかったがこれもままならず本日になってしまった次第だった。

茨城大勝軒系店舗で長く修行され、ここ数年は店舗立ち上げ時の責任者として転々とその居場所が変わっておられ、かねてよりその手腕をよく知る一人だけに今回提供されるメニューをとても楽しみにしていた。

そんなわけで今回ばかりはと言う訳で、初めて地元本八幡の花屋で開店祝いの花を準備して、それを手に携えてJR総武線緩行線電車に3駅ほど揺られて新小岩へやって来た。

その新小岩駅から少し歩けばこちらで、真新しい店舗が凜として風情良く佇んでいた。店頭には五人程の待ち列が出来ていて、既に新小岩人気店の仲間入りとなった様子であった。

先客が出て来る度に、黒いかすり染文様の暖簾が軽く揺れていた。外列の後ろに着いて並んでいると、券売機で食券を先に購入するよう促されて、店内に入ると早速坂本店主が私に気づいてお互い挨拶し合った。

接客係ご担当のその女性に開店祝いの花を手渡し、醤油芳酵香味そばと特製濃厚魚介つけめんのチケットを購入してそれも渡して外列に戻った。

そしてそう経たずしてラーメンとつけ麺のどちらを先にするか確認があり、悩んだ末にラーメンを先にする事にして貰い、まもなく左利きのご配慮か入り口角席に促されて腰掛けた。厨房が目の前にあるスタイルで、何処からでも店主が見える。

カウンタには手に取り易い大きさのインフォブックがさりげなく置かれていて、様々なこだわりや利用食材が明示されていた。

それによると「一燈照隅、万燈照国」とした意義の深い言葉から来た店名だそうで、一つの灯火を掲げて一隅を照らすように誠心誠意歩き続ければ必ずや共鳴した人が現れ、やがてそれは万灯となって大国さえも照らす力と成り得るとした教えらしい。

調味料卓には主に女性が利用する髪バンドが置いてあり、それは持ち帰り自由となっていたのが目に止まった。

またこちらのメルマガ登録をすれば、初回だけ具沢山の750円のラーメンが390円で楽しめるチケットを貰えるそう。程なくラーメンがやって来た。

いわゆる淡麗系の醤油らーめんで、特別に魚介芳香辛味油も一緒に頂けた。ある程度食べてからそれを投入して、風景を変えて愉しんで下さいとの事だった。

それにしてもドンブリ上はとにかくゴージャスで、ピンク色掛かった真空低温調理と言う洋食の技法で作られたらしいレアチャーシュー。

レッドブロー種の抗菌性物質が一切入ってない純植物性飼料によるその肉細胞は密度がきめ細かいつくば茜鶏を利用した鶏ささみチャーシュー。

それがドンと入り、白髪ネギに青ネギやメンマもこだわり高そうで全体のオーラは半端なく良かった。

それではと行かせて貰えばこれが実に美味しく、じんわりとさざなみ立つうま味が寄せては返す良さであった。カネジンの特注らしい細ストレート麺は適度にスープを吸い上げつつ、コシが強い割りには喉越し良く適度な弾力感で良かった。

豚チャーシューに鶏ささみチャーシューも感涙ものに美味しく、醤油も色が出ないながら主体性を持ち合わせていた感じであった。

後半になってから例の魚介芳香辛味油を投入すれば、スープが一変して魚介の風情が強まりまたいい個性が現われていた。

昨今食べるラー油がブームだが、その坂本モードと言った所だろうか。スルスルと胃に消えて行き気がつけば麺が消えた。そしてそう間を置かずして、つけ麺がやって来た。

特製メニューは味玉に豚鶏チャーシュー各2枚が乗るものだった。やはりカネジンの特注らしく一転して極太ストレートで、麺だけ口にすればもうムチンムチンとそれだけでもたまらないものだった。

そんな麺を鶏白湯魚介系らしい瀞みの強い汁に浸して行かせて貰えば、その旨さに感動レベルメーターの針が一気に振り切る美味しさで、やめられない止めらないと箸の動作が加速して行った。

鶏団子も良かったが、豚チャーシューに鶏ささみチャーシューも更に堪能できて嬉しかった。思えばこうした濃厚系は坂本店主の御家芸的なものがあり、それはそれはラーメンのすぐ後ながら気がつけばもう完食であった。

するとデザートを用意しているそうで、すぐ来たそれはグレープ系のシャーベットで今日も気温が高めでこの時季にぴったりの嬉しいデザートで有り難かった。

挨拶して外に出ると持ち直した大空から陽射しも出て来て、夏本番の風情に満ちていた風が駆け抜けていた。いやいや、ラーメンもかなり良かったが、つけめんはとんでもなく良かった。

(左フォト) 醤油芳酵香味そば/特製濃厚魚介つけ麺(麺・汁) /店頭外観 (2010.06.22)