麺や 小江戸 東京・新宿 ※閉店

見上げれば朝方の雨も止んで曇り空が広がっていた、長袖に袖を通すか思案してやめて半袖のカジュアルシャツで出掛けた、7月文月も月末近くとなった休日金曜日の正午頃だった。大島周辺で外に出た都営新宿線電車の窓には、その曇り空が遠くまで続いているのが見え、ふとイヤホンからは山口百恵さんの「いい日旅立ち」のメロディが聴こえ、それが何故か妙にマッチしていた眺めであった。

さて、そんな今日は新宿駅周辺で2軒とあらかじめ決めて出掛けた日で、まず訪れたのが風来居と縁がある事をマイミク様から教えて頂き気になっていた、2年前の6月にオープンしたこちらであった。

少し前に風来居渋谷店に訪問した際にこちらの事をお聞きすると、以前とは違うのか不明だが、現在は遠い親戚関係のような間柄だとお店の方が言っておられた。やや湿度が高く、気温も都会のアスファルトジャングルとあってやや暑く半袖で来て正解だった。店頭に着くとランチタイムもあって盛況な店内だった。



先月の25日からリニューアルオープンしたこちららしく、以前は「らーめん小江戸」だった店名が「麺や小江戸」に改められ、それを機にして柾目が入った木製看板が入り口の上に掲げられ、暖簾も新しい店名が入った風流なタイプに一新されたようだった。

そんな暖簾を潜って入店するとすぐ左手に券売機があって、予定通り味のリニューアルもして発売された平子煮干しそばを選んだ。

カウンター席が一本奥まで伸びる店内は、満員かと思えば一番奥の席が空いているそうで、狭い店内を慎重に進んでその空いた席に腰を降ろした。

つけそばもラーメンと同じ小林製麺さんらしく、隣りの方がそれを美味しそうに食していて、これが太い麺で興味をそそった。

煮干しの香りが比較的強く立つ店内。オーダーした平子煮干しそばのインフォが随所に貼られていて、「厳選した平子煮干しをふんだんに使い魚介エキスをじっくり引き出した力強い一杯に仕上げました」と綴られており、「自信の一杯を是非ご賞味下さい。店主杉原」と締め括られていた。程なく到着。

そのなかなか冴えたヴイジュアルは、かなりのものがありとても美味しそうだった。それではと口にすればこれが煮干しが際立ちながらも、インフォ通りの力強い一杯で、味わい深い逸品の中華そばになっていた。

またスープ自体がかなり熱々となっていて、温度にうるさいラーメン通の方々にも受け入れられそうな熱さだった。こってり加減も程よく具材のメンマやチャーシューも美味しく、小林製麺さんの中太手もみ縮れ麺もいい感じに仕上がっていた。

動物は主に豚骨らしく平子とは真鰯の事だそうで、そこに他の魚介食材も若干利用されていた感じの魚介豚骨であった。麺量は並盛でもやや多めに入っていたが、その旨さゆえに気がつけば完食だった。

アンテナを張り巡らして時代に敏感になりながらも、主体性を持って独自の味で勝負しており、そんな所が感じられてとても良かった。いや、美味し煮干し中華そばだった。

(左フォト) 平子煮干しそば (2010.07.30)


 麺や 小江戸 (こえど)

 住所:東京都新宿区西新宿7-9-15ダイカンプラザ清田ビル1F  TEL03-3360-8070

 定休日:日曜日  営業時間:11:30〜17:00/18:30〜23:00 ※スープ売り切れ次第閉店

 アクセス:JR山手線他新宿駅西口下車。大久保方面へ進み、新宿大ガード西の交差点を渡り更に
       小滝橋通りを直進して一つ目の交差点の左手のY字路を右手に少し進んだ右側にあり。



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