Japanese Soba Noodles 蔦
東京・巣鴨





やや雲が多いものの青空が顔を覗かせて、それが徐々に広がりを見せ陽射しもまた一波乱させそうな感じだったが、北寄りの風がまた季節を秋に傾倒させていたそんな9月下旬の木曜日。

今年初頭の1月26日にオープンしたこちらで、店主は名店めじろ店主の次男である大西祐貴氏と言う方だそう。ちょっと前までめじろ店主の息子さんの店と言えば、神奈川・本鵠沼の麺やBar渦だが、そちらは長男の大西芳実氏のお店らしい。

めじろ関連の話題では、2005年暮れにオープンしためじろ川崎店が昨年9月30日に閉店してしまったが、今年はこちらがオープンした後で2月3日に創業の地・藤沢にめじろを復活させている。

オープン当初から宿題店にしていたが、未だ訪問出来て無かった。ネットで聞こえて来るその変わらない定評の良さに、また思い出して気になるところとなり今日こそと出掛けることにした。

そんなわけで秋葉原に出て快速運転している京浜東北線電車に乗って田端でホームに降り、そこから山手線電車に乗り換えて巣鴨へやって来た。駅から程ない場所にあるこちらで、その駅からのアクセスはめじろ代々木本店よりも良かった。開店まで、まだあと15分あった。

並ぶ場所が決められておりそこで何気なくケータイを触り出して待つことにした。店頭には腰痛の悪化の関係により、今月一杯まで続ける予定だった限定のつけそばが既に終了したことが案内されていた。

するとまもなく後続客が続いて、開店時には5人近い列の先頭の人となっていた。さすが都内激戦区の中で、高い定評を得ているこちらと言えた。暖簾が掛けられて店内に促され、券売機で予定通り味玉煮干そばに、レモンバターソースと付記されているロース飯のボタンを連打。

一番奥に行って腰掛けると、ガラス越しに製麺機が見えた。ラーメンは無化調で麺は自家製麺のこちらで、この流れは七彩の隆盛以降揺るぎないトレンドと言えるだろう。

お兄さんが「渦」なら次男のこちらは「蔦」と、どちらも店名自体は一文字のみ。さて何故に蔦かと思ってお聞きすると、大西家の家紋がこの蔦だそうでなるほどだった。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、魚介の上品な味わいが切ないほど心をくすぐって来る美味しさと言えばよいのか。九十九里産カタクチイワシをメインにした、鯵などの魚貝100パーセントのスープだそう。

自家製麺は国産全粒粉を配合したスープに、馴染み易い細ストレート麺。天然内モンゴルかん水に内モンゴル岩塩と全卵を使用しているそう。

煮干そばのカエシはコクとキレが強い、千葉県産の本醸造生醤油に最低限の調味料を合わせた醤油ダレらしい。水はイオン交換樹脂による軟水だそうで、水にこだわるラーメン店もまた増えており、これもトレンドの一つと言えそう。

隠し味に少量の麦焼酎を使用しているらしい味玉に、低温でじっくり焼き上げた肩ロースのチャーシューと香ばしく焼き上げたバラ肉焼豚がまた実にかなり良かった。レモンバターソースのロース飯も、洋風の味わいが、ラーメン店らしからぬサイドメニューと言えて素敵だった。

ひとときのまったりとした素敵なソースに弾力の高い肉の食感で、フレンチレストランの店内の椅子に瞬間移動してコース料理の一つを舌鼓している錯覚に陥るところだった。気がつけば完食。

その素敵な提供メニューに、思わず店主にご挨拶してから帰途についた。公式サイトによれば、徳島の豆味噌をメインに醤油ダレ等数種類の調味料をブレンドした味噌そばのレギュラー化が近いらしい。

いや、渦のようにめじろ的で無いながら、かなりとんでもなく素敵で美味しい、とっても良かった味玉煮干そばとサイドメニューのロース飯だった。

(左フォト) 味玉煮干そば/ロース飯/店頭外観 (2012.09.27)


 Japanese Soba Noodles 蔦 〜ジャパニーズ ソバ ヌードルズ ツタ〜

 住所:東京都豊島区巣鴨1-14-1  TEL03-3943-1007  ※公式ブログはこちら

 定休日:月曜日  営業時間:平日土曜11:30〜15:00/18:00〜21:00◆日曜祭日11:30〜15:00

 アクセス:JR山手線巣鴨駅南口下車。南口に出て正面ロータリー奥の左路地を入り、まもない右
       路地を曲がって少し歩いた左側にあり。

  

改札を出たら左手の南口に出ればスグ。

店先にさりげなく行燈風の小型電光看板。

綺麗にまとめたでしゃばらない蘊蓄インフォ。