中国料理 宝龍 東京・有楽町





今年の夏はそれにしても暑かったと、やっと言えるようになって来たものの、ともあれ通勤電車の弱冷房はまだ快適に感じる九月後半の日曜日。

そんな今日も仕事が終わって外に出れば、スズムシの鳴き声が何処からともなく聴こえて来そうな気がした涼しさの午後8時過ぎだった。

JR有楽町駅京橋口近くのガード下にあるこちらで、しばらく前から店頭に浅草開化楼の麺箱が山積みされているのを見つけて気になっていた。

その内に行こうと思っていたら九月も後半になってしまい、今夜こそと入店する事にした。

ちなみにJR有楽町駅は、今年で開業してからちょうど百年目を迎えた駅だそう。明治43年(1910年)6月25日、国鉄京浜電車(後の京浜東北線電車)の駅としてスタートしたらしい。

さて到着して店頭を撮影しようと思っていると三人のグループ客の方が入店して行き、テーブルの席は一杯らしく直ぐ出て来て、席が空くのを待つ為店頭に椅子が用意されてそこに三人が腰かけた。

それを見て店頭撮影は帰りにするかとケータイカメラを仕舞い、単独客がグループ客の後ろに着いた事をさりげなくお店の方に伝わるようにしてからそこに立った。

それが上手く伝わったらしく、グループ客にお店の方がひとこと告げてから厨房前の空いていたカウンター席へ促されて、私もその方々に軽く会釈して入店してそこに腰を降ろした。

店頭に浅草開化楼の麺箱が置いてある大衆中華料理店は、特に上野神田界隈では珍しいことでなく、街角で見掛ける同じような中華料理店と何ら変わらない風情で、こちらもまたそのイメージが変わる事はなかった。

さて何を選ぶかと手渡されたメニューリストをみれば、豚肉の一枚肉を揚げて口にし易い大きさに切り上げたものが乗るパイクー麺と、半チャーハンをセットにしたメニューを見つけ、念の為確認するとイメージ通りだったのでそれをお願いした。

それにしても大変に盛況な店内で、それがとても有楽町らしく感じられたものだった。程なくプラスチックの茶碗に入った半チャーハンがやって来た。

これがもう玉子のたっぷりと入った、ふっくら感のあるかなり美味しいチャーハンで塩気も絶妙。

ふと見ると食べるラー油がサービスで用意しているインフォがあったのでお願いして見ると、冷蔵ショーケースからそれを取り出してくた。

さっそくチャーハンに少し多めに入れて口にすれば、肉の旨みが入った感じのラー油で、これがクセになりそうな程美味しいものであった。そんな美味しさに酔いしれている前後にラーメンもやって来た。

見れば判るいわゆるところのパーコー麺で、本来ならスペアリブの部分だったりするが、そこは単に豚を唐揚げのように調理したものとなる。

こちらの場合は豚のロース肉に小麦粉とカレー粉もまぶして揚げている感じのもの。そのパイクーから口にすれば、万世のパーコーとはまた違った趣を有するもので、こちらもなかなか良かった。

麺は中細の柔らかめで、なるほど浅草開化楼と、カウンタで一人唸りながら愉しめる良さ。鶏のうま味が広がる醤油スープは、薄味の中にも強い鶏のコクが味わえるものだった。

それはもう、気がつけば完食であった。さすが人気があるわけで、これは良かった旨かった。

(左フォト) パイクー麺/セット半チャーハン/店頭外観 (2010.09.19)



 中国料理 宝龍 (ほうりゅう)

 住所:東京都千代田区有楽町2-9-16   TEL03-3214-3994

 定休日:無休   営業時間:11:00〜23:50 ※土日祝〜21:30

 アクセス:JR山手線有楽町駅京橋口下車。改札を出たら右手に進み外に出たらすぐ右手へ進んだ
       すぐ右側にあり。



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