極肉煮干 あかこっこ
東京・高円寺 ※閉店





ここ最近の流れとして、煮干しラーメンを提供するお店が増加傾向にあると言える。一昔前であれば永福町大勝軒がその代表的なラーメンだった。しかし近年は凪グループが作る煮干しラーメンが、独創性を遺憾無く発揮してその実力を見せつけている。

時流的には少し前であればガッツリの二郎系やタンメン等だけだったが、頭やハラワタを取り除かないそんな煮干し食材を利用したラーメンも見逃せないようになって来た。そんな潮流を察知して今回2店のラーメン店が、またその煮干しラーメンを採用して来た。

先程そんな1店を訪れて、せっかくここまで来たのだからと、もう1店の新しい煮干しラーメン店にも訪れる事にした。

それがついこの前までガッツリ二郎系路線だった、つい一昨日リニューアルオープンしたばかりの音麺酒家楽々系列店元ラブメン楽々のこちらだ。

そんなわけでさらに総武線緩行電車に一駅乗って高円寺で下車。歩いてそう遠くない環状七号線沿いのこちらの店頭へやって来た。

見るとちょうど店頭前の環七では、新車を沢山積み込んだ大型車が3車線の真ん中で故障して立ち往生している最中だった。

警察のパトカーが既に来ていて、それによる渋滞を警察官が誘導していた。そんな渋滞を横目にしながら入店すると、店内はリニューアル初の土日曜日のいい時間ながら親子連れが一組だけだった。

こちらも店頭のインフォメーションは変わっていたが、それ以外は殆ど変わらない状況だった。

以前と同じ数字入力式の券売機で、予定通り肉煮干らーめん(黒)を選択。特にこだわらないで空いていた目の前のカウンター席に腰を降ろした。

麺大盛無料サービスだそうだが、連食だったので今回は辞退した。なおインフォを見ると、黒は濃口醤油を使用したビターな味わい、白は白醤油を使用したマイルドな味わいと案内されていた。程なく到着。

たまたまなのか煮干しが店内に香る事もなかったが、ひとたびラーメンを口にして行けばニボニボオンリーワールド。それほど苦みは感じられない、テイスト的にも良く出来ていた味わい。

濃口醤油である分その酸味が前に来て好みなシフトであった。またチャーシューが平肉の他ほぐしたものまで入っており、その分ボリュームもあって良かった。こちらの麺は中太平打ち仕様で、またその絡み具合は良好。気がつけば完食だった。

店名になっているアカコッコとは伊豆諸島に生息する野鳥らしく、日本野鳥の会に所属していた店主の死別した父親がとても好きだった鳥だそう。よくバードウォッチングで連れて行かれた時に見た思い出の鳥から命名したのだそう。

そう言えば私も子供の頃釣り好きな死んだ親父に、真夜中に房総の小さな漁港周辺のポイントに黒鯛を狙うから一緒に来いと言われよく同じ場所に自家用車に乗って出掛けたものだ。

私は釣りはせず何をするでもなく、ただ夜の海を眺めていたものだった。いや、なかなか美味しい、そんな肉煮干らーめん(黒)だった。


(左フォト) 肉煮干らーめん(黒)/目の前は環七通り/店頭外観 (2011.09.10)


 極肉煮干(きわみにくにぼし) あかこっこ      ※公式サイトはこちら

 らーめん麺量〜並盛150g/大盛200g/特盛300g+100円
 つけ麺・油そば麺量〜並盛2000g/大盛300g/特盛400g+100円

 住所:東京都杉並区高円寺北1-4-10  TEL03-3388-0208

 定休日:月曜日  営業時間:11:30〜15:00/18:00〜翌1:00

 アクセス:JR中央線高円寺駅北口下車。右手ガード沿いを進んで行き、環状七号線ガード下の
       横断歩道を渡る。そして左手へ少し歩いた右側にあり。環七高円寺北一丁目歩道橋の
       そば、徒歩およそ8分。

    
※以下のレポートはラブメン 楽々時代。






それは昨日の午後2時過ぎの事だった。西立川からの帰り道で総武線電車が亀戸駅に停車中、車内の只ならぬ雰囲気に、レポート作成の手を止めて頭を上げた。

すると程なく今まで経験した事の無い大きな揺れが襲って来た。初めはまるで夢を見ている感覚に近かったのかも知れない。

それが東北から関東にかけて甚大な被害をもたらした、今もなお助かった方々と犠牲者の方々の数がまだまだ見えて来ない、そんな大地震が発生した瞬間だった。

実に長い揺れが続いて収まったと思えば、また大きくまた揺れ出して思わずホームに降りたが、車掌がとっさに流したアナウンスの電車内の方が安全と言う言葉に、なるほどと車内に戻ってしばし続いた揺れをやり過ごしたものだった。

やっと危機的な余震も過ぎ去った頃車内の人の会話で、東北地方がこの上を行く揺れと知って唖然とするしかなかった。

電車は3時間以上動かないと言う放送で我に返り、とにかく自宅に戻ろうと電車から降りて走って改札を出て、道路に出ると大勢の人がまだ騒然としている中、すぐ様来たタクシーへ飛び乗って一路自宅へ戻った。

鍵を開けて入ると本棚の本が何冊も落ちていて、食器皿が何枚かと気に入っていた招き猫が無残な姿になっていた。タンスなどの上にあったものも、結構かなり下に落ちて散らばっていた。

嫁さんに親兄弟へ安否を確認したくても、メールも電話も繋がらす時間ばかりが過ぎるばかり。とりあえずひっくり返ったような室内の整理に着手した。TVを点ければ目を覆いたくなる出来事ばかりで、阪神大震災を思い出さずにはいられなかった。

夜遅くなるとやっと電話もメールも何とか使えるようになって、お互いの無事を確認しあえた。嫁さんは帰宅困難者となって勤務先の会社で一夜を明かしたよう。その夜は余震もあってなかなか寝付けなかった。

朝方の通勤は昨日の今日もあって、かなり早く自宅を出たもののそれでも遅れて出勤。そんな今日も仕事が終わって外に出れば、何処かが何か違っている午後8時過ぎだった。

そんな今夜でもお腹が空いて何処に行くかとなったものの、あまり頭が巡らない始末。それでもここにするかと、一度訪れたこちらへ行く事にした。

すぐ近くの歩道橋が修復リニューアル中で、塗料が塗られたばかりらしくペンキの臭いが周囲に漂っていた。店内へ入って、気になっていたブラソバを辛味バージョンの豚増のチケットを券売機で購入。

程なく到着した油そばを、よく掻き混ぜてから堪能。温泉たまごが入って無かったのでお聞きすると30円プラスで大丈夫だそうで途中で支払ってそれを入れて更に美味しく頂いた夜であった。

(左フォト) 辛ブラソバ(大)+豚増し/店内インフォ (2011.03.12)







11月も本日が最終日で明日から12月だけにそれなりに寒くはなって来たものの、天候が安定している事もあって穏やかな青空が広がり、優しい陽射しが中央線快速電車の車内に射し込んでいたそんな休日火曜日の正午頃だった。

昨日また吉祥寺の楽々へ訪問して別ブランドの日だったが、楽々の白らーめんを堪能して帰宅した。そう言えばこちらの二郎系ラーメン店へそのうち行こうと思っていたが、駅からやや歩きそうだったのでまだ訪問していなかった。

そんな中ここ数日多忙だっただけに、ここはガッツリと行きたくなった。昨夜の肉の旨みがなかなかであったのもあって、系列店であるこちらへ出掛ける事にした本日だった。そんなわけで今日もまた、いつも利用する電車に乗車してこちら目当てに高円寺へやって来た。

駅から新宿方面へ戻るようにして歩いてゆくと、乗用車や大型トラックが勢いよく行き過ぎる大通りが見えた。それが環状七号線で丁度ガード下の信号が赤に変わったばかりだった。

ふと左手を見ると歩道橋があり、そこを上がって反対側の歩道に辿り着くと、直ぐ傍に黄色い看板が目印で判り易いこちらが佇んでいた。店名が入ったロゴの下には、ニンニク・唐辛子入れますか?の文字が在った。

入り口の左右には派手なインフォメーションがあって、20kgの豚肉・20kgの豚骨・10kgの野菜で作る濃厚肉出汁豚骨スープ、オーション100パーセントの特注超極太麺の案内に目が行った。

杉並区立高円寺中学校が裏手にあるようで、店舗脇にはその通用門が位置していた。環状七号線沿いにあるそんなラーメン店だが、派手な店舗の割りには暖簾がやたら渋いもので意外だった。昨年9月8日にオープンしたらしい。

店内へ入って行くと小型の券売機が左手にあり、そこで予定通りに麺量300gらしいラブメン(大)に、肉増しのボタンも連打して、振り返って厨房の方に手渡し、ラーメンの撮影を考えて左手奥の空いていたカウンター席に腰を降ろした。

無料トッピングのインフォには、野菜増し・ニンニク・唐辛子・アブラ・カラメの文字が躍っていて、提供間際に確認して来る旨が謳われていた。ただし味薄めやアブラ少なめの希望がある方は、チケットを手渡す際に申し出て欲しいらしい。

二郎系ラーメンがウリのこちらだが、来て見ると少し前の九月末から油そばのブラソバと二本立てメニューとなっていた。限定メニューもあるようで、奥の壁に今月は辛みそラブメンと記されていた。

近くに三河屋製麺の麺箱があり、これから利用するであろう麺が一玉ずつビニールに包まれていた。足元には某社のみりん風調味料の箱。

まもなく到着する頃に無料トッピングの確認があって、カラメ以外の野菜増しニンニク唐辛子アブラでお願いした。最近若干だけ値上げしたようで、野菜の高騰もあってやむを得ない処。程なく到着。

並盛りの(小)だと物足りない雰囲気があったので(大)にして見たが、野菜増しに肉増しもあってこれがかなりの迫力あるビジュアル。

肉だけ口にして見るとさすが楽々@吉祥寺の系列店らしさを伺わせる食感と美味しさだった。

それではとガッツリ行かせて貰えば、これがもうとんでもなく美味しいもので、野菜にアブラにスープに極太麺がメリーゴーランドが回転するように舌へ感じる旨みが入れ替わるもの。

これぞ二郎インスパイアーと言いたくなる逸品と言えた。それにしてもモヤシの扱いが実に良く、麺の固さも絶妙。

唐辛子から来る適度な辛さが背脂の甘さを適度に抑えていて、ほぐし肉らしき肉がまた違う肉の楽しさを教えてくれた。思わず朝焼けに遠吠えする、オオカミの気持ちと一体化出来るほどと言えた。

こう量が多いと一気に食べ進めて行こうとなるものだが、不思議に余裕が出来ていてしばしだけ箸を置いて徐にケータイでネットチェック。

そして最後までダレる事なく愉しめた美味しさで、一気に平らげて気がつけば完食だった。

最近値上げしたとは言えラーメンプライスも二郎の精神を踏襲している程お手頃な方で、見た目だけに留まらずに全てにおいてなかなかと言えた。いや、とんでもなくやはり良かった。

(左フォト) ラブメン(大)肉増し野菜唐辛子他/麺/店頭外観 (2010.11.30) 


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