創新麺庵 生粋 本店 東京・池袋西口





曇りがちの天候ながら淡い陽射しが行く秋の街角を照らして、節気は白露をとうに過ぎて秋分もそう先ではなくなって来た、九月長月も後半の休日木曜日だった。

昨日神田某店のラーメンを口にして、風合いこそ違えそのスープの手法が似ていることもあって、こちらの浦安店で口にした焼き秋刀魚が入るラーメンが思い浮かんだ。

そう言えば、何度となく池袋本店の訪問を考えていたが、いまだに実現していなかった。

そんなわけで今回こそ出掛けようとなって、久しぶり池袋駅西口に降り立ち、そこからそう遠くないこちらの店頭へやって来た。

場所はロータリー中央の通りを進んで行き、西口五差路の右奥の程ない路地裏で営業していた。周辺で秋祭りがあるのか、あけぼの商店会と銘が入る提灯がそこかしこにぶら下がっていた。

さっそく入店すると右手に券売機があり、そこでほぼ予定通りの上正油そばを選んだ。

せっかくだしサイドメニューも行くかとなって、炭火チャーシュー飯と添え書きされていた生粋飯のボタンも連打した。

振り返ると開店まもない時間もあってか、まだ先客のいない店内が広がっていた。株式会社オービスが運営するラーメン店で、2003年4月に創業したこちらだ。

もう開業して10年以上経過する店内は、当初からの風情に経年変化が足されて、実に味のある雰囲気を醸していた。

過去に都内で幾つかの支店が営業していたものだ。しかしながら現在ラーメンを提供しているのは、こちらと浦安店のみとなるそう。

地元の本八幡に本社を置く企業だけに、その本八幡にも支店が営業しているものの、居酒屋主体の営業になってしまい現在はラーメンの提供を止めているそう。

傍ではちょうどサンマがオーブンを開けた状態で焼かれており、時折りパチパチと音を立てて香ばしく焼き上げているその姿がよく見えた。

サンマと言えば漢字で秋刀魚だと書くように脂がのる秋が旬であり、そう言えば偶然にも今がいい時季と言えた。

折りしも秋限定で濃厚魚介系と付記された、特製さんま白湯つけ麺が提供されていた。そのつけ麺では溶岩石キューブなる、つけ汁を冷まさない工夫がされているらしかった。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、そんな焼きサンマの香りがふわりと来てやはり実にたまらないもの。

サンマは岩手・大船渡港で水揚げされたものだそうで、そのサンマを塩焼きにして、それをさらにかなり細かくミキシングしているようだ。

それを赤ワインも利用した醤油スープへ投入したものだそうで、ふと見ると大成食品の麺箱が見えそこの麺らしく、そんな麺の風合いがまたかなり良かった。

チャーシューや味玉がまたとても素敵で、炙りチャーシュー飯もボリューム良くて美味しく、気がつけば完食だった。

挨拶して五差路に戻ると、周辺に位置する御嶽神社のノボリがあり、その例大祭がまもなくとりおこなわれるようだった。

そんなお祭りが始まると、関東地方の秋は一気に加速して行く。いや、かなりとんでもなく絶大に素晴らしく、果てなく途方もなく途轍もなく実に良かった。

(左フォト) 店舗遠景/上正油そば/オーブンで焼かれる秋刀魚 (2014.09.18)


 創新麺庵 生粋 池袋本店

 住所:東京都豊島区池袋2-12-1 大晃第二ビル1階  TEL03-5950-2088

 定休日:不定休  ※企業サイトはこちら

 営業時間:平日・土曜11:30〜15:00/18:00〜22:30 ※日曜・祝日11:30〜15:00/17:30〜21:00

 アクセス:JR他池袋駅西口下車。ロータリー中央の通りを進んで行き、西口五差路の右奥の程ない
       路地裏にあり。徒歩およそ5分。



この西口五差路の右奥の路地で営業しているこちらだ。

株式会社オービスが手掛ける2003年4月創業の店。

塩焼きされた秋刀魚が入るラーメンはファンも多い。

大都会池袋を忘れさせて来る風情の良い店内。

ラーメン評論家も多数貼られていたサイン色紙。

炙りチャーシュー飯と付記されていた生粋飯。