らぁめん ほりうち 東京・新宿


新宿駅B16出口から出ると、一番近道になりそう。

小田急ハルク裏手のこの道を進んで行く。

この高野ビルの1階で、営業しているこちらだ。







-------------------------------------------------------------





夜半に木々を強く揺らした強風も既に収まっていて、青空に若干のすじ雲が漂い陽射しが爽やかに注いでいた二月如月半ばの月曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、夜風も穏やかにそよいでいた、そんな午後七時過ぎだった。

一昨日こちらの代継ぎがなされた本家へ、納豆らあめんを目当てに訪れると、なんとその提供が2〜3年前から止めていて驚くしかなかった。

しかしながらつけ麺の方の納豆ざるは以前通りに提供しており、それならばそちらで行くかとなるもので、つけ汁の中に肉もごろごろと入るそんな納豆ざるを愉しんだものだった。

とは言え振り返れば一度開いた扉は、閉まることなく開きっぱなしの現実。そこは納豆入りラーメン食べたいとなるしかなかった。

そしてこちらの定休日である日曜日が過ぎて月曜日の帰り道、先代から技術をしっかり引き継いだこちらは納豆らあめんを変わらずに提供していることに気づいて訪れることにした次第だった。

そんなわけでまたしても仕事帰り新宿で途中下車して、今夜はB16出口の新宿ハルク地下入口脇のエスカレーターを利用して外に出て、そこから程ないこちらの店頭へおよそ一年ぶりにやって来た。

さっそく入店して行くと、こちらもまた揺るぎない新宿西口駅前の人気店だけに、盛況なフロアが待っていた。左手の券売機の前に立つと、変わらぬボタン配置に安堵の息をもらすしかなかった。

予定通りに納豆らあめんを選択。本家でやめていたからではないが、この際だからとなって生玉子のボタンも連打することにした。

振り返るとその傍の空いていたカウンター席に促されて、カウンタトップにチケットを置きながらそこへ腰掛けた。一番奥には、店主の姿が在った。

後続客が続く店内。厨房を見ていると、チャーシューざるが何枚か続いて出ていた。右手の先客が数人帰って行くと、少しだけ閑散とした雰囲気となった。

追加トッピングの生卵が入った所為だろうか、カウンタトップにスープが波々と注がれた、そんなオーダーした納豆らあめんをお店の方が、そっと置かれて程なく到着。

カウンターテーブルに手で下ろそうとすると、お店の方が両手の甲を見せながら、充分注意しながら下ろすよう注意を促してくれた。

確かに少しでも丼が傾げば、テーブルにラーメンのスープがこぼれてしまう状況だけに、そこはゆっくりと下のテーブルに置いてこぼれることなく上手くいった。

そしてあらためて御対面すると、これはかなりのオーラが感じ取れた納豆らあめんと言えた。これはなかなかに、食欲をそそらせるものだった。

それではと行かせて貰えば、もう実に素敵な風情がたまらないもの。肉が一つも入らない納豆らあめんだが、この豊かな満足感は一体何処から来るのか不思議になるくらいだった。

麺を知り、麺にこだわる、と言うことらしい。こちらでは伸びにくい中太多加水麺を、季節など状況に応じて茹で時間を変えて臨んでいるそうで、とことんまでこだわり抜いているようだ。

スープは鶏ガラと豚骨をふんだんに使用したものだそうで、モチモチと来るコシを大事にしながらも、なるほどツルツルとした喉越しにも配慮している麺だった。

もちろんこちらのラーメンの素晴らしさがあっての感動だと思うが、やはり納豆もこの大いなる満足感の一翼を担っていることが伺えた。

さりげなく納豆についてお聞きすると、納豆は特別なものではないそうだが、いつも同じ納豆を仕入れているのだそう。

刻み海苔や生玉子の風合いも素晴らしく、気がつけば完食。それだけに久しぶり、スープを完飲してしまった。それにしても納豆の一粒一粒が、満足感を押し上げていた。

これぞ本家ならぬ、本場の味と言ったところだろう。ふと先代店主が納豆の原料である大豆は、畑の肉ではないかと言っている声が聞こえる気がした。

ちなみにこのキャッチフレーズは、19世紀末のドイツで生まれているらしい。大豆に多く含まれるリジンは、多くの健康効果が認められているようだ。

いや、かなりとんでもなく絶大に素晴らしく、絶え間無く何処までも果てしなく、確実に素敵でとことん実に良かった。

(左フォト) 夜の店頭/納豆らあめん+生玉子/券売機ボタン (2015.02.16)


 らぁめん ほりうち 本店

 住所:東京都新宿区西新宿1-4-7 高野ビル1階  ※公式サイトはこちら

 TEL03-3348-5530  定休日:日曜・祝日  営業時間:平日11:00〜21:00◆土曜11:00〜20:00

 アクセス:新宿駅西口下車。新宿大ガード方面に進み小田急ハルク裏手のサンドラッグ前の路地
       を入り40mほど進んだ右側にあり。新宿駅B16出口またはD2出口から向かうと近い。


やや白む青空から爽やかな春の陽射しが燦々と降り注いでいた、そんな春分まもない三月弥生下旬の休日火曜日だった。

新宿駅周辺で訪問するラーメン店を探している内に、こちらの店名が表出して思わずそういえばとなって訪ねることにした。

こちらの公式サイトによれば、堀内店主がおられた満来は、1961年の昭和36年に東武東上線下赤塚駅周辺の練馬区田柄で創業したのが始まりらしい。

その後中野店、新宿職安通り店を経て、現在の新宿店に至る歴史があるらしい。そんな満来の練馬区田柄時代からの高野創業店主の片腕として働いておられた堀内店主だそう。

新宿の自社ビルを建て替える際に創業店主が引退され、当時東高円寺で営業していた満来二代目店主が自社ビル新店舗完成を契機に本家満来を引き継いでいるようだ。

その自社ビル建て替え時に仮営業していた場所に、創業店主の薦めで2007年8月29日から営業を始めたこちらだそう。

昨年5月29日には新橋駅烏森口周辺に、こちらの新橋店がオープンしている。家族経営のこちらだろうから、御子息か親戚が営業しているところだろうか。

そんなわけでまた新宿駅に降り立ち、春爛漫の周辺のその店頭へやって来た。

高層ビルがそびえ立つ界隈のこちらで、その途中に先述した本家の満来が50mほど奥で営業している。まもなく正午を迎える時間だった。

遠目に向こうには、行列が出来ているのが見えた。こちらの店先には行列は無いものの、何人もの人々が店内に吸い込まれて行くのが見えた。それぞれに常連客が付いていることが判る。

さっそく春風に誘われるようにして入店。入口左手に券売機があり、そこで少し悩んでからチャーシューざるらあめんを選んだ。そして何の気なしに、大盛のボタンを連打。

振り返ると店内に数人が待っていて、フロアに行列が出来ていた。

その最後尾に着いて、先客が帰って行くのを店内で待った。ふと先客が口にしているざるらあめんを見ると、やたら麺量が多いことに気がつかされた。

そう言えば五年前に満来を訪れているが、並盛りでも300gオーバーだったことを思い出した。いや、こちらの場合は350g近くは見た目ありそう。すると大盛は果たして、麺量何グラムなのだろうか。

まぁ副都心の一等地だし、せいぜい450gだろうかと自身をなだめるしかなかった。程なく到着。もう呆然・圧巻・自爆の大盛麺量のチャーシューざるらあめんがやって来た。

いくら倍返しと言う言葉が流行っているからと言って、麺量に委ねることはないだろうと言いたくなるほどの麺量だった。後で店主が教えてくれたが、なんと麺量は600gだそう。

ともあれそれではと行かせて貰えば、もうたまらない美味しさとはこのこと。麺がこれでもかと積まれていれば、つけ汁の中にはこれでもかと肉の塊が入っていた。

丸長系大勝軒のつけ麺に、風情が何処か似ていた感じがあってたまらないもの。とにかく美味しいだけに、これがするすると胃に消えて行き、気がつけば完食。

偶然にも先ほどから目の前に堀内店主がおられたので、こんな麺量ならそんなにオーダーする人はいないでしょうと言うと、毎日かなり出ることを教えてくれた。

おそるべしと言うしか、なかった。いや、かなりとんでもなく絶大に壮大に何処までも途轍もなく、果てなく半端なく素晴らしかった。

(左フォト) チャーシューざるらあめん大盛(汁・麺) (2014.03.25)


小田急ハルク裏手のサンドラッグ前の路地を入って行く。

昨年は新橋店がオープンしたこちらだ。

大盛は爆盛りなので、注意するべし。

外へ出るときは脇からも出られる。

奥へ進めば、高層ビル群がそびえている。

その手前に長年働いておられた満来が営業している。