薬膳中華 金燦燦 東京・浅草橋





グレートーンの雲が空を覆って北寄りの風が緩やかに街を吹き抜けていた、処暑の時季らしいまさしく初秋のような八月葉月下旬の火曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、小雨したたる夜なりに気温がさらに落ちていた、そんな午後七時過ぎだった。

以前に触れたことがあるかも知れないが、十年以上のずいぶん前に東十条の周辺に薬膳をウリにする中華料理店があった。当時外商営業でクルマを運転して都内を回っていて、お得意さんに開業医をされる方がおられその近くにその店があった。

とても美味しい薬膳ラーメンを提供する中華店だった。たまにお得意さんの先生に呼ばれると、そこにもずいぶん立ち寄ったものだ。

しかしとある時にその店が閉店しており、それきりその店が再開することはなかった。今と違って特に書き控えたものもないだけに店名すら思い出せない。

昨日ラーメンを食べ終えていつものように周辺カフェに入って、そこを出て駅に戻る途中に薬膳中華を冠にする店があった。中華店はこれでもかと、営業している姿をよく街角で目にするが、薬膳を謳う中華店はそう見掛けることはない。

それがこちらで、それだけにもしや東十条にあった店だろうかと言う想いが脳裏に浮かんだ。昨日は店頭でスマホを使ってこちらの情報があるページをお気に入りに入れてそこを後にした。

そして雨がそぼ降る中、昨日も立ったその店頭へやって来た。日が暮れた路地裏に雨も手伝って、人もほとんど歩かない界隈だった。さっそく入店すると2階に案内されて、先客の居ないそんなフロアのテーブル席に促された。

薬膳中華に釣られて入店したことを告げて、薬膳が入るラーメンを求めて来たことをお話しするとサンラータンメンがお奨めとのことで、ちょうどそこら辺が口にしたかったのでそれをお願いした。

1996年に新橋で香港飲茶酒家凡凡として、開業したのがこちらの始まりだそう。その後2003年前後に六本木へ移転して、和洋中華店の和七と書いてカズナと読ませる店をオープンさせたそう。

そして2005年前後に、さらにこの地へ移転して薬膳中華店を始めたそうだ。上海日航ホテル料理長を歴任された方が腕を奮う、火鍋が人気メニューのこちらだそう。

五年ほど前にはフジテレビのFNNスーパーニュースの取材で、女医の西川史子さんが来店して、こちらを紹介して頂いたこともあったらしい。

数年前から始まったどんぶりグランプリ・したまちフードフェスinたいとうなる地元地域活性イベントに毎年参加しているそうで、来て知ったが昨年はなんとこちらがふかひれ丼と言う作品でグランプリを受賞したそうだ。

オーダーした酸辣湯麺をヒントにした丼もので、今年もグランプリを狙っているらしい。休業明けの9月16日から、26日までの間に来れば提供しているそうだ。

料理に使われる薬膳が整理されて標本採集のようにして並べたものを見せて頂いた。そこには効能も記されていた。それを見て驚いていると、さらに中国茶のサンプルも見せてくれた。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、これがなかなかの味わい深い素敵なサンラータンメン。酸味が遥か後方に居て、前方の頭が邪魔で映画が見えないとボヤいているように思えるほどだった。

瀞み具合もしつこくなく、さすが上海日航ホテル元料理長と納得出来る美味しさがたまらないものと言えた。それだけに、気がつけば完食。

東十条にあった薬膳中華店とは、なんの関係もなかったが、こちらもかなり美味しかった。いや、本当にかなり果てなく、絶大にとんでもなく何処までも良かった。

(左フォト) 夜の店頭/酸辣湯麺/どんぶりグランプリ表彰状 (2014.08.27)


 薬膳中華 金燦燦 - kin san san -

 住所:東京都台東区柳橋1-24-7  TEL03-3851-0588  ※公式サイトはこちら

 定休日:日曜日※土祝休日あり  営業時間:11:30~14:00LO/17:30~21:00LO

 アクセス:JR総武線浅草橋駅東口下車。東口前の戸通りの横断歩道を渡って左手に進み程ない
       先のすき家手前の右路地を入る。二つめの十字路を左折して、少し歩いた左側にあり。

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昨日昼に立ち寄った時のスナップフォト。

2階に案内されると、こんなフロアが広がっていた。

こちらのイチオシは、薬膳火鍋コースらしい。

薬膳のことに触れると、標本採集のようなこちらが。

さらに中国茶のサンプルも見せてくれた。

女医の西川史子さんがテレビで来たらしい。