麺 KAWAKEI 東京・渋谷 ※閉店





夏鳥さえも無口になってしまいそうな程に、青空を覆う夏雲から多湿な空気が漂って気温が上昇気味だった、6月も既に最終コーナーに入って来た週明けの月曜日であった。

そんな今日も仕事が終わって外に出れば、そんな気候もあってか何時もより遅い午後9時過ぎの夜の渋谷の街角だった。

駅の近場で済ませるしかない状況に、先日こちらへ入店して気になっていたメニューで行こうと気がついて訪問する事にした。

そんなわけで入店すると、比較的若いグループ客で盛況な店内のこちらだった。うまく入口周辺のテーブル席が一卓空いていた。

予定通りそのメニューの並盛中盛同額となっていた白い塩つけ麺をもちろん中盛でオーダー。前払い方式で精算を済ませて到着を待った。

店内にはこのつけめんに関しての蘊蓄が紹介されていて、表皮・胚芽・胚乳全てが入る全粒粉が利用されているインフォがあり、それが何処か蕎麦もメニューに並ぶこちららしかった。程なく到着。

全粒粉とあったので、もっと蕎麦の色に近い麺を想像していたが、やって来た麺はほぼ白かった。逆に麺は蕎麦だったか?と蘊蓄を見直してしまったが、そこには小麦粉を利用している旨が記されていた。

麺を持ち上げて見るとなるほど黒いつぶつぶが見える中太麺に、蕎麦的な所からむしろ本来の全粒粉とは、こちらの方ではなかったかと感じる所となった。

それではと行かせて貰えば、これがなかなかイケてる美味しさのつけめんであった。つけ汁はカツオの一番出汁が利いた感じで、その色は白くなんと牛乳が入っているらしい。

また煎られた白ゴマが多めに入っていて、その風味も利いていて良かった。それにしても白いつけ汁は、牛乳が入っているゆえ白いのは判ったが、それだけではカタがつかない美味さ。

また麺は良く冷えた冷水でさりげなく締められていて、キリリと引き締まった分いつもと違ったシフトを知る所となって、これもまたそんな所が良かった。

盛られた野菜は長野産だそうで、そんな案内にもいわくがありそうだが、そんな事を口にしながら想いを馳せてもまた一興と言えた。

キノコが具としても入っており、そこに田舎風な面持ちがあって、さらに美味しく頂けた。スープ割りをお願いすると、つけ汁にスープを足し入れてくれ、それもまた風情豊かな美味しさであった。

気がつけば完食。いやいや、美味しシコシコ全粒粉牛乳入り魚介風味つけめんだった。


(左フォト) 白い塩つけ麺中盛(汁・麺) (2010.06.28)





今日も穏やかに晴れていた6月前半の木曜日で、今夜も午後9時過ぎの夜の渋谷の街角だった。そんな本日は渋谷駅構内に隣接する、こちらがある事を先日知って今回訪問する事にした。

ガード下宮益坂口寄りに位置するこちらで、中に入って行くと蕎麦にウドンを提供していて、そこにラーメンだけでなく、つけ麺もメニューに並んでいた。

ラーメンもあると知って入ったのだが、つけめんもあった状況だった。ちょうど出来ればつけめんが欲しい気持ちに傾いていて、それならばと味噌つけ麺を百円増しの中盛りでお願いする事にした。

麺量を確認するとそう多くはなさそうだったが、中盛りならそれなりだろうとそうした次第であった。

店内は大都会・渋谷の駅の改札口からそう遠くない場所ながら、どこか個人経営的な雰囲気がそこかしこにあって、それが好きになれた店内の風情だった。直ぐ近くには「むらめん」と表示された麺箱が数箱だけ積まれていた。

むらめん」と言えば茅場町にあった名店「好真味」で利用されていた製麺所で、蕎麦と中華麺を半々ずつ扱う製麺所だけに、そんな蕎麦も中華そばもメニューに並ぶこちらには、ぴったりな感じと言った所だった。程なく到着。

おお、中細ちぢれで柔らか目の麺を、しっかり冷水で引き締めた風情のいいもので、見ただけで喉がなるものだった。

汁はこれまた昔ながらの風情が漂うもので、一つ思った事はこれなら中盛りでなく、大盛にするべきだったと言う事だった。

それならばと行かせて貰えば、これが近年の魚介豚骨何するものぞと言う言葉が、聞こえて来そうな程に全く影響を受けていない従来からあるその味に愛おしくなる程で、都内ではそれこそ懐かしい味わいになっていたものだった。

酸味も適度な感じで、もう気が付けば完食であった。スープ割りも良かった。いやいや、良かった。


(左フォト) 味噌つけ麺中盛/店頭外観 (2010.06.03)


 麺 KAWAKEI (川恵)

 住所:東京都渋谷区渋谷2-24-26渋谷駅渋谷高架下

 TEL03-3400-2623  定休日:日曜日  営業時間:24時間営業

 アクセス:JR渋谷駅宮益坂口下車。原宿寄りJR高架下を潜る大通りの駅側歩道沿いにあり。



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