麺屋 賢太郎 東京・高円寺



おぼろげな春の空が遠くの景色を霞ませていた、4月の空が見えそうで見えない、春らしい3月下旬の水曜日。そんな今日も仕事が終わって外に出れば、小雨の予報が出ていた午後8時過ぎだった。

高円寺のまだ訪問していなかったこちらだが、土曜日の昼の部だけ「勝浦式タンタン食洞」と店名を変えて勝浦式タンタンメンを提供しているとして気になる処となって訪れる事にした。

そんなわけでまた高円寺駅で途中下車して、ラーメン横丁からもそんなに離れていない、こちらの店頭へやって来た。

雑居ビル1階の奥まった場所にあるラーメン店で、夜の繁華街の一角だけに何処か怪しげな風情があって、それが何ともラーメン店らしかった。

入口には蘊蓄が入った大きなメニューが在った。奥の入口から入店して、目の前のカウンター席へ腰かけた。オーダーするメニューはある程度決めて来たが何とも決めきれず、悩んだ末に三段仕込み究極魚介スープと案内していた三刀流かさね味わい麺に焼豚小めしもお願いした。

ちなみにその他には純和風ゆず醤油麺と、ぶっつけ塩とんこつ麺なるメニューがあった。落合で盛永軒なるお店を営業していた店主が、2005年4月にオープンさせたこちらのよう。

先客2後続客1。程なく到着。カウンタトップにレンゲが置いてあれば大抵無意識に取るもので、今夜もそのようにして箸も手に取ると、さりげなく店主がこう告げて来た。

「レンゲはすでにラーメンの中に用意してあります。」ここまで3000杯以上ラーメンを食べて来たが、そう言われたのはここが初めてで、恥ずかしいやら何やらで思わずおそるべしと言うしかなかった。

ともあれ気を取り直して行かせて貰えば、粗めの魚粉が前に出た味わい。豚骨鶏ガラの醤油がまろやかなスープに、メンカタな中太平ちぢれの麺が泳いだもの。出だしは何ともだったが、後半から感じるしみじみと来るコクはなかなか良かった。

チャーシューも美味しいもので、サブメニューの焼豚小めしも実に良かった。気がつけば完食。いや、なかなかいい感じだった。

(左フォト) 三刀流かさね味わい麺/焼豚小めし (2011.03.30) 


 麺屋 賢太郎

 住所:東京都杉並区高円寺北3-22-7  TEL080-1012-5970  定休日:月曜日

 営業時間:11:45〜14:00LO/18:00〜翌1:00LO ※土曜日昼は勝浦式タンタン食洞

 アクセス:JR高円寺駅北口下車。ロータリー左手前の高円寺中通商店街へ入り、しばらく進んで
       あるパン屋の場所の右路地を曲がって少し歩いた右側の雑居ビル1階の奥にあり。



  2011.03.30 店頭の立て掛け看板のインフォ。   2011.03.30 雑居ビル1階奥にある店頭。

 


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