肉そば 中華そば 井関屋
東京・小川町





青空から深緑を煌めかす陽射しが燦々と注いで、そよ風が無ければ盛夏と感じてしまいそうな六月水無月上旬の休日火曜日だった。

勤務先が秋葉原となれば、そこはその界隈のラーメン店を休日に巡りたくなるもの。ネットで調べている内に話題のスポットとなっているマーチエキュート神田万世橋にも立ち寄って見たくなった。

そんな中で一度訪れた2011年9月29日オープンのこちらが、戦略調整があったのか2013年3月1日にリニューアルオープンしていることを知り、どう変わったのか気になるところとなって出掛けることにした。

そんなわけで休日もまた総武線電車に乗って秋葉原に降り立ち、そこから神田小川町にあるこちらへ向かって歩いて行った。

神田川の水面を万世橋の上から眺めていると、高架線上の万世橋駅跡地付近に普段入線しない電車が数車輌停車していることに気がつき、何かの訓練なのか保線区員の方が沢山そこに居た。

その下に昨秋オープンしたマーチエキュート神田万世橋があり、オープンデッキが遥か先まで続いていた。

帰りに入るかとそちらを横目に進んで行き、めん徳二代目つじ田神田御茶ノ水店の神保町寄り50m先で営業しているこちらの店頭へやって来た。

2003年に麹町店が創業した創業しためん徳二代目つじ田の別ブランド店のこちらだ。

本家は20年以上前に高円寺で営業していた「めん徳」を継承した、今や着実に裾野を広げつつある人気ラーメン店で、昨年七月に八重洲東京駅前店、今年の一月に新橋店がオープンしている。

別ブランド店としては2009年4月に味噌の章がオープンしており、最近でも飯田橋に「つじ田 奥の院」なる煮干しらーめん専門店が「大人のゼイタク、オトナ様味」をキャッチコピーにして2014年4月9日から営業を開始している。

店頭は以前と全く変わっておらず、外観は触っていない様子だった。以前と変わらずに店頭右手に券売機があり、そこでこれにするかとなってねぎそばを選んだ。

中に入ると厨房も同じ位置だった。内装はうる覚えだが、変わっているかも知れない。

お店の方から中ほどに促されて、そのカウンター席に腰掛けながらチケットをカウンタトップに置いた。目の前に薀蓄の文章が案内されていた。

それは「古き良き中華そばの美味さを追い求めました。流行に左右されないらーめんのあたりまえの美味しさ」と言う文章で始まっていた。

「インパクトや目新しさではなく誰もが懐かしさとともに思い描く当たり前の中華そばの一杯。」驚きはなくとも本当に美味しいらーめんをお出しさせて頂きます、と言うことらしい。

以前は無料ゆで玉子や、背脂を振ってくれるサービスがあったが、それらは無くなっていた。そして醤油らーめんだけでなく、味噌らーめんもラインナップしていた。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、なるほど適度な生姜感と適度な煮干し感がたまらないもの。以前は魚介風味に醤油の酸味がたった風合いであっただけに、同じあっさり醤油でもかなり変化させていた。

三河屋製麺製の麺も、平打ちの麺から中太ちぢれ気味のもので、この風情がまた実に素敵だった。それだけに、気がつけば完食。

そちらを出た後で先ほど通り過ぎたマーチエキュートへ。その昔は万世橋駅だった場所に昨秋オープンした複合施設で、外食店や雑貨店などが営業しており、高架線上の万世橋駅跡地に立てたのは嬉しかった。

いや、かなりとても絶大に素敵で、果てなくなかなかにとっても良かった。

(左フォト) ねぎそば/マーチエキュート神田万世橋/薀蓄 (2014.06.03)


 肉そば 中華そば 井関屋 (いぜきや)

 住所:東京都千代田区神田小川町1-6-2 古室ビル1階   ※公式サイトはこちら

 TEL03-6206-8756  定休日:不定休  営業時間:平日11:00〜23:00◆土日祝11:00〜21:00

 アクセス:都営地下鉄新宿線小川町駅他A7出口下車。外に出たら左手に歩いてまもない左側に
       あり。秋葉原周辺拉麺MAPはこちら



2013年3月1日から、中華そばの味わいが変わっている。

今春オープンした「つじ田 奥の院」の案内。

ラーメンダレとコショー使いたい放題。

万世橋駅跡地の下に話題スポットが昨秋オープンした。

その昔に在った万世橋駅跡地に立てるようになった。。

その昔の万世橋駅のジオラマが施設内にあった。




一日中降っていた昨日の雨が予報通り綺麗に止んで、日本晴れの天候に気温が上がる事も伝えていたので、ブルゾンを羽織りつつも半袖で出掛けた10月前半の木曜日の午前遅い時間だった。

最近めん徳二代目つじ田の別ブランド店が、またオープンしたとして気になっていた。それがこちらで残念ながら閉店してしまったきなり屋さんの跡地に先月29日から営業を始めたらしい。

そんなわけでまた都営地下鉄新宿線に連日乗車してその店頭へやって来た。店先にはまだオープンしてそう経ってない事もあって、色とりどりの華やかなスタンド式の祝花で賑やかだった。

関連店のつじ田が見える距離で、入口が解放されて店舗右手に券売機があるスタイルに至るまで同じだった。その券売機で中華そばのチケットを買って入店。

チャーシュー御飯のサブメニューもあったが、今日は連食予定だったので自重した。ほぼ満員ながら唯一空いていたカウンター席へ厨房の外におられた方に促されてそこへ腰を降ろした。

背脂を使ってこってり仕様にも出来るインフォがあったが、つじ田姉妹店のバリ男のラーメンがあるだけにそこはあえてこってりの希望は出さなかった。

目の前には無料らしい茹で玉子がカゴに10個近く入っていた。早速1個頂戴して、添えて積まれていた小皿を一つ手前に引いて剥きガラをそこに入れてラーメンの到着を待った。諺に損して得取れとあるが、まさにその実践策と言えた。

辺りを見回すとたまたまかも知れないが50代近いサラリーマンが多く、こってりにして貰う人はいなかった。店主ブログによると、つじ田よりも女性が多く来店されているらしい。

またそれによればチャーシューが好評らしく、生ビールでそれを愉しむ方も来られるそう。程なく到着。デフォルトの中華そばでも充分にチャーシューが入っており嬉しい限りだった。

それではと行かせて貰えば、煮干し1本にまとめた感じの魚介感に酸味のある醤油の味わいが素敵で、三河屋製麺らしい弾力のある平打ち麺がなかなかの面持ちを魅せていた。

中に入る青菜も全体のバランスに合っていて、なにしろ無料で頂ける茹で玉子の風合いがちゃんとしていた。無料だから適当に対応するケースもある中ありがたい美味しさだった。

ギャバンのブラックペッパーがあったので後半になってから入れて見たが、入れなくても美味しいが入れても味わい深く、違いを愉しむ観点で途中投入をお奨めしたい。

厨房の外におられた方にさりげなく井関とは人のお名前ですか?とお聞きすると、私の母の旧姓なんですとご返事が帰って来た。なんとよくお顔を見れば辻田店主その人で、思わずお辞儀して御挨拶した私であった。けっこう痩せておられたので気がつかなかった。

見た目はチャーシューが多いあっさり醤油ラーメンと言う事で喜多方ラーメンに見えたが、ありそうでない新しいスタイルの魚介清湯ラーメンで良かった。気がつけば完食。いや、とんでもなく素晴らしく美味しい、外の日本晴れの天候に相応しい心なごむ中華そばだった。美味し。

(左フォト) 中華そば/無料ゆで玉子/店頭外観 (2011.10.06)