勝浦式タンタン食洞 東京・高円寺
※本ブランドに変更のため終了







今日も青空から爽やかな陽射しが注いで、昼近くになると20度の気温に手が届きそうなほど春の陽気が続いていた4月上旬週末の土曜日だった。

つい先日訪問した高円寺の賢太郎で、今年の2月から土曜日だけ店名を勝浦式タンタン食洞と看板をすげ替えて勝浦式タンタンメンを提供しているよう。

そんな事もあって会社帰りに本来の営業時間に訪れ、通常提供しているメニューを堪能させて貰い、そのなるほどな美味しさにまたやって来た次第だった。

いつもならば仕事の関係で土日曜日を休みにする事はあまりないが、個人的にしばらくのあいだ春休みと言う事で今回ちょうどいい機会となった。

勝浦式タンタンメンとは、略して勝タンとも呼ばれている千葉県内のご当地ラーメンで、今や内房の竹岡式ラーメンに房総山間部のアリランラーメンと共に名を馳せているラーメンだ。

そんなわけで中央線快速電車に御茶ノ水から乗車して、土曜日と言う事で中野で降りて東西線直通電車に乗り換えて高円寺へまたやって来た。

その雑居ビルの入り口に到着するとこれが驚きで、なんと奥から行列が路地まで伸びていた。ラーメン店に出来る行列と違って、老若男女に子供もいたのでアレ?とも思った。

こうした繁華街の外食店と言えば大抵は居酒屋でお休みだけに、こちらから伸びる行列がそんなに長いのかと思いきやそうで無く、これが「天すけ」と言う名前の天ぷら店の行列だった。

そんな肩透かしを食らいながらも、奥にあるこちらの店頭の前に立てば、店頭メニューが記載された看板の裏側を利用して造られた新しいブランドの看板が据えられていた。

先日近々また来る事を告げていたので、約束通りに来た事を店主に挨拶しながら、目の前のカウンター席に腰を降ろした。

メニューは至ってシンプルながら、勝浦式タンタンメンの他に、トッピングを変えて肉肉タンタンメン・玉卵タンタンメン・菜菜タンタンメンと言うのもあった。

玉卵とはタマランと読む処だろうか?そして少しだけ悩んでから、肉肉タンタンメン大盛と白めしも一緒にお願いする事にした。

目の前には勝タンに関するインフォがあって、江ざわがその元祖として紹介しているだけでなく、昭和29年創業で当初は江ざわ食堂と食堂の二文字が後ろに付いていた事まで紹介されていた。

今回のブランド名の勝浦式タンタン食洞は、そんな食堂の二文字を変換した別の文字を利用している処に、単なるインスパイアーではないこだわりさえ伺わせたものがあった。

寒い海仕事を終えた海女さんや漁師さん等の漁業関係者の為に試行錯誤を重ねて考案されたものだそうで、現在でも勝浦市内で幅広く愛食されている勝浦式タンタンメンとまで案内されていた。

竹岡式の方は都内でも提供しているケースが幾度か見られたが、勝浦式タンタンメンは現在都内でここだけと店主が自負しておられた。

ビル入り口の行列人気天ぷら店の話しになって、何が人気メニューなのかお聞きして見ると、半熟の玉子の天ぷらがとんでもなくいい事を教えて頂いた。

ふとそれがきっかけとなって、そう言えば生卵がトッピングで用意されていたのを思い出して、直前になってそれをお願いして見る事にした。

ちなみにこちらの店主は平成6年に新宿落合で盛永軒なるお店を開業させ、そこで丸10年営業した後で平成16年にここを開業させたそう。程なく到着。

なるほどもう見るからに勝浦式タンタンメン以外の何物でもないそんなビジュアル。タマネギも何処か洗練された風情があって、何ともインスパイアーな一面も感じるもの。

それではと行かせて貰えば、適度に辛いラー油が実に素敵で美味しい。煮干しとカツオの風合いが色濃く出たスープに、たっぷりのラー油が実にここだけ感があった。

挽き肉とそれに絡む刻みタマネギが素晴らしければ、チャーシューもかなり良かった。ラー油はもちろん自家製だそうで、今回の勝タンは中華宮下を意識して完成させたものだそう。麺が無くなった所で白めしを投入。風情のいい魚介感がしみじみとした旨さを造作していた。

ところで胡麻を入れない担々麺と言えば、比較的近くに溶き卵を入れる元祖ニュータンタンメン本舗系のラーメンを提供する某店が昨年末にオープンしている。ここではあまり触れない事にした。

気がつけば完食だった。完全無化調では無いものの、それに近い満足感があって、仕事をきっちりしている感覚が在った。

土曜日の昼を選んだのは、より多くのラーメンフリークの方に愉しんで欲しい為だそう。いや、これはかなりとっても実に美味しかった。

(左フォト) 肉肉タンタンメン大盛+生卵/アップ画像/店内インフォ/店頭外観 (2011.04.02) 


 勝浦式タンタン食洞  ※「麺屋 賢太郎」土曜日昼別ブランド

 住所:東京都杉並区高円寺北3-22-7  TEL080-1012-5970

 営業日:土曜日  営業時間:11:45〜14:00LO

 アクセス:JR高円寺駅北口下車。ロータリー左手前の高円寺中通商店街へ入り、しばらく進んで
       あるパン屋の場所の右路地を曲がって少し歩いた右側の雑居ビル1階の奥にあり。



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