らーめん専門店 いちや 東京・立川



立春を過ぎた事もあってか車窓から遠くに見える街角のビルが、手の届かない物のように春霞の靄に白んで、それに影響受けた青空から柔らかな陽射しが降り注いでいた2月上旬の日曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、予報より少しだけ早い雨が止んだばかりのそんな立川界隈。夜空を見上げれば更に降り出しそうな午後八時過ぎだった。

またラーメンスクエアで行こうと場内へ入れば、6周年記念として趣向を凝らした限定ラーメンを、なんと600円と言う廉価な金額で各店でそれぞれ提供していた。背脂煮干そば晴では過日口にした汁なし晴二郎で、桂花では感謝ラーメンと命名されたもの。桜みちでは特選たまり醤油そばだったり、和っ2では和山(わざん)なるラーメンらしい。

さらに今日だけのイベントとしてラーメンバトル特別編と銘を打って、桜みちと和っ2二店のコラボラーメンも提供していたりして、集客の戦略に余念がなかったラーメンスクエアであった。ともあれ今夜はこちらのつもりだったので、券売機に立って予定通り味噌つけを選んだ。ちなみにこちらの6周年記念ラーメンは昔そばとなっていた。

店内へ入るとまた厨房前のテーブル席に促されて、チケットを手渡すと730円と言う金額ながらなるほど麺量400gの超盛まで同額との事で、迷うと言う概念無くラケットでボールを返すように超盛と返事した私だった。

またカゴが足下にあってハーフコートをそこに収めてから腰を降ろした。振り返ると5人近い大学生のグループ客が入店して来て、少しでも入店で迷っていたら危ない処だった。程なく到着。

見るからに麺の盛りの良い、味噌つけ麺がやって来た。つけ汁が複雑な色を織り成すような風合いで、それにそそらせるものが在った。それではと行かせて貰えば麺は玉子を利用したような中太麺で、汁は辛味が利きながらも味噌が濃厚なもの。その美味しさからいい麺量ながら瞬く間に麺が消えて行った。

スープ割りも不思議にジワンと来るもので、立川駅前のラーメンコンプレックスで、730円支払ってこれだけ満足出来たのが良かった。外に出ると確実にフロアー内は客足を伸ばしており、活況があっていい雰囲気に満ちていたラーメンスクエアだった。いや、良かった。


(左フォト) 味噌つけ超盛(汁・麺) (2011.02.06)


 らーめん専門店 いちや 立川店 ※公式サイトはこちら。※ラーメンスクエア公式サイトはこちら

 住所:東京都立川市柴崎町3-6-29アレアレア2ラーメンスクエア内

 TEL042-522-0777  定休日:年中無休  営業時間:11:00〜24:00(LO23:30)

 アクセス:JR立川駅南口下車。南口空中階段正面アレアレアの左奥にあるアレアレア2の三階
       「ラーメンスクエア」内にあり。






小雨が降っては止んでを繰り返す天気が予測できた、そんな空模様が広がっていた11月中旬休日明けの水曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、まさしくそんな天候だったようで、もうそうした雨も上がって落ち着いているかと思いつつ外に出た。

するとまた降り出していた午後9時近くの立川市内で、やむなくバッグから折り畳みの傘を出して広げてそぞろに歩きだした。

そんな今夜は、やや遅くなってしまい先述の雨も手伝って、またラーメンスクエアにしようとなった。それならば大事に取って置いたこちらで然るべきとなって、その店頭に立った私であった。

ふと見ると「第1回ラーメンバトル優勝!」に、「第2回ラーメンバトル準優勝!」と言うインフォの大きな文字が躍っていた入口だった。

七年前稲毛にある千葉ラーメン劇場がオープンした際、その一期生で入っていたこちらで、その時は訪問してあっさり熟成醤油らーめんを食した。

それから一年程してから、こちらの会員制でない一般店の1号店である、江古田店にも訪問したものだった。その時口にしたのは海老そばであった。

当時ラーメン店としては画期的と言われた、会員制で本店が営業していたこちらで、何を隠そう旧がんこ十八代目だった「らーめん専門店いちや」さんであった。ちなみに現在の新・十八代目は、大阪・難波で営業している。現在日本全国に10店舗以上を展開する「いちや」さんのようで、最近では別ブランドのお店も精力的に展開している感じだった。

そんなわけで券売機に立って何にするかと思ったが、ふと目に止まった熟味たまごと言う味玉が入った、こってり熟成醤油のラーメンで大盛のボタンも連打して中に入った。

ラーメンコンプレックスでよく見かけるこちらだが、その店内は確か千葉ラーメン劇場の時とほぼ同じ雰囲気。トタンを多用したその風情は、思わずおそるべしと唸るしかなかった。程なく到着。

がんこと言えば背脂が入るラーメンで、そのビジュアルに4年ほど前に某行徳がんこで背脂増量の熾烈な掛け引きをした事が、ふとオーバーラップして今ではいい思い出と言うしかなかった。

さて、それではと行かせて貰えば、やはりそちらに通ずるものが在るラーメンで、出汁の摂り方がやはりそんな感じで良かった。

そんな時に思う事は、最近のラーメン店でたまに全然違うケースもたまに見受けられるが、大抵はそんな通ずる処があって、そこにラーメンの愉しみ方と醍醐味がある事を実感してしまう。

中細縮れの王道感もまた然りだったが、こちらのオリジナル性もいい風合いだった。ともあれ全体的な面でも風情よろしく、気がつけば完食であった。いや、良かった。

(左フォト) こってり熟味タマゴ熟成醤油大盛/店舗入口 (2010.11.17)


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