北海道らーめん 一味源
東京・西立川 ※閉店





春の欠片が剥がれては陽射しがそれを再生して、透き通るような青空が白雲を隅の方へ追いやっていた、あと十日もすれば春を迎えるそんな三月も半ばの休日金曜日だった。

平成9年に残念ながら倒産した味源の店舗は、その後ある程度の店舗でのれん会を結成したり、様々な企業が引き継いで店名を残しながらも今日に至って来た。

こちらはそんな味源の立川のオーナーが、頭に数字の一を付けて「いちみげん」と読ませた店名にして平成10年に立ち上げたラーメン店らしい。

以前は立川市内にも支店が存在していたようだが現在はこちらだけだろうか。味源は福生店が大元だったそうだが、そう遠くない場所だけにやはり気になる処だった。

ネットで調べて見ても本家の味源と較べてFCっぽくない雰囲気が全体を通して感じられた。きっとラーメンも更にいいに違いないと思い、出掛ける事にした本日であった。

そんなわけで今日もまた、お茶の水から中央線快速電車に乗車して西東京へ向かった。ちょうど乗った電車が青梅線直通で、タイミングも良くスムーズに西立川駅にやって来た。

今回で三度目の西立川駅だった。北側には広大な国営昭和記念公園が広がっていて、改札を左側に出ればその入口ゲートになっている。園内にはパークトレインが走って移動も便利らしく、自転車の貸出しも行なっているようだった。

今回はそんな昭和公園を横目に、南口前の道路を青梅方面へ向かって進んだ。まもなくすると線路際に早咲きの中木の桜に、蕾が膨らんでいるのが見えた。

周辺は車がやっと通れる程の狭い路地が多く、そんな道路は殆ど車が入って来る事は無かった。しばらく歩いていると、和風建築のここの処見なかった銭湯が在った。

今でこそ自宅に風呂が普通にある現代だが、昭和40年前半までは風呂の無い家庭も多かった。幼い頃やはり風呂が無い家だったので、よく夕方になると家族で出掛けたものだ。

その銭湯の向こう側に回ればこちらで、緑色の竜が何とも独特なイメージを作り上げていた店頭だった。店内へ入って行くと開店まもない時間もあってか先客ゼロ。

壁上のメニューから札幌味噌らーめんに、餃子とライスのランチセットをオーダー。まもなく出来上がる頃チャーシュートッピングの追加をお願いした。

まもなくすると店の前の道は、人通りも車の行き来も少ないもののパラパラと後続客が続いて、その人気に確固たるものがある事が理解出来た。程なく到着。

それではと口にすれば味源の札幌味噌らーめんを、町の人気ラーメン店が作り上げた風情を感じるもの。3週間氷温熟成させた中太ちぢれ麺に、14時間煮込んだ手作りスープだそう。

タレもチャーシューも全て自家製だそう。ワカメがまた良かった。気がつけば完食。じんわりと来て、美味しいものだった。

この後気まぐれに駅の向こう側の広大な国営昭和記念公園に入って、レイクサイドのレストランで食後のカフェを済ませて帰途についた。

チェーン系列店のラーメンも初めは一軒のラーメン店が提供したラーメンが元にあるもので、そんな風な意識が持てるそんなラーメンのような面持ちがあった。いや、なかなか美味しい札幌味噌だった。

(左フォト) チャーシュー札幌味噌らーめん/餃子ランチセット/店舗外観 (2011.03.11)


 北海道らーめん 一味源 (いちみげん)

 住所:東京都昭島市東町4-11-11 TEL042-542-6261

 定休日:無休 営業時間:平日11:00〜翌3:00/土日祭日11:00〜2:00

 アクセス:JR青梅線西立川駅南口下車。外に出たら前の道路を右手へ進んで行き150m程先の
       左路地を入って行く。風呂屋の三光湯を過ぎた先の通りを、横断歩道を渡ってから右手
       に少し歩いた左側にあり。



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